1 2013/8/8 釧路空港→開陽-1 2 3
2 8/9 開陽→落石-1 2 3
3 8/10 落石→札友内-1 2 3
4 8/11 札友内→置戸-1 2 3 4
5 8/12 置戸→幾寅-1 2 3 4
6 8/13 幾寅→大村-1 2 3 4
諸般の事情で今回も年が明けてしまった北海道TourのUPですが、さあ、何とかここまで辿り着きました。
まず今回は何と言っても新機材のGR。歴代GRDの例に漏れず2年おきの発売ですが、時期はいつもよりだいぶ早まって5月21日。全く問題無く今年の北海道に間に合うスケジュールでの登場でした。2ヶ月かけていろいろなサイクリングに登板させて把握できたその性能はさすがの一言に尽きるもので、特にワイドコンバータを含む描写性能の高さは、一眼レフのK-5の立ち位置が微妙に感じられてしまうほど。また動作速度は大幅に向上、サイズと外付けファインダーも含めて銀塩GRの操作感覚、いや、信頼感が帰ってきたと、十分に思わせてくれるものでした。
その他にも着々と準備やコース検討が何かと順調に進み、万全の行程を予定していたのですが…。
2013年の北海道Tourは天気に左右されまくりました。道東では毎度の霧が雨に変わり、道北では南から押し寄せた熱気で強風&ゲリラ豪雨にやられまくり。行程中断&輪行は5回と過去28回中最大でした。また、涼しいはずの北海道が全体的にかなり蒸し暑く、道北の宿では過去想像し得ない汗だらだら状態。終盤の17日〜18日にかけては、計画行程上の国道275は幌加内で大雨冠水通行止め(通行時には開通)、JR函館本線の貨物列車倒木衝突座礁脱線&再度土砂崩れ(私的には復路も飛行機利用のため問題無し)が発生。札幌市ではゲリラ豪雨&マイマイガ大発生、そして千歳空港の私的史上最大混雑など、首の皮一枚綱渡り状態でようやく帰ってきました。
一方で山間主体の予定コースの天気が読みにくい平地ベースの天気予報も、毎日のある程度の傾向を掴むのには多いに役立ち、全行程輪行は1日も無かったのが特徴的でした。
そういうわけで通りたかった宗谷丘陵の道道889や朱鞠内湖岸の道道688・528は、今後の課題になってしまいました。
しかし、道道688は朱鞠内湖岸の先が遠別へ向けて工事進行中、意外に開通は近そうとの情報を仕入れることができました。また、道東ではとある方から決定版ベスト根釧台地202kmコースを教えていただきました。ちょっとだけ通ってみましたが、「決定版ベスト」の名に恥じない素晴らしい道なのを部分的に確認。これも次回以降某宿に連泊して片付けねば。
毎日雨で行程が散々だった一方、10年ぐらい前からその成り立ちを眺めていた下川の道道60サンルダム湖岸区間は、今年遂に供用開始区間を通行できました。広大な山間や牧場や渓谷を、掘り割りやら巨大橋梁でダイナミックにばんばん突き抜ける新道区間は、程良く枯れた旧道の表情とはまた全く違う、しかし間違い無く道北山間の正しい道道でした。旭川・稚内間の私的道北縦貫道道に、また新たな名所が加わったと思います。
いろいろな所で食べた日本一の道内産米「ななつぼし」のクリアな美味しさ、著しく減少したライダーと逆に増加した外国人などなど、散々だったなりに2013年の北海道ではいろいろ新しい出会いがあったのでした。
記 2013/8/20 改編 2014/2/22