開陽→(町道北19他)開陽台
→(町道北19・道道150他)養老牛
(以上#4-1)
→(道道885他)虹別→(国道243他)仁多→(農道他)弟子屈
(以下#4-3)
→(道道717)札友内→(国道243)屈斜路→
(農道)ウランコシ→(道道588・林道)津別峠展望台
(以下#4-4)
→(林道・道道588)津別
130km
RIDE WITH GPS
8:45、養老牛発。
霧は次第に晴れつつあり、とりあえず道の周囲の牧草地は問題無く眺められるようになっていた。
行く手の一直線の道と、その周囲に拡がる中標津西部らしい牧草地、向こうの防風林を見渡して走れる気分は、やはり格別だ。
養老牛から西別岳登山口へと、地形と道がわずかに登ってゆく様子もよくわかる。
▼動画1分17秒 西別岳登山口到着直前
西別岳登山口でこの道の最高地点を過ぎると、やはり同じような広々とした牧草地の中、道は一直線に標茶町へ向かって下ってゆく。こうなると、もうこの道も終点の虹別に近い。何だか寂しくもある。
標茶町に入ってからの寄り道復帰予定地点では、さっき断念した寄り道の先が、ちょっと手こずりそうな凸凹ダートだったのを確認できた。等と少し残念だった気持ちを納得させていると、間もなく行く手に緩やかなカーブのアップダウンが登場。いよいよ虹別だ。
ここでも裏道を考えてある。いつも根釧台地を振り返るNHKアンテナの丘をショートカットする農道へ分岐すると、細道が何とものどかで好ましい。どうせあっちの展望は、霧で利かないだろう。
9:20、国道243に合流。ここで一昨日の約束通り、「鱒や」の橘さんに電話しておく。今日はこの先再び鱒や近くを通るので、時間が合えば弟子屈周辺から津別峠越えまで一緒に走ろう、ということになっていたのだ。
摩周湖外輪山裾野の森の丘を、国道243は標茶町から弟子屈町へ。毎回根釧台地エリアへの出入りを感じる道だが、大型車の交通量にはやや辟易する道でもある。
丘陵越えから最後のスノーシェッドを下り、仁多の弟子屈へ続く農地の外れに降りたところで、狙い定めていた農道仁多2期線へと、GPSの経路表示通りに入り込む。
▼動画32秒 仁多農道二期線 国道243分岐から入った辺り 丘陵牧草地広々
農道は、牧草地、丘陵軽アップダウン、そして牧場が次々に現れる、表情豊かな道だ。毎回この辺りの風景に心惹かれていた印象通りである。ほんのちょっとだけアップダウンがあっても、交通量が圧倒的に少なくて、しかも弟子屈の市街地裏へ直接出るのが有り難い。今まで下りの勢いに任せて通過してしまっていたのが少し悔しいが、今後の私的幹線に決定だ。
と思っていると、前方から見覚えのある4駆ワゴンが登場。「鱒や」の橘さんだ。弟子屈辺りでの合流かと思っていたのだが、は、早い。さすが自動車、というより、よくこちらの道がわかったな。さっきの電話で仁多から裏道を行くとはお知らせしていたものの、さすがこの辺りの道を熟知している橘さん、おそるべし。
その橘さん、自転車服を着てロードレーサーを積んできたものの、ちょっと考えが変わって、今日は私の走行を撮影して下さることにしたとのこと。これは嬉しい。思い返すと、北海道で自分の走行中の姿を撮影していただいたのは、かつて2度しかない。今日は舞台としてはばっちりの弟子屈・屈斜路湖畔、そして津別峠である。特にあの津別峠の4サイド越え写真というだけで楽しみなのに、そこに写るのは自分なのだ。しかもカメラはEOS5DMarkIIに7D、レンズはLレンズ。これ以上の好条件は考えにくい。こういう有り難いことも時にはあるのだ。
▼動画1分18秒 仁多農道二期線 仁多の集落から弟子屈へ下る
摩周の山裾の畑、牧草地、森を、下り基調で抜けてゆく。やや埃っぽく大型車が高速で間近に通り過ぎるいつもの国道243と全く違う、静かでとても楽しい道だ。途中では橘さんが先回りしては待ちかまえて写真を撮って下さって、何だか鉄道写真みたいで大変気分もいい。
下りの先に唐突に交差点が登場、そのまま国道243を横切って、10:15、弟子屈着。
弟子屈の町の、複雑な角度で道が交わっていつも地図に眺め入る道も、橘さんの先導とGPSに入れておいたトラックデータで難なく通過し、3日前の夕方に休憩したセイコーマートで休憩とする。
3枚とも橘利器さん撮影 |
いつの間にか辺りが明るくなっていて、空には青空が現れ始めていた。根釧台地から弟子屈へエリアが変わり、天気も変わったのだ。
HotChefがあるこのセイコーマートで、豚丼で早めの昼食にする目論見だったのが、豚丼は欠品で多少残念だった。まあいい、カツ丼も十分にオイシイのだ。
記 2012/12/9
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