札友内→(国道243)ウランコシ
(以上#4-1)
→(道道588・ふるさと林道上里線)津別峠展望台
(以下#4-3)
→(道道588)津別
(以下#4-4)
→(国道240)本岐→(道道494)チミケップ湖
82km
RIDE WITH GPS
初っぱなの開けた直登区間は、斜度8〜9%ぐらい。取付区間の例に漏れず斜度が急で、やや幅広の道が視覚的にもつらい。
そして登り始めると、想像以上に身体がだるく、すぐ息切れしてしまう。やはり一昨日の疲れはごまかせない。自分で自分を騙すことはできないことも、よく理解できた。
広葉樹林の中に入ると気温はやや低く、斜度が少しだけ緩くなり、身体が楽になる。狭い道幅、森はしっとりやや薄暗く、気持ちも落ち着く。
時々笹の中から甘いような香りが漂ってきて、何だか熊が潜んでいそうで大変にブキミなのも毎回同じ、いや、今日はまだ朝の早い時間だけに、更に熊が出そうに思ってしまう。
しかし朝か昼かに関わらず、津別峠の森で気持ちが落ち着くのは毎回変わらない。
いくつかのつづら折れを経ると、道の斜度に緩急が出始める。
更につづら折れ区間が終わる標高450m辺りから、森が開け始めて道の斜度が全体的に緩くなり始める。森が開けるのは、山腹全体がやや切り立ち始めるからだ。
区間毎の微妙な斜度構成を分析できるのは、登りがしんどいからかもしれない。登り途中でしょっちゅう休み休みしながらそんなことを考える。今日はまだ気温が上がっていないのに、近年中で最大回数休んでいる。今はとにかくこの登りをこなし、チミケップ湖まで辿りつかねば。
つづら折れ区間から山肌トラバース区間に移行すると、峠までもうカーブの残りが数えられる段階だ。
尾根を巻いていかにもそれっぽいだまし峠も、毎年来ていれば峠の光景を覚えているので、ぬか喜びすることは無い。峠手前の100mで斜度が再び急になるのも、毎年の訪問でわかっている。落ち着いて目一杯ギヤとペースを落として、のろのろでも何でも登ってゆくだけだ。終わらない坂は無いのである。5分後は厳しくても、10分後ならもう峠に着くはず。
8:25、津別峠着。次は更に200m、というかここを含めての津別峠というほどのデフォルトオプション、津別峠展望台だ。
少し汗が収まるのを待って、息を整え、峠津別側のふるさと林道へ。
初っぱなから12%以上の激坂が、ここまでの%表示から単に「登り急坂」となった標識とともに続く。やはりもう毎度の事で珍しくもない。こちらもここまでの絶不調を鑑み、インナーローに落として落ち着いて登り始める。
前半の急斜面トラバースから中盤の森林直登区間に渡り、全体の2/3ぐらいの距離で一気に180m登ってしまった後、展望台下手までどういうわけか平坦に近いほどの斜度緩い区間が続く。その間、ついさっき峠まであれほど苦労したのに、途中1度も脚を付くことが無かったのは少し嬉しい。そういえば峠までの登りでは、4サイドなのに普段と同じように、ちょっとセンターで頑張りすぎたかもしれない、と思い出す。そういえば、一昨日の雨の開陽台も、似たような失敗をしている。頑張らないのが私のツーリング中の鉄則ではなかったのか、とも思う。
再び急坂で一気に展望台へ乗り上げる最後の20m、この一登りが毎回かなり厳しい。ここまで足を着けずに行けるかもと思っていても、ここでしんどさを感じるのも毎度の事なので要注意である。途中あんなに中だるみ区間が無い、もう少し平均したまともな区間断面で作ってくれたら良かったのに、と思う。
記 2014/12/30
#4-3へ進む #4-1へ戻る 北海道Tour14 indexへ 北海道Tour indexへ 自転車ツーリングの記録へ Topへ