次は東戸蔦。既知の一番山裾側ではなく、直行コースの未済経路を行くことにしている。更に下手の中札内から八千代へ向かう道も景色は十分以上にいいことがよくわかっているので、どこを通っても素晴らしい眺めに出会えるだろうと目論んでいたのだ。
札内川を渡って拡がった風景は、これまで通ったことがある下手の平地と上手の山裾の中間らしく、大きな波を伴う地形に十勝の広々とした畑が続く、まさに期待していたとおりの風景だった。
気が付くと、拡がる畑や丘の上に、山々の隙間の谷からまとまって雲がかなり速い速度で動きはじめていて、あっという間に空を半分隠してしまった。そして更に雨がぱらつき、収まった。空は暗く、予断を許さない。
新札内までは登りが続いた。
岩内川を渡って裏道で東戸蔦へ。過去に通ったことが無い細道だ。地図では細道で描かれていても、上札内からのどの道も区画の道なので、最悪でも道が途切れることは無いだろうという安心感はあった。
しかし、やはり東戸蔦川の段丘下りで、路面はダートに変わった。
そして谷間を越える橋とその周辺、大きく向きを変える道の線形が複雑に屈曲し、急に短い登り返しも現れたりして、展開がめまぐるしい。さすが未済経路だけのことはある。
東戸蔦は帯広市なので、いつの間にか中札内村から帯広市に入ったことになる。東戸蔦で見つけた商店の自販機で表敬訪問、いや、条件反射でコーヒーを呑み、15:30、東戸蔦発。
戸蔦別川の谷から台地上へ登って、もう八千代まで1本道になってしまった。
山裾寄りの畑で雨が本降りになりかけてから、また雲が素速く動き、最後に青空が再び現れた。
陽差しがもうすっかり真っ赤になっていて、緑は鮮やかだし色付き始めた広葉樹の葉は赤っぽいし、日高山脈の山影は真っ青だ。
脚を停め停め進んでも、もう宿は本当に近づいてしまっていたのだった。
八千代町の広々とした眺めは、十勝でも出色だとつくづく思う。
16:30、帯広八千代YH着。やはりこの季節の16時半、すっかり肌寒い。行程終了時刻として良い線である。
夕食は最後の十勝牛サーロインステーキ。3日連続、本当に大型ステーキを食べてしまった。
記 2021/2/24
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