北海道Tour19夏#0
黒い三連星

赤は今回のの経路
釧路空港到着 自転車組み立て完了 天気はやや問題あり… RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 5月に10泊ツーリングしてしまうと、旅というものに何となく満足してしまい、7月中旬になっても北海道Tourに行くという現実感は無かった。しかし、全体として準備は順調に進んだ。まあ、行く場所も日程も毎年同じだしね。
 五島列島が2号車だったから、今回は1号車だ。昔は1ヶ月前から登板予定車に4サイド用キャリアを取り付け自転車通勤で慣らし運転などしていたが、今はもう諸般の事情で自転車通勤はしなくなっているし、今回キャリア取付も2週間前を切ってからとなった。それでも事前に2回、1号車をツーリングに登板させて調子をみて、やや焦ってTAシクロツーリストのフロントトリプル、IRD7速フリー、10速チェーン(何故10速が必要かはいずれ)を丸ごと交換し、万善を期しておく。

 出発前の週の土曜は、例によって実家の都内某所へ、殆ど荷積みを済ませた自転車の回送である。
 13:50、自宅発。これも例によってほとんど幹線道路というものを通らない、ワタクシ自信の都内裏道横断コースVer.1.3だ。

 最高気温35℃対策で、途中昼食に丸亀商店、更に荻窪でローソン、もう1箇所に立寄り、冬に2時間のコースをのんびりゆっくり3時間。

 汗がすぐ飛ぶほどの熱風にやや危険を感じつつも、15時を過ぎると陽差しが傾いて風が大分涼しく感じられるようになった。

 更に青山から赤坂に降りた辺りから、明らかに風が涼しくなった。

 夏だけじゃなくて冬も、この辺で何だか風が変わるような印象がある。多分海の風か何かだろうと思っている。ヒートアイランド現象でセミすら夜泣きする東京であっても、まだまだこういう地形の影響は大きいのかもしれない、と思いたくもなるよな。それ程東京は夜も暑い。

 16:45、都内某所の実家着。大分ゆっくりペースに抑えたつもりだったが、実は去年とほぼ同じペースだった。これも同じ自分が同じようにやっているのだから変わらないのである。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 さすがに暑さで疲れてはいたようで、21時には眠くなってきた。そしてこの日の天気予報に、既にその動向が取り沙汰されていた台風8号に加え、台風9号が登場。更にその後、出発2日前の6日には、台風10号が発生した。どの台風も日本列島上空の高気圧を反時計回りに回り込み、高気圧の動行次第では北海道を直撃しそうだ。
 夏だろうが秋だろうが、私が北海道へ行くときに台風が発生すること、そのこと自体はいつもの展開過ぎて、もう珍しいとも思わない。しかし今回は3つ、トリプルだ。ジェットストリームアタックだ。フロントトリプルなんて換えるんじゃなかった、と思った。
 まあしかし、今のところはとにかく全力で北海道に渡り、できることをアドリブでやるだけなのである。いつものように。

   RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 さて翌週木曜日の8日朝、4:25、実家からタクシーで羽田空港へ。当社比1泊分ぐらい料金はかかるものの、北海道Tour中毎年最大の難所と安心感を手に入れられることに換えられるメリットは大変大きい。これが50台の旅というものだ。
 お陰で羽田空港第2ターミナルの荷物預かりカウンターでは、遂に列の1番目をGetすることができた。1番だろうが2番だろうが別に拘るような事柄じゃなくて、落ちついて確実に遂行できればいいことではある。しかし、今までこれを早く済ますために、初日はいろいろな手段を使い、その手段における一番早い時間を追求してきたのだ。結局は黙って年貢を納めれば、スムーズに楽ができる、というのが50台の結論である。世の中そういう風にできているのだ。

北海道Tour19夏#0 2019/8/8(木)羽田空港 東京都大田区羽田空港 出発ロビーにて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 まだ食堂も売店もやっていないし、早朝のネタにあまり期待もしていないので、早々に検査を済ませて搭乗口で待機することにする。出発は55番搭乗口の先端だった。ちょうど朝陽がガラス張りの待合室を明るく照らし始めていた。

北海道Tour19夏#0 2019/8/8(木)羽田空港 東京都大田区羽田空港 搭乗待合室55番ゲート前にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
 
 

 7:45釧路便出発までの2時間の間に、まず6:55発のエアドゥ旭川便の乗客が集まり始め、かなり程良い時間感覚で出発していった。そうか、この時間だと6時台発でも余裕で乗れちゃうのか。まあ今日は関係無いけどね。しかし、わずか1ヶ月半後にこの旭川便のお世話になる日が来るとは、まだこの時は思っていなかった。思っていなかったことは確かなのだが、もはや既定の展開でもある。
 その後30分位の居眠りが2回、起きる度ごとに空弁を2回。いろいろ空弁はあっても、結局一番オイシくて落ち着くのは\1000位のマコトか\660の崎陽軒横浜チャーハンだ。

 という具合に出発は順調で、旅程は前途洋々であるように思えた。しかし、機内アナウンスによると釧路の天気は曇り。更に釧路空港に着くと、飛行機の窓に雨粒が付き始めた。ちょうど雨が降り始めたところだった。やはり来たな。まあこれも近年毎度の事、今更驚くような話でもない。

記 2019/9/18

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Last Update 2020/2/8
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