北海道Tour13#6 2013/8/13 幾寅→大村-2

幾寅→(北落合農免農道他)北落合 (以上#6-1)
→(北落合農免農道他)幾寅
→(国道38)西達布→(農道・道道253)麓郷
(以下#6-3) →(道道253)布礼別
→(町道ベベルイ基線他)東中→(道道298)上富良野
(以下#6-4) →(道道298・農道他)美瑛→(農道・町道)大村

119km  RIDE WITH GPS

緩斜面の老節布 陽差しが出ると途端に暑い RICOH GR GR18.3mm1:2.8 北落合から幾寅経由で樹海峠へ 赤は本日の経路

 8:10、北落合680m地点発。

北落合中央のソバ畑にお別れ RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 登ってきた景色が次々逆回しで現れて過ぎてゆき、北落合中央を過ぎて再び谷間の森へ。

 幾寅へ下る途中、頭上の雲が切れ始めた。と思ったら青い部分がどんどん晴れてゆく。しまった、もう1時間最高地点にいても良かったかもしれない。しかしもう、登り返す気はしない。

 一方で路上はどんどん気温が上がっている。あまり未練がましく北落合に思いを残さずに、まだ朝の涼しさが残っている内に先に脚を進めなさい、というツーリングの神様のお達しかもしれない。

 再び下って来た幾寅に、もうあまり用は無いようにも思えた。が、セイコーマートがあるならと、表敬訪問のように立ち寄って缶コーヒーぐらいを飲んでから、9:00、幾寅発。

幾寅から樹海峠経由で西達布へ 赤は本日の経路

 国道38の樹海峠は、幾寅側だと登り総量は80mちょっと。まあまあ車も少ない。斜度も緩い。

 学生サイクリング部の合宿部隊っぽい集団も、重そうだけど楽しそうにみんなでえっちらおっちら登っている。

 まあこちらは荷物も少ないし鍋もお米も積んでいませんし、順当に樹海峠を越え、峠から樹海の写真を撮る余裕ある行程だ。

樹海峠下の展望 富良野岳裾へ続く RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 下りきって西達布に降りてくると、もうすっかり晴れ。陽差しがじりじり、広い道と谷間を焦がすように照りつけ始めている。気温がぐんぐん上がり始めていたのだった。

西達布から老節布経由で麓郷へ 赤は本日の経路

 道ばたの商店前の自販機で早くも水をがぶ飲みすると、面白いように水が身体に浸みてゆく。

丘と畑が広がる老節布 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 9:35、西達布発。

雲が速い 青空が現れたり消えたりして少しづつ晴れてきた RICOH GR GR18.3mm1:2.8
のんびり静かな農村地帯 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 緩斜面に隆起する老節布の畑と、しらはぎ、あやめ、くろまつ、いちい、とどまつなど、平仮名の植物でで名付けられた小集落をじぐざぐに登ってゆく農道、道道253を、緩登りに乗じてのんびりのんびりゆっくり進む。

晴れると一気に暑くなる くらっとくる RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 ジャガイモ、とうきび、人参、麦、玉ねぎ等々色とりどりの畑が覆う周りの丘は、北海道の田舎らしくカラフルな農村風景で、地形の隆起による空間の変化もとても楽しい。

 本来麓郷から西達布へは西瓜峠経由のダートも通っているが、西達布・老節布・麓郷は、北落合同様ここ数年私的定番コースとなっているのだ。

 老節布を登り詰めると、麓郷への峠の手前に拡がる、平沢の丘である。

私的展望ポイント平沢手前の丘で小休止 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 平沢は「北の国から」最終回となっている2002年版でも、最後に重要な役割を担う登場人物の住む地として登場する。その平沢の下手の丘は、麓郷へ向かう登りの途中で一端ピークになっていて、老節布方面から占冠方面の山裾へと続く広がりと、振り返ると平沢の畑が一望にできるのだ。この道のいい休憩展望ポイントというか、展望の無いこの先の峠部分より景色上のハイライトとなっている。今日は先客もいた。

老節布を振り返る PENTAX K-5 SIGMA30mm1:1.4EXDC

 すっかり晴れて明るくなった景色を眺めてから、麓郷への最後の登りへ向かうと、暑くて汗がだらだら吹き出る。もうそんなに登りは無い。

 水をがぶ飲みして何とかごまかし、徒然なるままに峠部分を通過。

 森の中を下ると、大きな十勝岳と大麓岳が立ちはだかる麓郷の畑に降りてきた。下りきる直前に蛍橋なんていう橋もあるが、これは何だかドラマを現実が追いかけているような楽しさがある。

麓郷に降りる手前の蛍橋 RICOH GR GR18.3mm1:2.8

 10:55、麓郷着。いつもの交差点のAコープ前の野菜売店で、いろいろお土産関係をこなしたり、いつも楽しみなここのトウキビを4本も食べたり、ついつい長居してしまった。

 

 まあここで長居してしまうのも毎度のことで、「仕方ねえなあ」という感じではあるのだが、予想していようが承知していようがやはり否応なくあっというまに然るべき時は過ぎ、陽差しは更に頭上に高く登り、更にじりじり鋭く厳しくなっていた。

記 2014/1/26

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Last Update 2020/3/20
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