抜海→(輪行)音威子府
(以上#9-1)
→(村道他)咲来→(道道220)歌登
(以上#9-2)
→(道道120)上徳志別
(以上#9-3)
→(道道120・農道)仁宇布
82.3km
RIDE WITH GPS
上徳志別から先は、仁宇布まで約26km無人の世界である。
大曲からの一登りでは、天気は晴れ基調で陽差しもあまり変わらないのに、途中から路面がかなりしっとり濡れ始めた。雲が低く動きが速いので、ちょっとした何かの加減で雨が降り始めるのかもしれない。そういえば以前薄日が射しているのに雨だったことも何度かある。
さすがオホーツク山中、天気の常識というものが全く通用しない。晴れて穏やかだと、森深いいい道なのだが。
14:15、天の川トンネル通過。
もうそのまま無人の森を淡々と西尾峠へ。
仁宇布に18時到着とかではなく、まだ午後早めの時間だと、最近の行程で毎回感じる森の圧迫感のような妙な雰囲気も薄いように思われる。やはり余裕のある行程が一番だ。
という具合に、気分上々の最終日1日前の午後なのだった。
峠近くで気が付くと、いつの間にか雲が濃くなっている。たかだか標高360mのだらだら峠だが、こういうところはやはり道北まっただ中の峠、さすがの貫禄十分である。
15:10、西尾峠通過。
そのままするするっと下ってしまえば、仁宇布の盆地では再び雲が切れて明るい空が登場。
仁宇布からは北側山裾のファームイン・トントへまで80m登り返し。
開けているのであまり意識しないが、いきなりペースががくっと落ちるのももう毎度の事。
とにかく急がず、畑が明るい日なたの農道で写真など撮っていると、宿主さんの車が手を振って通り過ぎていった。
15:45、「ファームイン・トント」着。
早速念願のひとっ風呂を浴び、待望のサッポロクラシックをいただきつつ、テラスの外に拡がる夕暮れの牧草地を眺める。今回の行程屈指の風景に、ビールが面白いぐらいあっという間に身体に染み渡る。あまり泥酔しないようにしないと。
居眠りしてもまだ薄暮。日の入り前の牧草地を外のテラスでもう一度眺めると、夕食のお知らせだ。
新鮮なラムと野菜のジンギスカンは大変素晴らしいものの、明日の天気予報はどうやら曇り、その前の今夜の大雨が少し気になる。天気が遅れない方向だといいのだが。
記 2014/2/1
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