北海道Tour13#7
2013/8/14 大村→辺毛内-1

大村→(農道・町道他)東神楽
→(道道37・町道・市道)日の出→(道道140・市道他)愛別
(以下#7-2) →(道道101)下川
(以下#7-3) →(道道60)上幌内→(道道49)仁宇布
(以下#7-4) →(道道120)辺毛内
 198km  RIDE WITH GPS

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 目覚めがいい。昨日距離が短かったし、しょっちゅう休んでいたので、昨日上富良野で感じた疲れは必要十分ぐらいには取れている。まあ純粋に暑さによる不快感だったのかもしれない。

 今日は道央から道北へ向かう日である。距離も200km近く、愛別・岩尾内湖・下川・仁宇布経由の長丁場。去年は今日の終着の辺毛内よりだいぶ手前の仁宇布からここ大村まで、2009年には辺毛内から旭川の少し北の永山まで走っている。両方ともやや余裕のある行程だったので、今日は順調に走れれば全く問題無いと考えてはいる。しかし、天気予報は曇りに道北の降水確率40%とかなりきわどい。きわどいと言うより山間では多少降られるのを覚悟しないといけないというか、確実にどこかで降るし、事態によってはほとんど雨になってしまうおそれもある。

 

 このため、一応昨夜輪行乗り継ぎ時刻を何通りかリストアップして迎えた今日の朝だが、果たして雲は高く、細かい雲の間から青空が見えている。序盤で2日も輪行含みになってしまった今回の実施行程、走れていない感が非常にある。今日は絶対に走らねば。そのためにはなるべく早出せねば。
 手早く荷物を纏めて外に出ると、そこは冷やっと涼しい微風が時々吹いてくる美瑛の朝。茂みでコオロギやカンタンが鳴いている。観光客さえいなければ、いつも通りの美瑛がそこにあるのだ。

大村から日の出経由で愛別へ 赤は本日の経路

 5:15、大村「美瑛ポテトの丘YH」発。

早朝の美瑛 東側一望 十勝岳も何となく裾ぐらいは見える RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 農道をつないで美瑛の丘を北上する。畑から森を抜け、また拡がった畑で立ち止まる。

こちらは西側 朝にこの辺に来るのは初めてだが満足 やはり美瑛はいい RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 丘の向こうには、やや雲っぽい空の下、森や色とりどりの畑が、丘が連なって遠くへ霞んでゆく。東の彼方には、美瑛の象徴とも言うべき十勝岳のシルエットに出会うこともできた。

再び東側の展望 十勝岳の端っこが見えた RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 やはり美瑛、朝は静かでなかなかいいではないか。

 段丘部の森を一気に下って千代ヶ岡へ。

 国道237を渡り、段階的に段丘を下って、旭川空港の脇から東神楽へ一気に降りてしまう。

 さすがに旭川盆地、東神楽まで降りてくるともう美瑛の丘とは別世界。地形も町っぽさも雰囲気が全く違う。

 まだ6時前、振り返らず先へ進まねば。

 旭川盆地南端の東神楽から北端の愛別までは、去年開発?した旭川盆地裏道北上コースを使う。旭川を通らずに、盆地の東縁を車の少ない道を辿って北上する、我ながらなかなか画期的なコースだ。アップダウンも後半ちょっとだけあるものの、基本的に極力少なくなるように計画している。

 まず当麻までは、盆地の東側ながら平地まっただ中、どこまでも一直線の細道。道の周りに拡がる田んぼは、稲穂で青々と瑞々しい。低い路盤の農道からは、田んぼの水面がより近くで眺められるのがいい。トンボも飛び回っている。

 北海道では実は田んぼもよくみかけるものの、やはりこれだけの広がりとともに眺められるのは旭川盆地ならでは。そういえば、昨日の美瑛ポテトの丘YHの夕食で、北海道産ゆめぴりかが日本で一番美味しいお米のひとつになったという紹介を受けて、そのゆめぴりかを食べてきたばかりなのだった。

日の出から当麻経由で愛別へ 赤は本日の経路

 当麻から先は、道が丘陵裾に近づき、町道や道道をつないで森や集落、田んぼや畑、森を通り抜けてゆく。

 特に後半では軽い起伏も始まり、森の狭間の田んぼなどは北海道というよりまるで東北地方のような風景だ。

 以前ここを午後に通った時にもの凄い数の赤とんぼを見て感動したが、今日は曇り、トンボは飛んでいるようだがあまり目立たない。

 と思って気が付くと、いつの間にか陽差しは薄れて雲はすっかり厚く低く、色は濃くなっていた。

山裾の道で突如飛来した巨大ノコギリクワガタ でかかった! 北海道産ノコは低温栽培?で極端に小さいか2年掛けてでかくなるからしい RICOH GR DIGITAL 4 GR6.0mm1:1.9

 このあと旭川盆地から一気に道北南部の山中へ突入することになるが、愛別の空模様次第では、何らかの判断が必要かもしれない。

 7:55、愛別着。

 愛別にはセブンイレブンしか無いが、今日のコースは、この先人口密度が一気に減り、愛別ダムから先はコンビニどころか自販機すら無い。順当に行けばお昼頃到着予定の下川でようやくセイコーマートが登場するだけだ。ここで補給しておく必要がある。とはいえ、天気予報は道北の降水確率が概ね40%。山中の私的基準上限値である。部分的にどこかで降られることを確後して、この先進むかどうか。
 行程上の時刻的には、早出貯金が効いて大変理想的というか、希望到着時刻より1時間以上早い。なんたって愛別でまだ7時台。余裕はある。もし山中で大雨に襲われそうなら、まだ朝日から士別、下川から名寄へ向かい、名寄本線エスケープが可能だ。まあ歌登から最後は自走が必要だが、それはこの先ずっと自走行程を続けるのと変わらない。
 というわけで、不安要素は大きいが、あまり悩まずにこの先の行程継続を決めた。

記 2014/1/28

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Last Update 2020/3/20
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