北海道Tour20#7-3
2020/8/12(水)浜鬼志別→中川

浜鬼志別→沼川 (以上#7-1)
→豊富
(以上#7-2)
→雄信内
(以下#7-4) →中川
127km  RYDE WITH GPS

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 11:00、豊富発。

北海道Tour20#7 2020/8/12(水)浜鬼志別→中川 北海道天塩郡豊富町豊富大通9丁目 国道40号にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 幌延までは20km弱、基本的に国道40を経由するしか無い。しかし、さあ国道だと腹を据えて走り始めると、交通量は意外な程少ない。山の中をばんばんトンネルで突き進むバイパスのお陰だろう。まあそれでも時々大型車は、轟音とともに通りすぎてゆくのである。

 

 幌延市街の少し南で、道が乾きはじめた。まだ空気中に水滴は漂っていて、雲もかなり低く薄暗いものの、これなら何とか天気予報通りの展開ではある。さすがは鉄道が通る谷間、山間と天気が全く違う。というより、今日は平地と山間で天気が全く違うぐらいに雲が低く、天気が不安定な日なのかもしれない。ならば今日は宗谷本線沿いで正解なのかもしれない、ということがやっと実感できた。考えてみると、毎年雨予報で輪行に切り替えた宗谷本線の車窓が意外に雨が降っていない状態なのがやや恨めしかったが、山間では天気予報通りに雨だったのかもしれない。

 途中、下沼で防風林の外側にサロベツ原野がちらちら見え始めたので、たまらずそちら方面へ脚を向けてみた。

北海道Tour20#7 2020/8/12(水)浜鬼志別→中川 北海道天塩郡幌延町下沼にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 しかし防風林に囲まれた国道40と違って、開けた牧草地一杯に、真面目に吹き飛ばされそうなほど過酷な向かい風がびゅんびゅん吹き荒れていたのであった。まあそんな状態でも、車がいない方が快適である。

北海道Tour20#7 2020/8/12(水)浜鬼志別→中川 北海道天塩郡幌延町下沼にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 牧草地が終わる辺りを見計らって裏道農道から退散、再び国道40へ。

 未だ雲は低く、向かい風の中に時々水滴が混じっては消え、天気が良くなるような様子は無い。

 幌延は天塩川西岸の国道40沿いではなく、天塩川東岸に町がある。しかし国道40から分岐して幌延へ向かう道の大半は国道40バイパスへの連絡道となっていて、今のところ国道40の一部ということになっているのがややこしい。そして元道道の連絡道では相変わらず強風は吹き荒れていた。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 12:10、幌延セイコーマート着。
 豊富でお10時を食べたせいか20kmしか走っていないせいか、お昼になってもまだ腹がそんなに減っていない。それでもこの先もう中川までセイコーマートは無い。ここで立ち寄っておかねば。たとえ差し迫った用事は無くても、セイコーマートへ立ち寄ることは行動中の区切りになっているのだ。
 軽食程度にいろいろ仕入れ、軒下の私的定位置に陣取り、自分の写真で見覚えがある店の前の景色を眺めて小休止とする。雨はほぼ止んで路面も水たまりを残しつつ乾いているものの、空は未だかなり雲が低く辺りは薄暗く、遠景は霧っぽい。強風も相変わらず吹き荒れている。
 見覚えがある風景の表情はかっと強い陽差しに照らされた晴天だった。今日の幌延はかなり表情が違う。今朝までの目論見では、今頃光り輝くサロベツ原野の牧草地から利尻がくっきり浮かぶ日本海沿岸を快走しているはずだったんだけどな、等と思う。
 まだお昼ではあるものの、どうせ夕方晴れても暴風は吹き荒れているだろうし、今日はもう迷うこと無くこのまま中川へ向かってしまおう。今から中川に向かうと、最短で中川まで2時間ぐらいだったか。それならのんびりして15時前後てな所だろう。それなら宿でゆっくりできる。そういうのも50台の癒やし系ツーリングでいいじゃないか。

 

 12:45、幌延発。
 幌延・中川間の私的メインルート、宗谷本線沿いの道道256へ。こちら向きにも逆向きにも何度か通っている、安心できる道だ。しかしもともと強めの風が吹く場合が多い道ではあるものの、今日ほど風が吹き荒れる日は過去の訪問で記憶が無い。いや、私に記憶が無いというだけで、もともと北の大地は過酷なのだ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 とにかく牧草地に吹き荒れる強い向かい風にひたすら耐え、無理の無い負荷で脚を回し続ける。輪行すれば良かったと思ったものの、いや、やはり自転車の解体組立の方が億劫だ。通常よりかなりペースが落ちた行程ではあっても。

 PENTAX K-1 MarkII HD PENTAX-D FA★50mm1:1.4 SDM AW
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 

 路面は幌延に引き続き、ずっとほぼ完全に乾いている。少しづつではあっても、雨は止む方向に進んではいるのだ。しかし、今日晴れるのはやはり夕方からであり、それまでは曇りなのかもしれない。晴れると開放的な風景が続くはずの道も、今日は雲の低さと暗さのためにやや重い表情の風景となっている。勢い思考が自分の中でぐるぐる迷走しがちである。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

記 2020/12/26

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Last Update 2021/3/13
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