滝上→(道道137)西興部
(以下#6-2)
→(国道239)下川
→(道道60)上幌内
(以下#6-3)
→(道道49)仁宇布
→(道道120)歌登
(以下#6-4)
→(道道12)小頓別
→(国道275)音威子府
→(国道40他)中川
211km
RIDE WITH GPS
4時に起き、準備しているうちに次第に夜が明けてくると、やはり天気予報通りに空は晴れていた。北海道に来てからもう6日目の朝。しかし、ここまでまともに晴れた日は無い。今日は1日じゅう晴れの予報だ。思う存分、北海道の夏らしい青空ツーリングを楽しみたい。
今日のコースは滝上から天塩中川まで。今回の行程中一番の長丁場で、しかも小さな峠が続く道北縦貫道道コースだ。計画段階では上紋峠経由として、時間がかかった分あとは国道40号沿いの裏道を経由しようか等と思ってもいた。しかしこの晴れなら、道道縦貫道の山深い景色を楽しめるチャンスである。
滝上〜浜頓別として通ることが多いこの道、今日は終着が天塩中川なので10数km長い。しかし途中でメカトラなど無く、初っぱなでつい上紋峠へ向かうことなく粛々と進めば、穏当な時間に着けるはずだ。悲しいことに、上紋峠と糸魚トンネル、道北縦貫道道を経由して、夕食に間に合う時間に天塩中川に着くのは、多分私の脚力では不可能だろう。
5:50滝上「ホテル渓谷」発。
まだ路面が黒々と濡れている滝上の町から、西側の台地へ乗り上げると、朝日も眩しい真っ青な空、赤く照らされた谷間と周囲の山々が鮮やかだ。こういう景色を見るために早起きしているのだ、とつくづく思った。
札久留で道道61と道道137が分岐。こちらは昨日からの継続、道道137で西興部へへ進む。
カラマツの高い木立の間から山腹をじりじり登って、標高差200m足らず。
札久留峠を越えて藻別に下ると、もう辺りは北見の雰囲気が残る滝上の谷間ではなく、そこはかとなく道北っぽさの感じられる興部内陸の景色になる。
▼動画1分1秒 道道137 札久留峠からの下り
ひんやりした谷間の空気の中、朝の日差しに照らされて、辺りの牧草地と森が明るく輝いている。牧草地では景色が開け、森では木々が道を囲み、光や影や湿気、鳥や虫の声を感じながら、断続する緩い下りをのんびり下ってゆく。
曇りの日も雨の日もあってこその晴れの日、走っていてどんな天気でもそれなりに楽しんでしまえる気持ちの持ち方は、ツーリングでは大切だとは思うが、やはりこういう日にこういう道を走るために北海道に来ているのだ、とも思う。
谷間が開け始めて牧草地が広がり、そろそろかなと思っていると道道分岐の青い看板が登場。ここから標高差たったの80mの瀬戸牛峠越だ。かつて1/5万地形図には西興部峠という名で載っていたこの峠。峠という言葉に漂う緊張感というより、切り通しと茂みを中途半端に登らされる、単純に鬱陶しい坂道のような気はしないでもない。
ただ、西興部市街地の見晴らしはなかなか見事で、毎回脚を停めるに値するという気になる。特に今日のような晴れた朝は、民家や畑や牧草地、周囲の山々が明るく輝いて感動的だ。
▼動画36秒 見下ろす西興部市街 朝日に輝く谷間
7:25、西興部着。
毎度の如くセイコーマート休憩とする。昨日滝上のセイコーマートで仕入れた朝食を食べちゃいるので、あまり休憩ネタも無いのだが、滝上出発後1時間半。そろそろ缶コーヒーぐらい飲んでも、まあ悪くないタイミングだ。
記 2013/1/3
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