雨に祟られた2013年の北海道でしたが、2014年の北海道Tourは、平年編みの穏当な気温に助けられ、かなり順調だったと思います。
前半の道東では2日ほど比較的雨っぽかったものの、3日目からは無事青空も時々登場(晴れという程でもない)。5日目が2日前から降水確率80%の大雨確定、迷わず全日輪行移動(&休息日 笑)となった他はほぼ予定通り。
去年から楽しみだった民宿地平線「根釧台地202kmコース」(実測で200km行きませんでしたが)、北海道Tour史上未知の領域\2万7千/泊のチミケップホテル(現地朝食追加でほぼ3万に 笑)に加え、開通後初めて通れた宗谷丘陵の道道や初めての美深トロッコ、そしていよいよ2018年に完成してしまうサンルダム堤体工事等々。コース上に一杯の仕込み大小ネタや現地アドリブで、例年以上の満足感、久しぶりのたっぷり感がありました。あるいは去年の欲求不満のせいかもしれません。
やや残念だったのは、3年振りに開通した道道138遠軽雄武線に狙いを定めていたのに、雨で運休になってしまったのと、ほぼ\3万のチミケップホテルの朝が土砂降り大雨だったこと。2つとも雨の5日目絡みです。
初日〜4日目の津別峠・チミケップ湖、後半の仁宇布〜トマムは、なかなか崩せなくなってきたワンパターンコース。ワンパターンと言えば、中盤のオホーツク山中コースも毎回あまり変わりません。しかし、このコースを止める気がしないのは何故なのか。考えてみたら車が少なく通って楽しい道を繋いでいるからなのと、区間毎の宿が好きだからであり、それなりの必然性があるなら、今後ももうあまり変わらないのかもしれません。
とは言いつつも、宗谷丘陵の道道889に根釧台地の未済経路、5年振りの日本海沿岸の道道106や、毎年行っているように思えた北落合も晴れの景色は気が付けば3年振り。やはりそれなり以上に新鮮な、間違い無く楽しかった2014年の北海道Tourなのでした。
カメラネタも私にとっては大切な北海道Tourの要素です。今年はPENTAX K-5の標準レンズとして大好きだったSIGMA30mm1.4を遂にArt化、更に望遠レンズに50-150mm2.8UEXDCを導入し、10mmから150mm(フルサイズ換算15〜225mm)を全SIGMA化。鮮やかでメリハリが利いていながら繊細なSIGAMAの描写はとても気に入っています。大口径含みながら小型軽量のこのシステム、自転車ツーリングには便利なんですが、どうせ撮るのは風景だし、いっそボディもSD-1mがいいのではないか、とも思います。そして2015年末にPENTAXのフルサイズ機が出ると一体どういうことになってしまうのか…(笑)。
記 2014/8/20・2015/6/21