5時。ファームイントントの食堂から見えるプライベート牧草地には明るい霧が真っ白に輝き、その上に青空が見え始めていた。大変いい感じである。去年、下川・仁宇布間の道道49・60は往路にタクシー輪行を余儀なくされ、復路、さらに今年の往路も雨天運休だった。変に因縁ができつつあるこの道道49・60に、今日は全く問題無く向かうことができる。
テラスで写真を撮り、屋内へ戻ってレンズを片付けると、明らかにさっきより陽差し範囲が増えている。再び写真を撮り直し、その後はもう切りがないので止めた。
やはりここ仁宇布、晴れると果てしなくいい景色だ。そう感謝できるのも、雨の日があるからこそだ。
6時から朝食を頂き、6:40ファームイントント発。
仁宇布までの下り、牧草地やソバ畑が朝の陽差しに照らされていた。まだ道道49に出てもいないこの段階で、既にしょっちゅう脚が停まってしまう。
ここ3年間、毎年訪れてもこんなに晴れることは無かった。こういう機会にしっかり眺めておかねば。
交差点まで下って道道49へ。松山峠までしばし、約130mの登りが続く。印象的な白樺林の後、盆地の外れが縁へせり上がり、いつの間にか狭い谷間へ推移してゆく。道北内陸にありがちな、なだらかな地形である。
松山湿原への分岐を過ぎ、本格的に登り区間が始まると、松山峠まで周囲の景色が開けることは無い。狭い谷間の真正面から朝日がまともに照りつけて、眩しく暑い。晴れた途端にこの暑さである。
谷を挟む森の深さは、西尾峠周辺と同じく圧迫感と、圧迫感故の単調さが感じられる程だ。
下りではそれなりに距離感を感じるのに、遙かに遅い登りの方があっという間に時が過ぎるのは毎度の事。もちろん、10〜15分で通過してしまう下りより、登りの方が時間が掛かっている。
記 2020/1/19
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