北海道Tour19#9
2019/8/16(金)仁宇布→名寄-5

ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

仁宇布→松山峠 (以上#9-1)
→幌内越峠 (以上#9-2)
→サンル大橋 (以上#9-3)
→名寄 (以上#9-4)  64km  RYDE WITH GPS

→大村(輪行)


 10:59、名寄発。330PSエンジン換装済とはいえ、やはりキハ40は遅い。各駅出発時の加速、塩狩峠の登り、何かと走りが重たい。まるで自分の走りのようで、同情したくなる。明日はもう1日運休。全行程が終了してしまったので、自分の走りなどもはや他人事なのだ。

 
北海道Tour19#9 2019/8/16(金)仁宇布→名寄 北海道旭川市 旭川駅 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 12:48、旭川着。空は完全に曇っているものの、劇的に薄暗いというわけではない。ただ、風は吹き始めていて不穏なムードが漂っているようにも思われる。
 次の富良野線まで1時間。お昼時なので、町中へ行ってもどこも混んでいるだろう。往復10分ずつとして、食べ始めるまで20分、食べるのに20分もかからないけど、かなりかつかつだ。1時間なんて意外に潰しが利かないね。
 というわけで、こういう時は駅蕎麦を食べるチャンスだ。訪問何回か目でやっと食べることができた江丹別蕎麦、流石の江丹別で期待通りにオイシイ。駅蕎麦屋では駅弁も売っていた。昔ながらのメンツが懐かしく、往年の夜行列車を思い出しつつ駅弁を食べても良かったな等と思う。まあ又の機会に。余った時間でイオンでお土産を送り、ホームに戻って富良野線へ。

 13:46、旭川発。富良野線の普通列車はキハ150。エンジン出力は450PS、キハ40とは見違えるように軽い軽い。ちなみに大雪のキハ183は460PS、宗谷、サロベツのキハ261は920PSだ。
 14:18、美瑛着。美瑛も旭川と同じく曇り始めていて、風が吹き始めているものの、まあまあ比較的普通な雰囲気である。農業祭りの準備は進んでいるものの、タクシー乗り場は移動されていない。上手い具合にちょうどやってきたプリウスに輪行状態の自転車を載せ、YHへ。ついでにこの段階で、明後日早朝旭川空港までのタクシー予約もお願いしておく。
 明日はもう1日、YHで台風籠城だ。毎年食事が楽しみだった美瑛ポテトの丘YHは、今年から何と食事を提供しなくなった。このため、美瑛ポテトの丘に併設されているレストランに、夕食と朝食を予約してある。しかし明日の朝食だけは仕入れておく必要がある。このため市街北側のセイコーマートに大回りで寄ってもらう。

 美瑛ポテトの丘YHには14:50過ぎに到着。

北海道Tour19#9 2019/8/16(金)仁宇布→名寄 北海道上川郡美瑛町大村 美瑛ポテトの丘YH到着 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 輪行袋を倉庫に入れさせていただき、15時ちょうどにチェックイン。この段階で未だに雨は降っていない。空は曇っているものの何となく青い色すら伺えるし、辺りは意外に明るい。しかし風は次第に、そして決定的に強くなりはじめていた。この風の中旭川盆地を走って、楽しいかと言えば楽しくはないだろう、と思えるぐらいに強い。道道49・60の素晴らしい印象と共に名寄で行程を終了して良かった、と確信できる。うん。
 明日は雨と嵐なんだろうな。

 夕食はYHの奥に建つレストラン「ブランルージュ」。

北海道Tour19#9 2019/8/16(金)仁宇布→名寄 北海道上川郡美瑛町大村 美瑛ポテトの丘 レストランブランルージュ #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 鶏のキャベツ煮、ビーフシチューの2択メニューである。今晩のところはビーフシチューをいただいておく。YHの夕食を担当しているというレストランとの通り、ご飯共に大変美味しくボリュームたっぷり、十二分に満足できた。

 

 反面、YHはお客さんも少なくひっそりとしていた。今回予約時にオーナーから伺った話では、美瑛の観光客自体は減ってはいないのに、美瑛に宿泊する観光客が激減し、宿が打撃を受けているとのこと。美瑛と言えば、宿泊施設を予約するのに毎回一苦労していたのに、にわかに信じ難かったこの話。実際に訪れると納得できた。同じ連泊でも、最終日の行程で慌ただしかった昨年はあまり意識していなかったものの、確かに昨年、既にお客さんが減りつつあったかもしれない。
 2019年夏の、ややショックな出来事だった。

記 2020/1/19

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Last Update 2020/2/24
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