2019年夏の北海道Tourです。
最近毎年の傾向で天気にやられまくり、今年も全休日が3日、半休日1日。毎年過去一番走らなかったかもしれない、などと思うようになって久しく、今年も走行距離はもはや800km程度。10年ちょっと前には12日間ぐらいで2000kmを超えていたことが他人事のようです。
しかし言い訳もあります。近年毎年やって来る台風、今年は初っぱなから3連続で襲来し、3日目まで毎日雨か嵐だった時にはどうしようかと思いました。最終日も台風をやり過ごして丸々運休、2日目の民宿地平線とともに籠城の1日となりました。
実際には現地で籠城をけっこう楽しんでしまえるのは、それぞれの地の懐の深さであり、その地に来れることを感謝して旅の時間を味わうべきなのだと、ここ数年の雨天運休で思うようになっています。
コースは例によって例の如くの道東→オホーツク内陸→道北→美瑛。前半は前述のように根釧台地が手薄になったものの微雨の開陽台、濃霧の津別峠、曇り空のチミケップ湖に訪れることができました。
一方後半の道北は、台風打ち切りにはなったもののなかなか好ましい展開でした。訪問5回目にして初めて眺めた知駒峠の利尻富士とサロベツ原野、晴れの豊富町営大規模牧草地に宗谷丘陵、仁宇布の朝。そして過去最高級の好天時に、自転車初訪問できたサンル大橋など、印象的な進行が続きました。
結局、晴れの日の印象だけで10日間全体の印象が決まってしまうのも毎度の事。総合的な評価ができないのは、私の学習能力を考えると仕方無いことかもしれません。
今年の新機材は360°カメラのTHETA Z1。2年間使ったTHETA Vは、私の旅の中に360°画像を使い処や取扱上の注意(落とさないこと、濡らさないこと 笑)も含めて定着させてしまいました。
THETA Vの爽やかな切れの良い描写は、Webで使う分には全く不足の無いものでしたが、上級機種のTHETA Z1はGR系の印象が強いやや重厚気味のしっかりした描写で、更に360°画像のリアリティが増したと思います。スマホ連携のGPS記録も大分安定し、外観のカメラ的雰囲気が増して、GR3とともに私の旅に無くてはならないものになっています。
この他メインカメラは五島列島に引き続き、5年間登板したGR2からGR3に替わりました。サブ系統のK-1 Mark2も15-30、31Lim、★50、★70-200と鉄板ラインナップではありますが、重量6kg弱もそのまま継続。2020年には★70-200が70-210に替わり、やっと、遂に1kg以上軽量化されるのだと思います。
記 2020/3/12