中川→(道道541他)歌内→(国道40)雄信内
→(道道256)幌延
(以上#7-1)
→(道道121)沼川→(道道1119他)下増幌
(以上#7-2)
→(道道1077)東浦→(国道238)浜鬼志別
(以上#7-3)
→(国道238)浜猿払→(村道エサヌカ線・
天北南部広域農道他)浜頓別
153km
RIDE WITH GPS
13:50、ホテルさるふつ着。
確か前回まで道の駅だったはずのホテルさるふつが、今回道の駅ではなくなっていたのには驚いた。売店のおじさんによると、道の駅は営業主体が変わったとのことで、ホテルさるふつと駐車場を囲んで建つ別の建物に移転していた。その建物自体は確か前々回ぐらいからあったような気もしないでもない。
レストランさるふつは問題なく営業中だった。しかし、記憶通りにお昼の営業は14時までで、かなり首の皮一枚で、営業時間に間に合うことができたことになる。何とかレストランでホタテフライ弁当を食べることができたものの、緊急を要するレストランでの食事の後にゆっくり食べようと思っていた、道の駅さるふつ名物のソフトが無くなっていたのにはもう一度驚いた。以前から道内で一番オイシイとの評判だったのに。
新しい道の駅では、新たに別の店がソフトクリームを販売していた。別の店だからか、当然味も変わったような気はしないでもない。いつもあまり立ち寄る余裕があまり無かったり、そもそも寒くてあまり冷たいものなど食べる必要が無いことが多いこの道の駅さるふつだが、今後数回のうちに検証せねばならない。
14:50、道の駅「さるふつ」発。
出発してみると、さっきより向かい風が強くなっている。強向かい風はこの道で確かもう3回連続だ。
道のすぐ外側のオホーツク海を時々横目に眺めつつ、意識朦朧と、「何故こんなに向かい風はつらいのか。負荷が見えないからだ。そしてその負荷は常に変わるからだ。」などと念じるように考えつつ、のろのろ進む。途中上猿骨のスノーシェッドで一時風が遮られるのが、有り難くて仕方が無い。
約6kmオホーツク海岸沿いが続いた後、浜猿払から国道238は内陸へ向かう。ここでこちらも国道を離れ、村道エサヌカ線・天北南部広域農道へ向かう。浜猿払の集落の入り口に入り損なって、少し国道238を南下したところでエサヌカ線へ合流。
この道も長いことダートだったはずだが、近年いつの間にか舗装されているのをとある方の情報で知り、ツーリングマップルでも確認した。知っていながらいつも強い向かい風で行程が遅れ気味になり、仕方無く国道238を選ぶことが多かったのだが、今回は浜頓別まで時間の余裕がありそうなので、静かそうなこちらへ入り込んでみる。
ちなみにやはり浜頓別まで静かな細道が続くオホーツク北自転車道には、近年熊が出るらしい。残念ながら今日は向かう気がしない。
防風林に挟まれたそう広くない牧草地の中、いかにも村道らしい低い路盤の細道が、ほんの少しの登り下りすら全く無く、一直線に、時々微妙に向きを変えつつ延々と続く。長い間訪れてみたかったが訪れにくかったこの道、牧草地の向こうに防風林が近いからか、さっきの国道238オホーツク海岸区間より、余程風が弱く走りやすいのが意外だ。
▼動画51秒 村道エサヌカ線 1 展望360°
遙か彼方に現れた車がしばらく点のように見え、少しづつ大きくなってどんどん近づいてすれ違い、あっという間に去って行く。やはり道北海岸の、道道121号線を思い出す。こちらは更に道が細く、車がほとんど来ないのがとても良い。
▼動画1分16秒 村道エサヌカ線 2 どこまでも続く道
あまりに人が居なくて寂しくなった頃、ようやく乗用車やバイクが現れる。途中で写真を撮っているライダーなどもいた。熊が出そうな心配が無いのも、とてもいい。ただ、熊がほんとに出ないかどうかは全くわからない。
▼動画1分16秒 天北南部広域農道 エサヌカ線とあまり変わらない(笑)
裏返すと、地形も景色もやや単調な道であることもまた確かだ。内陸に向かった国道238がまた近づいたのか、大型車の轟音が時々聞こえ始めた。地図を見るとまだ山軽。浜頓別まであと8km。
16:20、浜頓別着。
距離が少ないのと、あまり登り下りが無いコースだったためか、かなり早めの到着だ。前述のように明日は確実に雨が降るようだ。多分、いや、まず確実に走れないかもしれないが、走らなくても早めのバスに乗らないといけない。向かい風の町中をもう少しだけ南下、セイコーマートで早朝のネタを仕入れておく。
16:45、「トシカの宿」着。
勝手知ったるで、裏の倉庫に自転車を入れさせていただく。今年は虫はそれほど多くないようで、荷物を下ろす間巨大なホッカイシマカに歓迎されることも、扉を開けた途端に大きなガが数匹飛び出して歓迎されるということも無かった。
夕食はいつものオーソドックスなジンギスカン。これを楽しみに毎年ここへ来る程で、期待通りに大変旨い。サッポロクラシックの瓶も飲めるのが、更に嬉しい。
外ではやや強い風が吹き始めていた。雨はまだ降っていない。しかし、天気予報はかなり絶望的なようだ。お客さんのライダー、サイクリスト共に、みんなで頭を抱えていた。
記 2013/1/14
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