北海道Tour14#6
2014/8/12 西興部→浜頓別-4

西興部→(国道239)下川 (以上#6-1)
→(道道60)上幌内→(道道49)仁宇布 (以上#6-2)
→(道道120)歌登
(以上#6-3)
→(道道120)中頓別→(国道276)浜頓別
173km  RIDE WITH GPS

兵知安側も山深い兵知安峠 RICOH GR GR18.3mm1:2.8 歌登から兵知安峠経由で兵知安へ 赤は本日の経路

 13:35、歌登発。

 中頓別まで30km。中間には今日最後の峠、標高220mの兵知安峠がある。谷の奥まで進んでからぐいっと登って下る、頂点がとんがった行程断面を持つ道だ。

 近くの知駒峠も似たような形で、更に言えばもっと北の道に似たような峠がいくつかある。道北最北部の峠の特徴といえるかもしれない。

 たかだか200m前後の標高から考えられないほど、谷間の森は山深い雰囲気だ。仁宇布〜上徳志別の長い山間区間より余程山深い雰囲気なのが、兵知安峠の大きな特徴だ。

兵知安峠から見下ろす谷間 浅いが山深いのがいかにも道北の峠 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 兵知安峠を越えると、中頓別側は歌登側と同じく谷間へすとんと下り、谷底の森を兵知安へ。

下りも山深い兵知安峠 早く里に出たい(笑) RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 兵知安で谷間が拡がるとともに周囲は牧草地となり、ようやく不気味なほどの山深さからは開放される。

兵知安の牧草地 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 しかしこの道、まだ中頓別まで20km近くもあるのだ。
▼動画30秒 兵知安到着

兵知安峠から中頓別経由浜頓別へ 赤は本日の経路

 牧場と森が断続する広目の谷間は、例によってかなり一方的な緩斜面。今日のように風の条件がそう悪くないときにどんどん下るには都合がいい。

 まだ時間は15時。中頓別のセイコーマートで休んでも、かなり時間には余裕がある。明るい陽差しの中、経済運転でてれてれ流せて大変気分がいい。

 

 15:25、中頓別着。
 浜頓別までもう20km。この分だと1時間で着ける筈、浜頓別到着は驚異の16時台になるだろう。ちょっと距離をセーブしすぎたかもしれないね、などと一人で余裕をかましてみる自分が何とも可笑しい。
 歌登でセイコーマートを出てからまだ2時間弱だが、表敬訪問としてセイコーマートでまたもや休憩しておく。中頓別のセイコーマートには、国道275を行き来する自転車やライダーが立ち寄っているのをよく見かける。私もその一員に加われるのであれば、なんだか嬉しい気がする。

 15:45、中頓別発。

 寿、弥生、下頓別と北上する国道276はかなりの強追い風、僅かな下り基調と合わせ技で、本日の旅程終盤の時間に至って30km/h巡航の絶好調だ。

 先は見えているものの、それだけに急ぐ理由は何も無い。ならば今やるべき事はこの余裕を活かして体力温存の経済走行である。しかし、海岸がどんどん近づいている。いつこの風が追い風に変わるかわからない。

 行けるうちに行ってしまうのが、正しいのかもしれない。となったらもうあまり気にせず行ってしまえ。

 調子に乗っただけあり、浜頓別手前の丘陵部では、たかだか20mぐらいの登りがやっぱり少し堪える。でも、登ってしまえば浜頓別はもうすぐだ。

 それに風に揺れる草原が、そろそろ赤くなってきた陽差しに照らされて鮮やかだ。初めてこの道を通った時には、丘に開ける牧草地の伸びやかな風景に感動したものだった。今は国道275の露骨に国道っぽい佇まいが多少気になる。しかしこれは私の個人的な好みであり、本来この辺りで浜頓別特有の牧草地の風景が目一杯楽しめることに変わりは無い。また丘陵に足を踏み入れてみたら、私の考え方も変わることだろう。

 等と思っているうちに、行く手の森の先におもむろに町外れの建物が、そしてセイコーマートが登場。

 16:25、浜頓別着。明日朝の物資を少し買い込むうちに時間が経ち、トシカの宿着は17時ちょっと前の16:50。

歌登から中頓別経由浜頓別へ 赤は本日の経路
 

 一日中楽しみにしていたこの宿名物のジンギスカンは18時半過ぎから。それでも到着に余裕があるのは大変いいことだ。安心してゆっくり風呂に入れるし、安心して洗濯もできる。一方で、もう少し遠回りして200km台を目指しても良かったなという気もする。まあこういう余裕も早めの到着ならではだろう。とにかく出発も到着も前倒しがツーリングの鉄則なのである。

 他のお客さんの間で不安な噂が流れていたのでまさかとは思っていたが、夕食前の天気予報では、何と見事に明日は朝の内雨。9時頃には雨が上がって昼からは曇り時々晴れに推移するようだ。悪い方に転ばなければいいが。

記 2015/3/5

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Last Update 2020/3/20
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