北海道Tour19#3
2019/8/10(土)開陽→札友内-4

開陽→開陽台 (以上#3-1)
→計根別 (以上#3-2)
→宮園町
(以上#3-3)
→札友内  101km  RYDE WITH GPS

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 11:15、雨が弱まってきたので、もう出発することにした。雨が止むまで待っても仕方無い、どうせどこかで降るのだ。

 この先どっちへ向かうか決めていない。こういうとき私は国道じゃない方向へ行ってしまうのだった。まあ、まだそれほど空腹感は逼迫していたわけじゃないし、何か食べるとこの先弟子屈のセイコーマートで何か食べることができない。いや、食べてもいいんだが。結局は国道243に魅力が無く、泉川への農道が何となく誘っているような気がしていたのかもしれない。国道243へ向かったら、3km先の西春別だけじゃなくて、この先虹別まで20km近くずっと国道243を走ることになる。寄り道してもいいんだが、多分そんなことはしない。天気もこれだけ雲が低いと、国道243と泉川方面では多分変わらない気がしていた。ならば泉川経由の方がずっと好ましい。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 西春別の西側からそのまま202kmコースの西端へ合流。やっと見知った202kmコースである。今までこの辺の風景を西春別の近くだと思っていた。しかし、実は考えていたほど西春別の近くじゃなかったこともわかった。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 西春別から先、202kmコースは根釧台地外れの地形の彫りを横断してゆく。次々現れるアップダウンが記憶ほどかったるくないのは、今日はほとんど走れていないからだろう。

 
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 道道830の泉川からは、弟子屈方面へ向かう北上区間が始まる。片側が低い土手のようになっていてカラマツが続き、反対側は牧草地となっているこの道、本来の202kmコースではあっても、初めて通る道である。実は過去に202kmコースを訪れた時、いつも1本外側の、根釧台地外周となる道を通っていたことに最近気が付いた。そのため、この道を含めて昨日通ろうと思っていたのだ。何となく複雑な経緯で通ることができている道であり、初めてだけあってこの辺でこういう風景と空間感覚をあまり見たことが無い。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 後半では台地上に乗り上げたためか、低い土手はなくなって、この辺り本来の開放感が感じられるようになった。確かにここは初めて通る道だ。風景としてはどっちも少しづつ違っていて、どちらもいい。今までこちらを通っていなかったことを後悔するようなことは無いものの、決して通って損したなどということも無い。間違いなく言えるのは、やはり開放感が身上の根釧台地、晴れの日にのんびり通ってみたい道だ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 道は根釧台地の縁に向かって次第にどんどん高度を上げ、200m手前で一昨日通った道道13に合流。道道13でも根釧台地の縁を北へ向かって辿る間に更に少しづつ高度を上げ、最高地点のスノーシェッドへ。この間ずっと雨は降り続いていた。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道野付郡別海町泉川にて 道道13 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 虹別に下りきる手前で、一昨日通ろうかと思っていた萩野2号線を西へ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 ピーク部分でやっと、そして急に雨が止んだ。止んだどころか、急に雲の中に何となく明るさを感じる程、雨っぽさは消え失せてしまった。ここで天気が変わるのかと思ったものの、路面は概ね乾き始めてはいてもまだしっかり濡れている部分が多い。やはりここでも、ついさっきまで雨は降っていたのだ。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道川上郡標茶町萩野にて 道道 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 13:00、国道243に合流。以前はここの丘で根釧台地を振り返るのを楽しみにしていた。今は国道243の交通量の方が気になってしまい、長居する気にはならない。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道川上郡標茶町虹別にて 国道243 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 ただ、開放感と共に望む根釧台地、弟子屈方面の風景は相変わらず好ましく、ちょっとだけ後ろを振り向いて、雨ばかりだった今年の根釧台地訪問を省みてみた。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道川上郡標茶町萩野にて 国道243 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 下りの勢いでしばし経済走行。標茶・弟子屈町界を越えて周囲に小山が迫り、坂が何となく始まったと思ったら、もう行く手に見覚えある電波塔が登場。あっけなくピーク部分を通過してしまった。

 最初に来たときは21歳。今よりずっと体力があったはずなのに、何だか苦しんだ記憶がある。まああの頃はアウタートップ駆動から坂に入っていきなりインナーローに入れ換えていたからかもしれない。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道川上郡弟子屈町仁田にて 国道243 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 今日はピークで立ち止まる必要も無く、そのまま仁田スノーシェルターを抜け、仁田への農免農道へ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 弟子屈側でも雨はもう降っていない。乾いた路上にぺたっと座り込んで雨具を脱ぎ、きちんと畳んで減容収納。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 仁田から農免農道を経由して一気に弟子屈市街の脇へ。いつものパターンである。

 

 14:00、弟子屈セイコーマート着。やっと昼食だ。もう顔なじみの店員さんが、今年も私を覚えてくれていたのが大変嬉しい。
 鱒やのチェックイン時刻まであと1時間。ここまで雨宿りやらだらだらペースやらでかなり時間を掛けて辿りつき、やっとのことで昼食である。店の軒下で、仕入れたものをむしゃむしゃ食べていると、身体が落ちつくとともに、気温がかなり下がっていることに気が付いた。
 今回新しく買ったモンベルのフリースを、初めて羽織ってみる。なかなか暖かいだけじゃなく、ふわっと安心感があるのが嬉しい。20年物の春秋フリースをやっと置き換えてくれそうだ。難点は畳んだ状態でやや嵩張ること。ファスナー付ジップロック作戦で何とかクリアできないか、と思ってはいる(結局ダメだった)。

 弟子屈から先は道道717、美羅尾経由のいつものパターン。美羅尾でも雲はますます重く低く、辺りは薄暗いままだ。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 15:05、札友内「鱒や」着。肌寒い外から宿に入り、お風呂に入ってやっと身体がほどける気がした。

 

 明日の天気予報は津別町から西が全て曇後昼から晴れ、降水確率0%。津別辺りから晴れ始め、青空のチミケップ湖に出会える可能性がある。そうなってくれると嬉しい。少しでも可能性があれば、とにかくその時に向けて、着々と事と脚を進める必要がある。
 問題はその翌日。内陸の山間方面が何だか雨っぽいのだ。明日の午後に天気予報を確認して、その時の状況で明後日の予定を決める必要がある。輪行なら、一昨年のこの区間と同じように、朝の列車を逃してはいけない。
 一方、ネット情報では某Tさんが取材のため、すぐ近くの屈斜路湖でキャンプ中とのこと。鱒や近いんだから顔ぐらい出してくれてもいいのに。などとは思うものの、Tさんにとってはばりばりお仕事中だし、私だってすぐ近くの屈斜路湖まで往復する気にはならない。1年1回しか来ない身には、屈斜路湖まで近いように感じられても、やはり実際にはなかなか面倒な距離なのかもしれない。

記 2019/10/30

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Last Update 2020/2/16
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