北海道Tour19#3
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計根別で道道13を越え、更に大成へ。
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町大成にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
道道13を越える辺りで雨は一旦弱まったものの、更に南下すると再び、いや、相変わらず降り続けた。浸透舗装材の関係か、この辺の路面は何故か遠目に乾いたような色に見え、やっと雨が止んでくれるかと期待させられる。近づいてみると路面はしっかり濡れていて、雨は止んでなどいないのだった。
もう山裾から大分南下しているので、そろそろ空の雰囲気は変わってもいいはずだ。過去の202kmコース訪問でもそうだった。
GPSの予定トラックはまだまだだいぶ先まで南下し、道道362との交差で一旦東へクランクして、更に南下して根釧台地202kmコースに合流することになっている。202kmコースに乗って、南下から北上へと折り返す区間が、今日のコースのボリュームを稼ぐ部分である。また、過去の202kmコース訪問時に、本来のコースよりやや大きめの経路を回ってしまっていたことが最近判明したため、202kmコースで道道13まで北上する区間は数少ない根釧台地での未済経路でもある。
しかしその道道362クランクに辿りついてみると、これから進む東側と南側の空がかなり暗くて濃い灰色になっていた。明らかにこれから本降りになることがわかった。それでもまだ1日中曇りの降水確率0%を信じて、降っても大した雨じゃあないだろうと思ってトラック通り東に進んでみると、200mぐらい行かないうちに突然大雨が降り始めた。空模様を見たとおりに順当な展開ではある。
ここが大雨範囲の境界なのだ。とりあえずこの大雨はたまらん。今日はもうここで折り返しにしよう。
折り返した途端、雨は止みそうに弱まってくれた。しかしその後西へ進む間に東と南の雨雲はこちらへ向かって攻めてきたようで、けっこうな本降りで雨が降り始めたのだった。
民家が続き始めた。道端の建物には見覚えがあった。確か1990年に訪問したときに、何の気なしに撮った写真に写っていた西春別小中学校の校舎だった。
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町西春別宮園町にて 国道243 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA |
雨が強いので、自販機がある商店の深めの軒を借りて雨宿りとする。まだ10:50。行って戻っての大回りを中断しているため、時間的には余裕がある。とりあえずどこか飲食店があったはずだ。地元の方に飲食店の場所を伺うと、この先4kmぐらいのところに飲食店があるとのこと。え、西春別って意外に大きい街の筈だぞ。
何だか話の辻褄が合わない。私はここを西春別だと思っていたのだが、地図をよく見ると道の形が違う。何より、目の前の道の雰囲気にあまり記憶が無い。地図でよくよく眺めると、道の形と方向からして西春別のもう少し南、西春別宮園町が何だかそれっぽい。
屋根の下で一息付いて、何か温かい物が食べられるかもしれないと思っていたのに、ここじゃ何も食べられないのだった。とはいえ、まだお昼じゃあないしそれほど深刻に腹が減っているわけじゃない。クロワッサンだって4つも持っている。雨宿りしている軒下には自販機があるから、とりあえず冷暖問わず飲み物には困らない。事態が目論見と違う、それだけの話なのだった。
何か食事ができる店に拘って国道243で西春別に向かうか、それともこのまま泉川を目指すか。という2拓も真剣に考えていたわけじゃなくて、本降りの国道243に大型の牛乳タンクローリーや普通乗用車が通り過ぎるのを眺めつつ、当面は何となく手持ち無沙汰な時間が過ぎてゆくだけだった。
思い出してスマホ天気予報を見直すと、1日中曇りだったはずの天気予報が、何と1日中雨に変わっていた。えっ、という驚きよりむしろ、なるほど実態と合ってるね、という方が気持ちとしては近い。ついでに弟子屈も見ると、9時までは雨だが12時以降は曇り。ならばもう下ってしまえ。
記 2019/10/30
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