大村→(農道・町道他)東神楽→(道道37・町道・市道)日の出
→(道道140・市道他)愛別
(以上#7-1)
→(道道101)下川
(以上#7-2)
→(道道60)上幌内→(道道49)仁宇布
(以上#7-3)
→(道道120)辺毛内
198km
RIDE WITH GPS
15:25、仁宇布発。
山間の広々とした牧草地は、今日は雲の下やや薄暗い。美幸線未成線の築堤や、明後日泊まるファームイン・トントを経営する松山牧場を眺めて淡々と粛々と通過。
始まった森の中を60m登ると西尾峠だ。
峠を越えると、無人の森の谷間がもの凄く延々と続く。
狭い谷間の木々はそう高くなく、天の川トンネルまでは下りだが、何しろ深いオホーツク山中。
いつのまにか雲は俄然薄くなり始め、いよいよ陽差しが辺りを照らしてくれるようになった。
あまり暑いのも困りものだが、やはり陽差し、緑の木漏れ日が、心を明るくしてくれる。
途中のダート道道分岐も、何だか人の息吹のようで、懐かしい気がする。
天の川トンネルを抜けた織姫駐車場で、少し休憩することにした。
終盤で余裕のある行程はいい。道北スーパー林道から下ってくるバイクも今日はいない。西尾峠までの下り途中で、路上で発見した大型のミヤマクワガタを撮影させていただいたり、下川で仕入れた補給物資を腹に入れたり。
静かな山間の休憩である。
大曲からは廃墟と牧草地が登場。仁宇布以来久しく無かった人の営みの証しである。
いつの間にか、もう陽差しはすっかり赤くなっていた。
上徳志別で一気に谷間が拡がると、静かな牧草地の谷間はすっかり赤みを帯びている。
▼動画1分 夕暮れの上徳志別 空も晴れてきた
いつも楽しみなこの盆地を、優しい赤みがかった牧草地の色、空色とオレンジ色が混じり始めた空と共に眺められるのがとても嬉しい。
もう16時半過ぎ、到着まで完全に先が見えた。
牧草地の景色に脚を停めつつ志美宇丹も通過。
志美宇丹峠ももうのんびりした気持ちで速度も落ちるに任せ、歌登の盆地に下る途中、遂に辺毛内の「歌登休暇村」の看板が登場。
17:25、辺毛内「うたのぼりグリーンパークホテル」着。
仁宇布から先、特に織姫橋休憩所以降はかなりのんびりした行程だったが、到着してみれば17時半とかなり余裕の到着である。それもこれも5:15発の早出が効いている。でも、例え6:15発で18:15着だったとしても、1時間早いと気分は全然違うものなのだ。
というか、1日終わってみたら予定通りの順調な行程。雨にはずいぶん心配したものの、途中で止めないでよかった。結果的に。
辿り着いたホテルはその名の通り普通にホテルで、さっきまで雨風と野生動物に気を揉んでいた気持ちからはかなりギャップがある。床も絨毯敷きなのを始め、客室や大浴場など、かんぽの宿らしく、少なくとも自転車ツーリングの宿としてはかなりゴージャスであることは間違い無い。
食堂はその名も「函岳」、歌登を訪れる旅行者としては、わかってるとしか言いようが無いネーミング。夕食は標準セットだったが、やはりゴージャスで、もう腹一杯である。
しかし、明日の天気予報は降水確率50%。目的地の稚内市は30%に確率が下がるようだが、この時点で全行程輪行を覚悟した。
記 2014/1/28
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