北海道Tour20#14-4
2020/9/21(月)八千代町→八千代町

八千代町→元大正 (以上#14-1)
→忠類公親 (以上#14-2)
→浜大樹
(以上#14-3)
→豊似
(以下#14-5) →大樹
(以下#14-6) →上札内
(以下#14-7) →八千代町

143km  RYDE WITH GPS

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 次は浜大樹方面へ。2015年にはこちらに来ていないが、想像していた通り、断崖上の灌木帯先端、陸と空が接するような場所にダートがしばらく続いた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 道幅も路盤もダートの状態も比較的安定していて通りやすい。通りやすい道であることが理由なのか、静かな道には時々普通車がやって来た。海岸には意外にも釣り人が多く、途中の海岸に降りる場所には車が停まっていた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 太平洋岸に出たときより、空に薄雲が大分広がってきて、まだ明るくはあるものの、やはり色彩は曇りの日の彩りだ。2015年の訪問時にはなかなかの晴天だったので、この海岸の晴れの風景に出会えていた。その時の記憶をどうしても今と比べてしまう。簡単に言うと、ややどんより気味だ。一方でまだ11時。今日1日の目的地だと思っていた太平洋岸に目論見より早めに着けているのは、大変に有り難く、昨日の学習効果が活きていると言える。私もなかなか捨てたものではない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 そして意外にも走りやすく取っつきの良いダートに、前回2015年にここまで来ておくんだった、と曇り空の水平線を眺めてつくづく思う。これはこれで、なかなかいい気分だ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 道は一旦内陸側の茂みに向かってから、唐突に舗装道路に合流し、内陸側から再び海岸方面へ。11:25、浜大樹着。

 海岸沿いに張り付くように続く漁村を横目に、更に西側へ。進みながらずっと眺めていた漁村には、生憎飲食店的なお店は無かった。何しろ自販機すら無いのだ。

 漁村の外れで道は再びダートに替わり、海岸線の後半区間へ。いつの間にか再び辺りは日なたっぽく明るくなり始めていた。あともう一声。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
R0010701.JPG 北海道Tour20#14 2020/9/21(月)八千代町→八千代町 北海道広尾郡大樹町浜大樹にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 漁村から西側の区間の大半は、2015年の訪問で訪れているので、今日は2015年に大樹へ向かった1本先の道まで海岸を進んでみることにしている。

 その未済区間先端部では、海岸に降りることができた。更にその先、地形図に載っていてトラックで拾えなかった道は、荒野の先で廃道になっているようだった。そんなところを探索はしない。

R0010703.JPG 北海道Tour20#14 2020/9/21(月)八千代町→八千代町 北海道広尾郡大樹町浜大樹にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 海岸はかなり荒涼とした雰囲気の砂浜だ。凄い量の流木が漂着したまま放置されている。さっき釣り人が多かった同じ海岸が、人が来ないというだけでこういう状態になっているのだ。或いは人はやって来て流木を運び出してはいても、漂着量が多くて追いつかず、こうなってしまうのかもしれない。

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 海岸の次は農道で内陸へ向かう。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 海岸ではであれだけ空は雲に覆われていたのが、海岸の灌木帯を出るとともにどんどん晴れ始めて青空基調となり、辺りは日なたに変わっていた。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 さっきJAXA施設から海岸部に出た時も、灌木帯の手前では晴れだったから、或いは海岸際から海上だけ雲が出ているのかもしれない。

 こうなると、辺りは軽やかな緑色の牧草地や畑が拡がる、開放感たっぷりの明るい十勝の低地である。2015年と同じように、このままあと数kmの大樹町へ向かってみようか、等とも思う。一方でまだ11時台、希望上方修正オプションとしてGPSトラックを組んである、豊似から大樹への内陸裏道へは確実に行けそうだ。

 しかし、同じくGPSトラックを組んではいる、豊似手前の海側の回り道を全部回れる気はしない。今日終着の八千代手前で、畑の風景に足留めを食らうだろうから、その時間も見込んでおくべきだ。予想以上に宿に早めに着いたら、その時は早めに風呂に入ってビールでも呑んでしまえばいい。
 というわけで、しばしオプションコースへ突入、国道336で豊似を目指してゆく。歴舟川、紋別川を渡って広尾町へ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
R0010704.JPG 北海道Tour20#14 2020/9/21(月)八千代町→八千代町 北海道広尾郡大樹町芽武にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 国道336のこの区間をこの向きで通るのは今回が初めてだ。道幅や線形、路側帯、ガードレールなどはいかにも国道っぽいものの、のんびりした雰囲気とともに拡がる牧草地の眺めが感動的だ。反対向きに訪れた2008年も、国道にしちゃのんびりした雰囲気に感心していたことを思い出す。

R0010705.JPG 北海道Tour20#14 2020/9/21(月)八千代町→八千代町 北海道広尾郡広尾町紋別 国道336にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 過去何回か、こちらの回り道経由じゃなくて国道236を焦って通過していたことはあった。もっと早くこちらを訪れていれば良かったと、まやもや思った。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 昔は今より一杯走っていたが、こういう回り道をする余裕を全く見込んでいなかったように思う。というより、コースのボリューム把握が甘いまま、行程を詰め込みすぎていた。そう考えると、過去のペースに比べて段違いに遅い、今のペースもなかなか悪くない。まあこういうのも、哀愁の50台ツーリングの味というやつなのかもしれない。

 12:05、豊似着。何度か通っているはずなのに、幅の広い国道336沿いに町が貼り付く風景が、またもや全く記憶に無い。

記 2021/2/24

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Last Update 2021/3/21
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