北海道Tour14#3
2014/8/9 開陽→札友内-4

開陽→(町道北19他)開陽台 (以上#3-1)
→(町道北19他)俣落→(町道・農道)豊原
→(道道831・123)上風連 (以上#3-2)
→(道道813)奥別寒辺 (以上#3-3)
→(道道813)大別→(道道1128他)片無去
→(町道・農道)阿歴内原野→(道道221)塘路
(以下#3-5) →(国道391)五十石(農道・町道・道道13)標茶
→(国道391)磯分内→(農道)弟子屈→(道道717他)札友内

180km  RIDE WITH GPS

国道272から阿歴内原野へ登り返し この辺り丘陵の見晴らしがいい RICOH GR GR18.3mm1:2.8 奥別寒辺牛から太経由で阿歴内原野へ 赤は本日の経路

 奥別寒辺牛から先は別寒辺牛湿原区間へ。ようやくここから根釧台地ベスト202kmの外へ出る。

 足かけ3日間の根釧台地の後だと、根釧台地があまりに広大なので、毎回何となく奥行きの知れない雰囲気が感じられる森の丘も、比較的こぢんまりした距離感で淡々と進める道に感じられてしまう。

別寒辺牛川を渡る 鬱蒼とした茂みだが実はカヌー乗り場がある RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 しかし、途中丘の切れ間に拡がる別寒辺牛湿原は、やはり何とはなしに雄大、重厚とでもいうべき存在感を感じさせてくれた。

道道813から別寒辺牛湿原を見渡す場所 あまり風景が開けない道なので思わず脚が停まる RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 湿原が開けた後は、大別の牧草地まではあと少し。丘陵のアップダウンを経て、丘の植林が牧草地に変わり、眼前に大別の谷間が拡がった。

湿原区間は森だけだったのが牧草地が登場 唐突に大別の外れに到着 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 牧場の間を近道で抜け、12:10、大田で道道14を通過。厚岸と標茶を結ぶ道道14は、根釧台地の外郭線のひとつと言える。その道を越えることは、根釧台地の外側へ出るということだ。あまりすかっと晴れなかった今年の根釧台地だったものの、ちょっと寂しい。毎回こういう気持ちとともに道東から道北へ。そしていつの間にか旅の時間が過ぎてゆくのである。

  太田から塘経由で標茶へ 赤は本日の経路

 太田からは道道1144へ。厚岸から標茶への台地はやや彫りが深く、まともに横断する道ではアップダウンが頻発する。この道道1144は道道なだけあって、台地上の平坦な部分を上手い具合に通り抜けている。何本かある丘陵深入りルートの農道は、過去何回かの訪問で全て通ってしまっていて、この道も農道も楽しい道であることはわかっていた。

今日はおとなしく台地上へ、穏当な地形の道道1144を進む。

 今日もお昼を過ぎてから、何となく眠気に襲われつつあった。

 

 13:15、南片無去「夢紀行」到着。もう10年以上前から牧草地の中にぽつんと喫茶店ギャラリーが2軒、そのうちの1軒だ。以前は確かグリーンウェーブという名前で、ある時点で夢紀行という名に変わったのだが、今回その事実関係を確認できた。店内の営業許可証が「株式会社グリーンウェーブ」名義になっていたのだ。多分団体名はグリーンウェーブで、店の名前だけ変えたのだろう、等と勝手な想像をしながら外の軒下で。少しソフト休憩とする。

 休憩していると一気に眠気が襲ってきた。やはり少し疲れが出ているのかもしれない。

 

 阿歴内原野では、国道272を横断するために一気に谷底へ降りる。この後塘路湖へ向かうには、国道272の向こうでまた登り返し、更に湖岸へ続く低地まですぐ下ってしまう。せめてここに大きな橋があればとも思うが、無いものは仕方が無い。

丘陵の谷間に急降下 地形が動き始める RICOH GR GR18.3mm1:2.8
 

 国道272を横断する少し手前に「おはか→」と手描きで描かれた看板があって、毎回私的名所となっている。最初見たときにはちょっと驚いたこの看板、東阿歴内墓地への標識のようだ。今日のように夏の比較的過ごしやすい日ばかりではなく、冬の凍り付くような寒さの中でもおはかを見守る気持ち、何だか亡くなった親族、地域の人々への親しみと尊敬が感じられる。素敵だなあと思う。

 阿歴内側に渡ると道は一端台地の上へ。どうせ登ってもまたすぐ低地へ下ってしまうこの道、いつも無駄な登りだとは思うが、登り返し後は180°以上の丘陵の展望が開ける道でもある。

登ってすぐ降りる面倒な登り返しだが景色はいいので痛し痒し RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 過去の訪問ではいつも塘路湖側から来る事が多く、この風景に根釧台地の香りを感じていたが、根釧台地側から来るとやはりここはもう別のエリアに属する場所だと思った。

 丘を巻いたら農道は一気に谷底に下り、阿歴内の低地を塘路湖岸へ。

 もう塘路湖だと思っていると湖岸区間は意外に長く、アップダウンもあってなかなか塘路に着かないのが、いつも大変じれったい。

記 2014/11/9

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Last Update 2020/3/20
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