北海道Tour19#3
2019/8/10(土)開陽→札友内-2

開陽→開陽台 (以上#3-1)
→計根別
(以下#3-3) →宮園町
(以下#3-4) →札友内
 101km  RYDE WITH GPS

A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路
ニューサイ写真 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 7:10、開陽台発。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町開陽台にて 下り開始 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町北開陽にて 町道北19 開陽台下 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 俣落から北進への段丘部をまともに直登する道道150を避け、西竹の町道経由で北進へ。

 この区間、牧草地と防風林の中を道が角度を変えて進むため、風景に変化があって楽しく感じられる。それに車も少ない。道道150は、登り方向だと段丘の直登が視覚的につらいし、俣落付近の風景がやや単調であり、一昨日の様に行程が巻き巻きな場合はともかく、近年はこちらを経由する場合が多い。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 北進の町道と道道150の合流点からは、そのまま高峰へ進んでみた。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町にて 道道150 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 高峰の一番奥へ続く道には、牧場用の軽トラぐらいしか通らない。登り基調で何となく果てしなくのろのろと、車が少ないこともあってのんびりした気持ちで進んでゆく。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町北進にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 道道150に比べて道が静かで落ち着ける、と思えるぐらいに、道道150は普通に車の通る道になってしまった、等とも思う。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 ずっと雨はちょっとだけぱらついては止んでいたのが、再び北進に戻って道道150に合流する手前から、急に空気中に細かく密な霧雨が漂い始めた。

  A地点からC経由でB地点へ 赤は本日の経路

 いつの間にか頭上の雲も、霧粒の濃淡の流れが見えるぐらいに低くなっている。飽和直前の空気中の水分が飽和して、水滴が現れ始めた、という状態モデルを想像しつつ、現実としてはとりあえずすぐ近くに「群馬」という名前のバス停小屋を発見できた。
 ここ以外に雨具を着る場所は無いな。今日は晴れに向かうはずだったのに、という思いで何となく雨具を着ずに願を掛けようかと思ってはみたものの、やはり雨具を着ずに身体を冷やして後悔するような事態は避けねば。
 というわけで、雨具着替えにバス停小屋へ。ついでにそのまままだ8:15にして、しばし雨宿りとなってしまった。バス停の戸を閉めると、そこは雨音もせず肌寒い風も吹かず、やはり平和で快適な屋内である。ああ、ここにずっと居たい。しかしずっと居たら、当然今日は晩ご飯を食べることはできないんだよな。いつかは出発せねば。

 8:30、群馬出発。再び道道150で養老牛方面へ。

 雨は一旦収まったもののもう路面は黒々ぬらぬら、もうどこから見てもすっかり雨の日だ。そして実際にも、少し進むとまた雨が降り始めた。遠景はずっと霞んだままである。朝の天気予報とは違って、今日はしばらく雨が続くのかもしれない。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町旭新養老牛にて 道道150 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 予報と現実が違うことは珍しくもない。天気予報精度は以前よりかなり上がっているものの、今日みたいに湿度が高くて気温が低くて雲が低ければ、きわどいボーダーラインをどっちへ越えても不思議じゃない。そしてそんなことは、後で思い出して「ああ、現実は予報から変わっちゃったんだな」というぐらいの出来事だ。

 今はしとしと降り続く道道150を、黒い道と霞む遠景と薄暗い空を眺め、淡々と西へ進むだけである。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町養老牛にて 道道885・150・505交差点 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 9:00、養老牛ながかわ商店着。5時台に開陽を出発したのに何かといろいろあって、9時だというのにまだ養老牛までしか来れていない。
 一昨日同様またもや自販機でコーヒーだけ飲み、先へ。

 養老牛からは道の名前が変わって道道885となったものの、少し西に進んだところで分岐して南下開始。

北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町上標津にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 緩く下ってゆく丘陵を直滑降する、行く手に拡がる牧草地と防風林の眺めが良い道である。このまま根釧台地の西側を縦断し、南外周部の202kmコース辺りまで南下して折り返し、泉川から道道13へ戻るという予定だ。何だか距離稼ぎたいなコースではあるものの、南部では気になっていた未済経路を一応含む予定である。

 少し南下すると雨が止み、路面は乾き始めた。道道150から885が続く山裾には、雲が溜まっているのだろう。思えば根釧台地毎度の展開ではある。やっとこうなってくれたか、と思うと共に、何事も目先を変えることは大切なのだとも思った。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町西上標津にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 西上標津の少し北から、道はダートに変わった。ここが2017年の秋に通った道であることが確認できた。自分でコースを選んでいるだけあって、何となく興味やそれなりの必然性を持って選んだ道は、大体既知の道である。そうなのかもしれないかもしれないと思ってトラックを描いてもいた。

 そのまま過去通ったとおりに上標津のダート区間をクランク通過し、しばらく一直線の舗装町道を更に南下し続ける。進行方向、南の空が暗くなったのでそろそろ来るかと思っていると、案の定再び雨がぱらぱらっと、そしてしっかり降り始めた。雨具を着始めた牧場にも見覚えがあった。ここも2017年秋に通っている。2度目以降にならないと、既知の道を意識できないのは、根釧台地には同じような方向に同じような線形の道が一杯並んでいるからだろう。

 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
北海道Tour19夏#3 2019/8/10(土)開陽→札友内 北海道標津郡中標津町西上標津にて #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

記 2019/10/30

#3-3へ進む    #3-1へ戻る    北海道Tour19夏 indexへ    北海道Tour indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2020/2/16
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-20 Daisuke Takachi All rights reserved.