北海道Tour20秋
12 2020/9/19 帯広空港→八千代町 0 1 2 3 4
|
|
雨で半分ぐらい走れなかった2020年夏の北海道(意外に楽しかったかどうかは別にして)。懲りずに出かけた秋の十勝ツーリングはまさに真逆、絶好調の天気に恵まれました。
もともと以前から、十勝外周部に点在する温泉をつないで4〜5日ぐらいのツーリングを計画してみたいと思っていました。諸般の事情で温泉廻りはもう20年近く、そして今回も実現していませんが、なんとなく十勝には「4〜5日ならまず十勝」という先入観のような印象が、私にはあります。
実際に、前回の十勝訪問だった2015年は天気に恵まれてとても良いツーリングになりました。そこで今回も、
・お彼岸の年間特異日(北海道が特異日かどうかは定かではない)
・更に狙いに狙った
十勝西部縦断道道(あくまで私的呼称です)
で柳の下の泥鰌を狙ってみました。
来てみた結果はご覧の通り。すかっと色濃度の濃い青空、気温自体は爽やかな空気、それなのに陽差しは直射日光だとまだまだ肌にちりちりした感触を感じるほど厳しく、北海道に期待する天気を初日からたっぷり味わえました。
実は晴れていただけじゃなく、雲が速く動いて天気は晴れから曇り、時々雨。けっこう次々に推移していました。それが空間をダイナミックに変化させていたことが、イメージで組んだコースに厚みを与えてくれたかもしれません。
唯一の心残りは4日間も近くにいたのに、八千代育成牧場のレストランを訪れる機会が無かったこと。いやいやいや、帯広八千代YH自慢の十勝牛サーロインステーキを3日間もたっぷり頂くことができて、更に道の駅なかさつないに4日間で2回も立ち寄れて、それは大変欲張りな心残りかもしれません。
セルフお土産はまだ道の駅で売っていたなつぞらキーホルダー(どう考えてもやや高め)。これも2020年の旅ならではの思い出です。
この天気で風景も行く先々で絶好調。GRVにTHETA Z1にK-1改を取っ替え引っ替え、特に2日目3日目には写真が合計約1300枚にも達してしまいました。
今回特筆すべきは
FA Limited
の3本。北海道Tourのレギュラーメンバー15-30・★50(フィルム時代に80-200を十勝で使ったのはほぼ新狩勝峠鉄だけだったので今回70-210は外した)を何とかしてフロントバッグに入れようとする途中、FA Limited3本を秋の頸城や阿武隈で使ったときに思い知らされたその実力を思い出しました。抜け、特に赤の発色が良く、遠景描写時の立体感に優れるという特性をもつ43mmと77mm、その描写に合わせつつ更に繊細な31mm。紅葉の頸城や阿武隈で何度かその実力を見せつけられていて、今回はFA Limited3本と15-30で行ってみました。
現地ではこれが大当たり。実はこのパターンに単焦点のDA★200を加えたり、更にFA77がマクロ100WRと交代したり、過去にも何度かこういうことはやっています。いつも大口径ズームや超高性能大型レンズの力でねじ伏せるような使い方だけじゃなく、キャラの立ったレンズで様々な楽しみ方ができるのが、今のPENTAXの楽しいところだと思います。
記 2020/3/26