札友内→(国道243)ウランコシ
→(道道588・ふるさと林道上里線)津別峠展望台
(以上#4-1)
→(道道588)津別
(以上#4-2)
→(国道240)本岐→(道道494)チミケップ湖町営キャンプ場
(以下#4-4)
→(道道494)大谷→(道道986他)境野
→(道道50・農道他)置戸
116km
RIDE WITH GPS
12:05、津別発。
国道240は意外に車が少なく、直射日光が無いとそんなに暑くもなく、やや追い風気味なこともあり、そう気分は悪くない。
しかし、本岐からケミチャップ川の谷間の道道494に入ると、雲は次第に低い位置に下がってきてしまった。
曇らないでくれ、折角久しぶりに青空のチミケップ湖に出会えると思っていたのに。雨の根釧台地を2日連続輪行で移動して(という程でもないが)、ようやく今日1日フルで走れてチミケップ湖目前だというのに。
等と思っていると、残り3kmのダート区間では再び青空が現れ、明るい緑の木漏れ日が輝くようだ。
13:15、チミケップ湖着。
森の向こうの湖面をのぞき込むと、チミケップ湖の上空の、そう高くない位置を、再び雲が覆い始めていた。対岸もやや霞っぽい。柔らかい光に照らされ、木立に囲まれた浅い入り江は澄み、底に溜まった落ち葉や枝、泳ぎ回る小魚がよく見えるので、少しそれだけ眺めて先へ。まあ雲はどんどん動いているようだし、すぐにいは雨にならなさそうだし、希望的観測で行こう。
湖岸ダート区間はいつにも増して砂利が少なく、走りやすい。
曇りのため木漏れ日は無く、路上は木立の粗密でなんとなく明るくなったり暗くなったりするだけだが、チッチゼミの声が響く中をのんびり廻ってゆく楽しさは、ここならでは。私的最上級のダートである。毎回高くて泊まれないチミケップホテルを眺めるのも楽しい。
キャンプ場へ着いたらまずは岸辺近くの定位置へ。
10分ぐらい経って、バイクのカップルが隣の木陰にやってきて、こちらをちらちら眺めつつ昼食を始めた。何となく時々視線を感じるものの、写真を撮らずに定位置の木陰を明け渡すほど私はお人好しではない。でも、あまりやかましく傍若無人な行動を取る人たちじゃなかったので、ちょっと意地悪だったかもしれない。
▼動画39秒 湖岸からチミケップ湖を展望
曇りであっても辿り着いたチミケップ湖は本物のチミケップ湖だ。予定通りしばらくのんびりぼうっとする。晴れていないのはあまり予定通りじゃないが、先の行程はもう目処が付き、去年ほど天気の心配も無い至福の時間であることは間違い無い。この水際なのにアブが何故か少ないこの場所、虫刺されの心配は少ない。時々人畜無害のマルハナバチが好奇心旺盛に近寄ってきて肌を歩き回る。何もしなければ何もしないハチだとはわかっているが、やはりハチなのでちょっと怖い。しかし、湖面のさざ波の水音と、トンボの羽音が、何だか慌ただしく平和なハチを追い払うのをためらわせてくれる。
さっきから低い位置で空を動く雲の動きがかなり速い。もしかしたら雨が近いのかもしれない。時々水滴も感じる。そう思っていると、雲が切れて明るい陽差しがかっと現れたりもする。大急ぎで写真を撮っておくものの、湖岸から湖を望む定番アングルだと青空は入らない。うまく行かないものだ。
この陽差しが雲に隠れると、次の雲の巨大さから言ってしばらく陽差しは隠れたままになりそうだ。そろそろ潮時かもしれない。
記 2014/1/20
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