1 2012/8/9 たんちょう釧路空港→札友内 1 2
2 8/10 札友内→落石
3 8/11 落石→開陽 1 2 3 4
4 8/12 開陽→津別 1 2 3 4
5 8/13 津別→滝上 1 2 3 4
6 8/14 滝上→中川 1 2 3 4
諸般の事情で、遅れに遅れた今回のツーリングレポートでしたが、ようやくIndexのプロローグに来れました。まずは感無量です。
10日行程中、雨による全輪行2回、行程の半分以上雨が2日、全く雨が降らなかった日はたったの2日。2012年の北海道Tourは、雨に祟られました、今にして思えば。ただ、3年連続のワンパターンコースは重複コースを数多く設定しているお陰で雨耐性(?)もなかなか高く、通れなくて心が残った道は無かったというか、通りたい道は意外にも大体通れたような気がします。こういう印象は最終日終盤の北落合〜トマムがそこそこ天気が良かったことも大きな要因かもしれません。そんな単純なことで、という気はしますが。
回る向きも場所ももう毎年同じになってしまう理由は、やっぱりこれらの道を通らざるを得ないから。どうせ通るなら車の少ない道を、景色の好きな道を、とつい思ってしまうと、道の少ない道東〜道北では、ほぼ毎年似たようなコースになってきてしまうのです。と、最近はもう開き直るようにすらなってしまいました。
しかし、経路は毎年同じでも、実際の北海道は毎年必ず少しづつ変わっています。もう長いこと工事中の、下川のサンル牧場では、切り替え新道区間がいよいよ上流側まで延びてきました。私の訪問後、2012年10月には、遂に新ルートが全区間供用開始になったようです。最終日の北落合でも景色の変化が感じられました。
また、道内のあちこちで、高速無料化により並行国道の車がけっこう少なくなっているという話も聞きます。それもツーリング許容範囲ぐらいに。実際にここ2年ぐらいの南富良野辺りの国道38では、道が明らかに何だかのんびりいい感じになっているのを強く感じています。今まで通る気がしなかったこれら幹線国道・道道も、また選択肢として検討してみる余地はあるのかもしれません。まだ実際に走っていないので何とも言えませんが。
一方、#1での道東の国道274の新開通区間&布伏内、#7での道道1077の新開通区間やウワサの村道エサヌカ線・天北南部広域農道、その他懸案の未済区間などをちょこちょこ解決できたり、都内や関東平野で最近よくやるGPSツーリングで幹線道路や市街地をバイパスしたりと、地味ながら新たな要素も多かったと思います。
特筆すべきは、#4の津別峠で、鱒やの橘さんに写真を撮っていただいたこと。私もかつては鉄のはしくれ、まるで線路際から写真を撮られている列車になったような気分で、大変楽しく光栄な出来事でした。もちろん写真的にも素晴らしく、いい記念になりました。
今年は新1号車の北海道デビュー。これで手持ちの2台が両方とも北海道デビューしたことになります。フロントバッグ、サイドバッグも今回久しぶりに新品に。過去の写真を見直すと、前回サイドバッグを換えたのは1996年なので、15年ぶりということになります。最初ごわごわのがちがちで、取って付けたように角張っていかにも露骨に「新品です!」という雰囲気だった新帆布バッグも、しかしながら全行程の10日間の間にくたっと程良い柔らかさに。
最後にカメラネタ。メインカメラには、2010年11月登場のGRD4がいよいよ登板しました。とかくGRD3からの変化が少ないように思われがちなGRD4ですが、やはりGRDシリーズ最終作だけあり、安定感、信頼性、描写力はシリーズ随一。やはりさすが最終型、究極のGRDだったように思います。
しかし、このページの作成途中でせっかくその描写を再確認できたのに、WebUPが遅れているうちに、2013年4月に何とAPS-Cセンサーを搭載した後継機GRが発表。GRD4メインは2012年だけになりそうです。GRD2も北海道Tourへの登板は2008年だけだったし、活躍1年というのは私的にGRD偶数機のジンクスになってしまいました。と同時に、メインのコンパクト機とサブの一眼レフの画面サイズが同じという、2005年以来の関係が2013年から復活しそうです。しかもいつの間にかメーカーまで同じに(笑)。
記 2012/5/11