北海道Tour13#10
2013/8/17 仁宇布→深川-1

仁宇布→(農道・道道49他)美深
(以下#10-2) →(国道275)朱鞠内
(以下#10-3) →(国道275)幌加内
 101km  RIDE WITH GPS

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路

 4時に起きると、やはり雨が降っていた。雲も極限まで低い。
 それでも、5時半過ぎには朝食を作っていただく事になっている。余程の雷雨でない限り、6時には粛々と出発せねば。そのためには粛々と出発準備を進めなくてはならない。そうでなくてももう最終日、今日はちゃんと予定通り出発し、予定通り旭川に到着したい。大丈夫、今日の天気予報は1日曇り。雨は夜半だけの筈だ。

朝の牧草地 絶望的に曇り でも希望を持って出発せねば RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 朝食はいつものように牧草地を見渡す食堂で。曇りでも雨でも、最終日の朝にこの景色を眺めて食事ができる、ということがうれしい。
 TVニュースを見ていると、道南の函館本線森・八雲間で、貨物列車が大雨による倒木に衝突脱線、上下線とも運休中とのこと。何年か前のように、今日夜はまなすで帰るんだったら、とんでもないことになっていたと冷やっとした。いかにも天候不順に振り回された、今年の北海道らしい話だと思った。
 しかし、次に出てきたニュースに凍り付いた。幌加内町で1時間90mmの大雨、国道275の市街地から18kmの地点で冠水通行止め中とのこと。今日これから向かう道である。これからどうしようという気持ちより、こんなことってあるんだ、珍しい、などと他人事のように驚く気持ちの方が強かったのが、我ながら可笑しい。まあそれぐらいショックなニュースだ。

 大雨で冠水通行止めとはどういう状況なのか、崩落ではないのか。そもそも幌加内市街地から18kmで崩落か冠水しそうな場所って、一体どの辺りなのか。政和の辺りなら冠水だろうし、政和から雨煙内の渓谷なら崩落の可能性もある。でも、冠水らしいしな。いや、むしろ幌加内の南側かもしれない。それなら今日のコースには関係無いかもしれない。
 とりあえず雷が鳴っていなければ、粛々と6時には出発し、美深の国道入口に何か掲示か通行止めが出ているか見てみよう。そこでダメなら通行止め地点もわかる可能性が高い。その情報と美深の天気で、今日1日の行動が決まることだろう。

仁宇布から道道49経由で美深へ 赤は本日の経路

 5:55、ファームイン・トント発。

出発しても行く手の空は低く暗い RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 小雨の牧草地を下って仁宇布の交差点へ向かうと、ちょうど小中学校の辺りで雨がすっと弱くなった。交差点の缶コーヒーをぐいっと腹に入れて、6:10、仁宇布発。

 道道49を美深へ下る。約24kmで標高差は200m、脚を時々動かすぐらいで快調ペースで進めるのが、朝一番の道としては有り難い。ただ、気温はやや低く、あまり楽でも寒くなってきてしまうのは困りものではある。

 トロッコ転回所を過ぎると、路面が乾き始めた。しかし雨は上がっているものの、山々はガスっぽく、空は暗い。

 熊笹の中の築堤や川に掛かるコンクリート橋など、転回所の先も時々残る美深線の遺構を眺めながらしばらく下ってゆくと再び雨が降り始めた。

 どうも今日は開けた谷間の美深方面に近づいたからといって、雨が上がるわけではないようだ。というか、内陸の美深の方が雨っぽいのかもしれない。それは、国道275の大雨被害情報と一致している。良くない展開である。

 更に下る途中で雨は強くなってきたが、美深の盆地に出たところで雨は何とか弱まり、国道40の手前で何とか完全に収まってくれた。

 7:10、美深着。
 何度かお世話になっている国道40沿いのセイコーマートへ、とりあえず表敬訪問。かなり昔からあるセイコーマートではあるものの、hotchefが追加されていたのが以前とは違っている。せっかくのHotchefなのに、さっき朝食を宿で戴いたばかりなのが勿体無い。今日この先国道275へ進むなら、もうHotChef付きセイコーマートに立ち寄れる場所は、旭川ぐらいしか無い筈だ。ホテルのある札幌に行ってしまえば、HotChefがあるセイコーマートが思いつかない。つまり、ここが今年最後の北海道でのHotchefになってしまう可能性が高いのである。いや、茨城県にも行けばいいだけなのかもしれない。でも今年最後の北海道でのHotchefだぞ。
 等と考えつつも、缶コーヒーを飲むだけにしておく。

記 2014/2/1

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Last Update 2020/3/20
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