北海道Tour13#3
2013/8/10 落石→札友内-2

落石→(輪行)標茶 (以上#3-1)
→(道道13)萩野→(道道951・830・農道他)虹別
(以下#3-3) →(国道243)仁多→(農道)弟子屈
→(道道717他)札友内
 72km  RIDE WITH GPS

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
 

 標茶駅前に立つと、曇り空も妙に生暖かい風も全く冴えない。それでも走れそうなまでに回復しているのは間違い無い。一昨日から3回目の標茶駅で、釧路空港から数えて5回目の輪行作業を着々とこなし、13:10、標茶発。
 まず何は無くとも町外れのセイコーマートへ。念願のHotchef豚丼を、2年以上ぶりに食べることができたのは大変嬉しかった。

標茶から萩野経由で仁多へ 赤は本日の経路

 その後は昨日の逆行で道道13で、少しづつ根釧台地に登ってゆく。

 序盤の盛大で無駄なアップダウンは昨日通ってわかっていたので、農場をつなぐ旧道でクリア。雨で予定が大幅変更になっても昨日の経験は生かす。只では起きないぞ。

 等と無理矢理気分を盛り上げるのも、天気が冴えないからである。

そのまま今日の宿の鱒やに向かうと2時間弱ぐらい時間が余ってしまうなと思っていた。すぐに降りだしそうな気配は今のところ無い。弟子屈〜屈斜路湖岸でもこの状態なら、以前から課題になっている屈斜路湖林道を片づけるチャンスかもしれない。ただ、弟子屈まで行ってしまうと天気はがらっと変わることがよくある。それに屈斜路湖は宿の先なので、宿まで行って帰ってくる分、しかも明日の予定コースと一部重複する分、見かけ上のお徳用感には欠ける。

 一方で、昨日民宿地平線で伺った根釧台地ベスト202kmコースが頭から離れない。コースの一部は今通っている道道13のもう少し先で分岐し、私が過去通った記憶がない道をある程度南下した後、根釧台地の縁辺りを東に向かっている。1/5万地形図で見ると、コースになっている道は牧草地の平原を通っていて、平行する別の道が何本かある。
▼動画40秒 道道13 多和平手前の展望ポイント
 そこでコースの道を4〜50分ぐらい南下して、別の道で戻ってくることにした。ちょっとだけでも根釧台地ベストコースは味わえるし、時間も有効に使えるだろうと思った。

 というわけで、道道13の分岐を、昨日ちらっと眺めていた道道931へ。

萩野から泉川、光進経由で虹別へ 赤は本日の経路

 道は緩いアップダウンを経て、根釧台地の縁へ次第に乗り上げる。

大当たりの道道931 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

▼動画43秒 道道931 居心地のいい牧草地の道が続く
 この辺りは根釧台地でも高台である。緩い傾斜で遠くに拡がってゆく牧草地や森に、防風林や点在する牧場が適度にリズムを刻み、景色は開放感と変化に富んでいる。道の傾斜も行程を阻むようなものではない。

 これで天気がいいと、きっとところどころで地平線まで展望が拡がるのだ。別の道だがこの辺りで過去に何度かそういう記憶もある。さすが決定版というだけあり、これだけでも202kmの素晴らしさの一端が伺えた。
 しかし今日は早めに引き返さないといけない。

 取り急ぎ一直線の道が終わる東海林牧場まで行ってから、少し悩んで泉川の道道で東へ。

 途中で町界を越え、曲がりなりにも浜中町北端に足を踏み入れた。別海町と浜中町を経由したのであれば、これはもう根釧台地を十分通ったと言えなくもない。

 実際には時間も距離も短いのだが、なんだかそれだけでこれが今回の根釧台地訪問だった、という気になれた。

 光進まで少し東に進んで、光進で北西に向かう町道で道道13方面へ戻ることにした。

途中でダート登場 侮れない根釧台地の脇道 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 曇り空の下、防風林のグリッドをひとつひとつ進む間、根釧台地そのものの広々とした風景が続く。
▼動画42秒 広々と拡がる牧草地

 往きは追い風で調子良かったが、帰りはやや強い向かい風気味、しかもほんの少しだけ登り基調で、往路の快調さと比べるとややしんどくかったるい。そんなこともあって、さっきのベスト202kmの印象を思い出してしまう。エリアとしては何度か通ったことはあったので雰囲気はあまり目新しくないが、いい道だった。

道道13に復帰 虹別へ RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 コースを全部決めてGPSに入れておいて、しかも3日間掛けて根釧台地をたっぷり楽しめるはずだった今回の訪問。結局予定通りのコースは辿れず輪行ばかりだったが、予想外の展開で今回もいい訪問になった。3日間という期間の長さによってできることが増えただけかもしれないが、まあこれで今回は満足である。

まだ雲っぽいものの裾野は晴れてきている 明日は少しは期待が持てるかもしれない RICOH GR GR18.3mm1:2.8

記 2014/1/12

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Last Update 2020/3/20
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