北海道Tour14#2
2014/8/7 民宿地平線の
根釧台地ベスト202km-2

開陽→(町道北19)武佐→(道道775)東武佐→(農道)俵橋
→(道道994)中春別→(農道)別海温泉→(新酪農道)奥行
→(道道930)上風連
(以上#2-1)
→(道道121・813)奥別寒辺牛→(道道813)西円
(以下#2-3) →(道道928)上風連→(農道・町道)西春別
→(道道957)泉川→(農道・町道)萩野
(以下#2-4) →(道道13・町道)虹別→(道道885)養老牛
→(道道150他)俣落→(町道北19他)開陽台
→(町道北19他)開陽
 195km  RIDE WITH GPS

とりあえず晴れてはくれた RICOH GR GR18.3mm1:2.8 上風連から西円経由で奥別寒辺牛へ 赤は本日の経路

 9:20上風連発。道は上風連から道道121となった。牧草地を別海町から浜中町へ南下するこの道は、道東でというより全北海道中でも大好きで、根釧台地の私的主要幹線だ。今後も何度でも走りたい道であり、民宿地平線ベストコースへの入選も納得だ。
 休憩している間に路面は乾き始めていた。やや明るい陽差しが天気の回復傾向を示している。出発から4時間、西円〜茶内原野の根釧台地ハイライトを前に、大変いい傾向だ。

 上風連の少し南では、道道121と道道813が分岐する。ベストコースも私的幹線も道道813へ向かう方が正規ルート。今日も迷うこと無く道道813で東円朱別へ。

 広々とした台地上の牧草地を、道道813は緩い屈曲と共に西に進んでゆく。浜中町に近づいて緩やかに替わり始めた土地の起伏には、さっきまでの新酪農道沿いに比べてより伸びやかな広がりが感じられる。絶景目白押しの別海町内でも、変化に富んだ風景が心に残る区間だ。

道道121 根釧台地広々 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 西円の道道928の分岐手前から、道道813は長大一直線区間に移行する。小刻みなアップダウンとともに、丘の向こうへ、更にその次の丘の先へと、西南へどこまでもひたすら直線道路が続く。茶内原野という地名とともに、根釧台地全域の印象を代表するほどの強烈な風景だ。ベスト202kmコースとしては、道道928の分岐から先、別寒辺牛湿原の手前まで「適当なところまで」行って帰ってくることになっている。確かその辺りに、知床山脈や雌阿寒岳まで展望が開ける場所があったはず。厚岸海岸部へ続く別寒辺牛湿原は、確かに根釧台地の台地上とは異なる雰囲気が漂う場所ではある。適当なところまでというのはコースの含蓄で、根釧台地の南西端で景色を眺めて帰ってくる趣旨なのだ、きっと。

 

 西円にはJA浜中西円取扱所の小さな建物がある。取扱所とは基本的に牛乳・酪農関係の施設なのかもしれない。ここに小さな売店が併設されている。極端に人口密度が少ないこの道、尚更珍しい商店が、何故よりによってこんな牧草地のど真ん中にあるのか。有り難さや楽しさより不思議な気すらする。そんな有難みで、毎回この道を通るとき、ここで缶コーヒー以上の休憩にすることが多い。今は帰りにもこの道を通る予定なので、その時に立ち寄るとしてまだ先へ。まずは折り返し地点を目指そう。

丘の風景が続く RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 西円〜茶内原野のアップダウンが終わると、道が大きくカーブを描き始める。高知で浜中町立高知小学校の脇を通過。この道沿いの小さな小学校はやはり物珍しく有り難く、水をいただいたこともあった。

牧草地が続く 無人ではあるが基本的に人の営みの中 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 すぐ先の牧草地の真ん中は展望ポイントになっている。いつの間にか知床山脈の裾が、雲の下に少しだけ見え始めていた。

奥別寒辺牛から西円経由で中春別へ 赤は本日の経路

 多分この辺りが想定折り返しポイントだ。ここまで来たら、もうどこで折り返してもいいのだが、一応コースの一番奥とも言える、奥別寒辺牛手前の、糸魚沢方面への道との合流点まで行っておくことにした。

 10:30、奥別寒辺牛着。陽差しが出始めると直射日光やら照り返しやらで妙に蒸し暑い。おにぎりを食べて降り返しとする。

青空がでてきた 待ってました! RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 頭上に垂れ込める低い雲はかなり速いペースで動いていた。そして雲が切れ始め、濃い色の真っ青な空が見え始めた。

空は夏らしくも陽は出たり隠れたり RICOH GR GR18.3mm1:2.8
路上が照り返しで暑くならないのは有り難い でもやはり晴れる方がいいかも RICOH GR GR18.3mm1:2.8
 

 11:00、西円着。件のJA浜中町取扱所に余裕でお昼前に再び着けたので、気をよくして少し立ち寄ることにする。いつもお店にいるお婆さんの代わりに、農協職員らしい青年が店番をしていた。店舗の前にお婆さんの家ではないかといつも想像している民家は寂れた様子も閉ざされた様子も無かったものの、少し心配な出来事だった。立ち寄ってはみたもののさっき奥別寒辺牛でおにぎりを食べたばかりだし、ここでは缶コーヒーの表敬訪問だけとしておくことにした。まだ先が長い。

拡がる牧草地を眺めて進む 晴れさえすれば快適 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

記 2014/11/5

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Last Update 2020/3/20
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