北海道Tour19#1
2019/8/8(木)釧路空港→開陽-3

釧路空港→下雪裡 (以上#1-1)
→標茶
(以上#1-2)
→開陽
119km  RYDE WITH GPS

標茶から弥栄経由で虹別へ 赤は本日の経路
雨の北進 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 
 

 15:00、標茶発。相変わらず低い曇り空の下、道道13で根釧台地への段丘へ。
 走り始めると、背中から上半身がぞぞっと寒いのに驚いた。防寒のため、急いで雨具を着込む。標茶まで雨具がやや暑かったほどなのに、今は雨具の中の空気が何だかほっとする。それ程寒いのだ。最初は休んでいる間に身体が冷えるとこうなるのか、と思っていたが、段丘の谷へ進むうち、単純に身体が冷えているだけじゃないことがわかってきた。明らかに雲が低く、そして辺りが薄暗くなっている。

 弥栄では旧道を経由するのが何となく面倒臭く、そのまま道道を進んで久しぶりに丘越えへ。ここ何回か丘越えが面倒臭くて旧道へ向かうことがあったのに、ほんとに面倒臭いというだけのことなのだ、と我ながら可笑しい。もともと旧道が通っている集落真横の丘を震動が登った分、再び下って集落の向こうで旧道に合流するため、盛大な直登は丸ごと無駄になってしまう。しかし今回相対してみると、直登は見た目が盛大なだけで、実態は斜度が緩く、気に病むほどのものでもないことがよくわかった。

 弥栄の旧道合流点辺りで路面がしっとり濡れ始め、再び登り返す手前、つまり根釧台地への段丘を登る手前から空気中の水滴密度が目に見えて上がり、行く手が霞んで雨具やバッグ表面に水玉が付き始めた。そして周囲の丘を見渡すはずの辺りまで高度が上がると、水滴は完全に雨に変わり、全体として空気中を密に漂い、もう周囲の丘は全く見えないのであった。

 多和への登り区間でも、思っていたほど登りのボリュームは感じられなかった。ゆるっゆるっと暫次的に高度を上げてゆくのが、雨具を手放せない日には有り難い。

北海道Tour19夏#1 2019/8/8(木)釧路空港→中標津 北海道川上郡標茶町上多和原野にて 道道13 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 多和の縁を乗りこえると一気に周囲が開け、もうそこは根釧台地だ。

 最高地点のスノーシェッドをくぐって虹別への下り区間へ移行し始める。

 この段階でも雨は全く止む気配は無く、視界は200mぐらい先で灰色のガスに閉ざされている。多分開陽まで雨が続くのだろう。
 予定が押し気味なので萩野から道道885起点への迂回はやめて、16:30、虹別セブンイレブン着。一応缶コーヒーぐらい飲んでから、民宿地平線に18時頃到着の旨電話しておく。

虹別から養老牛経由で開陽へ 赤は本日の経路

 16:45、虹別発。道道885まで直登方向の40m登りが、毎度の如く意外と堪える。開けた風景の1本道が登りに見えないので、思うように進めないのが理由であることはわかってはいるのに、毎回とてもじれったいのは風景に開放感が一杯だからだろう。流石一番山裾の道である。丹頂鶴がガオー!と牧草地を低空飛行していった。

まだ標茶町だけど中標津っぽい牧草地 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8

 道道885へ合流する頃には、そろそろ辺りが暗くなり始めていた。この時間で暗さを感じるということは雲が厚いからである。この分だとこの先雨は止まないだろう。いつの間にか路面の轍部分に水たまりができていて、もうどこをどうみても完全に雨天である。朝の天気予報が曇りだっただけに、してやられた気分である。まあ、去年は初日丸ごと運休したので、走れただけよしとせねば。それに去年の雨はもっと盛大に降っていたように思う。

 17:30、養老牛ながかわ商店着。大体普通に進んでここから開陽まで毎回1時間かかる。民宿地平線到着時刻は多分に希望的観測含みで18時15分〜30分というところか。まあ18時半には着くだろう。何にしても、下方修正は決定だ。

北海道Tour19夏#1 2019/8/8(木)釧路空港→中標津 北海道標津郡中標津町養老牛にて 道道885・150・505交差点 #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA

 自販機でコーヒーだけ飲んでそのまま行程継続とする。やはりこのコース、開陽台に向かう余裕は無いかもしれない。自分の脚が無いと言えばそれまでの話ではある。

山裾の牧草地 RICOH GRV GR18.3mm1:2.8
 
 

 旭新養老牛を過ぎ、北進の手前で再び民宿地平線に到着予定時刻の下方修正を連絡しておく。空も辺りも次第に暗くなる一方、次々静けさと共に現れる北進の、見知った風景はいい。そして意外に平坦だと思っていた箇所で、実は登りが多いことにも気が付いた。一応道道150区間で、北進で最高200mちょっとは越えるから、当然の話ではある。

 俣落まで下ってしまえばその後は開陽まですぐだ。とはいえ、牧草地やカラマツの中の別荘、現実の風景はいつも思い出す時ほどすぐに次々現れてくれない。やはり15分はかかったのであった。

 到着時刻はお知らせしていたので、焦ること無く落ちついて進むことができた。まあ、もう劇的に時間を稼げる脚も無い。

 18:30、民宿地平線着。
 荷物を降ろそうとして、指がかじかんでいることに気が付いた。寒かったのも当たり前、居間ではストーブが焚かれていた。気温は12℃とのこと。そりゃあ寒いよ。

釧路空港から標茶経由で民宿地平線へ 赤は本日の経路

 まずは温泉へ、その後に夕食。結局夕食を終えるのは20時半を過ぎてしまった。しかし、もう早く寝る必要はなくなっていた。15時まで、午後から様子を見て開陽台ぐらいには行けそうだったはずの明日の天気予報が、その後全道大雨に変わっていたのだ。中標津は1日で100mm、札幌などは180mmも降るとのこと。
 これほど諦めが悪い要素が無い天気予報も珍しい。全く躊躇無く、明日の終日運休を決めたのだった。根釧台地202kmコースは、早々と2年連続の運休正式決定である。
 こういう日が連泊だったのが、せめてもの救いかもしれない。

記 2019/10/14

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Last Update 2020/2/8
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