北海道Tour20秋#13-7
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中美生から道道62で美生川を渡り、山裾から再び十勝の畑の中へ。
R0010682-Edit1.jpg 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道河西郡芽室町坂の上13線にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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上伏古、広野町を経由し、今朝通った道のやや下手を未済経路主体に八千代へ戻ってゆく。
真っ平らな畑を、南へ緩く高度を上げてゆく町道12線では、途中から道端の電柱が無くなった。
R0010683-Edit1.jpg 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道河西郡芽室町坂の上12線にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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道の高さが周囲の畑とほぼ同じのため、畑と路上空間が一体となり、自分が十勝の拡がりまっただ中にいることが強く感じられた。
遠景の山々が畑の風景中準主役ぐらいの適度な大きさで見えるぐらいに近づいていて、鋭い午後の半逆光の中でやや漠然としたシルエットになり、畑の鮮やかさ、開放感を高めている。
R0010685.JPG 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道河西郡芽室町上伏古12線にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
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1区画どころか、畑の作物が替わったり防風林が近づいて大きさが変わるだけで、しょっちゅう立ち停まってしまう。
ここ数年分ぐらいのネタを発見したかもしれない。
R0010686-Edit1.jpg 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道河西郡芽室町上伏古にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
つくづく、さっきの十勝北部から早めに折り返して良かったと思えた。鹿追や屈足の晴れの風景は2015年にたっぷり見ている。今回は八千代に泊まるんだから、この辺の裏道を目一杯眺めておくべきなのだ。
後でGoogleストリートビューを見返すと、ストリートビューはそれ程印象的な画像でもない。どうやら赤みがかった鋭い陽差しが、風景をかなり鮮やかにしてくれていたようだ。
コースは上伏古で南東へ向きを変え、帯広川を渡り芽室町から帯広市に入り、広野町まで更に南下してゆく。
農家と畑が程良く入れ替わる道端が、大分傾いて赤みが差した陽差しに眩しく照らされ、畑も防風林も緑がますます鮮やかだ。
風は目論見通り追い風基調に変わっていて、ちょっと脚を回しただけでびゅーんと進む。それでも、脚は区画毎に停まって仕方無い。今日は晴れると思っていたものの、終盤でこれ程晴れるとは。
広野町から帯広八千代YHまで1区画平行移動するために、裏道っぽい農道を経由してみた。計画時の空撮確認ではややあやしげだったので現地で行けそうなら行こうと思っていた道だけあり、少し入り込むと道幅はどんどん細くなり、舗装路面は荒れ始めた。しかし、畑まっただ中の細道空間には、やはり区画道路には無い風景との一体感があった。
R0010687-Edit1.jpg 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道帯広市広野町西1線にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
傾いた赤い日差しに照らされ、畑や牧草地の背の低い緑は鮮やかに、黒い土はしっとり。背の高いトウキビ畑の、すっかり長くなった影の中へと道は続いていった。ぽつんと立つ道端の木立も印象的だ。
とぼとぼと一直線の道の正面に、直交する区画縁の防風林が近づく頃、やはり道はダートに変わった。その防風林を横切って再び南東へ曲がった区画道は、朝に通った白樺の農道だった。突然宿間近まで来てしまったように思えた。
夕陽が白樺の森を明るく照らし、またもや風景が鮮やかだ。宿の前なのに、脚を停めて自転車写真を撮ってしまう。
R0010688.JPG 北海道Tour20# 2020/9/20(日)八千代町→八千代町 北海道帯広市八千代町基線 帯広八千代YHにて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
芽室から26〜7kmぐらいで2時間。風景が良いので、この辺では脚がさっぱり進まない。2008年、帯広八千代YHに泊まった時も、中札内から八千代への道でこんなことがあった。さすが帯広八千代YH、どこもかしこも絵になって仕方が無いところに建っている。
16:35、帯広八千代YH着。素晴らしい風景と空間体験、夏の欲求不満が一気に全部消え失せた1日だった。
今日も夕食は美味しい十勝牛ステーキだ。お客さんは私以外がらっとメンバーが替わっていた。道内のお客さんが多いようだ。
夕食後、部屋へ戻って明日のコースを少し確認しておく。今日の北回りと逆方向の、南へ細長い周回コースをどっち廻りにするか考えていなかったのだ。
天気予報は午前中曇り、お昼以降が晴れなので、どっちに良い景色を持ってくるか、という話である。一応悩んではみても、やはり過去の訪問から実績のある山裾側を午後に通る、つまり時計回りに決めてしまうのは、何事も保守的な私の限界かもしれない。
記 2021/2/23
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