開陽→(町道北19他)開陽台
→(町道北19・道道150他)養老牛
(以上#4-1)
→(道道885他)虹別→(国道243他)仁多
→(農道他)弟子屈
(以上#4-2)
→(道道717)札友内→(国道243)屈斜路→
(農道)ウランコシ→(道道588・林道)津別峠展望台
(以下#4-4)
→(林道・道道588)津別
130km
RIDE WITH GPS
10:50、弟子屈発。
下段中右は橘利器さん撮影 |
3日前と同じ道道717から摩周の山裾を眺め、橘さんに待ち受け撮影されたり追い越されたりしつつ国道243へ。
雲の切れ間の青空はどんどん広がっていて、さっきまでの濃霧低温とは打って変わって、というより旅程4日目にして初めて夏らしいツーリングになっているのが大変嬉しい。 ▼動画28秒 国道243 鱒や入口辺り
屈斜路からは、またもや国道243の1本山裾側を並行する裏道へ入り込む。
この道も、この辺りで裏道に入るという発想が今まで無く、通ったことが無かったが、国道243ですらのんびり伸びやかな湖岸の畑が眺められるこの辺り、裏道は更に静かでのんびりと好ましい景色が味わえる。
▼動画1分1秒 屈斜路湖岸の裏道 畑の中ののんびりした景色
下段左は橘利器さん撮影 |
裏道とはいえ、国道243にほぼ平行しているため、入り込みやすく経路の無駄も少ない。やはり今後は積極的にこちらを経由したいと思う。
▼動画25秒 屈斜路湖岸の裏道 夏の北海道ツーリングらしいサイクリングになっている
上段3枚、下段右は橘利器さん撮影 |
一方、日差しが現れ、辺りが急に暑くなるのはいつもの通り。汗が面白いようにだらだら出始めた。まあしかし、これも夏ならではの暑さなのである。
3枚とも橘利器さん撮影 |
和琴を過ぎた辺りでは、橘さんがお花畑へ案内して下さった。お花畑の脇で走行写真を撮りたかったとのこと。
左上は橘利器さん撮影 |
畑には、黄色い小さな菜の花が一面に咲いていた。「キガラシ」という菜の花の仲間だそうだ。とても絵になる場所で写真を撮って下さって、感謝の念に絶えない。
最上段左中、第2・3段右は橘利器さん撮影 |
裏道から津別峠の道道588への合流地点は、登りはじめの取り着きの途中、いつもちょっと気に眺めていた分岐だった。「先行して所々で待ち構えて写真を撮る」旨橘さんから伺い、登って行く橘さんを見送り、12:10、ウランコシ発。
4枚とも橘利器さん撮影 |
やはり最初の直登区間は堪える。国道243からの直登区間途中で合流するので、直登を下から見上げる精神的ショックは少し緩和されているような気はする。しかし、こんなところで何が無くなったって、これから始まる津別峠の登り総量、標高差約850mが劇的に減ることはあり得ないのだ。幸い空には再び雲が増え始め、たまたま日が翳っているのが登りにはありがたい。
中下段3枚は橘利器さん撮影 |
一方、コマンドの前レバーが緩くて、レバーを上から押さえっぱなしにする必要があるのと、インナーに入りにくくなって、時々現れる10%超えの場所でキックシフトでギヤを替えなければならないのがちょっとストレスだ。
道は頭上が開けた取り付き区間から鬱蒼とした森に入り、しばらくつづら折れで登り続ける。斜度が厳しい津別峠だが、毎回この森の涼しさと、斜度の緩急にかなり助けられるように思う。下の方ではまだ涼しいというほどではなく、日なたが少ないので暑すぎないというぐらいなのだが、次第に沢の部分で冷気を感じ始め、標高400mを過ぎると風が目立って涼しくなり始める。
右は橘利器さん撮影 |
この辺りまで来ると、山肌はますます切り立ち、道は斜面に張り付くように続く。8%基調だった斜度も何だか緩い部分が増えるような気がする。ただ、後でデータを見直すと、全体ではそれほど斜度は変わっていない。こういう印象には、気分の影響も大きいかもしれない。
急斜面に張り付く道の頭上が開け始めるのは、北海道より内地の峠でお馴染みのパターンだ。ところどころで屈斜路湖も見え始める。晴れた日だとここで再び路上に日差しが現れるのだが、今日はここまでの森区間の間に、天気は再び薄曇りに変わっていた。
3枚とも橘利器さん撮影 |
カーブの見晴らしがいい場所で、橘さんがEOSを構えてばしゃばしゃばしゃっとシャッターを切り、また車で先行していく。4サイドの津別峠越え写真、仕上がりがとても楽しみだったが、果たして自分の写真ながら、大変迫力がある写りだった。橘さん、さすがである。
上段左は橘利器さん撮影 |
13:40、津別峠着。朝早めに開陽台を切り上げただけあり、安心の早着だ。ここまでのろのろの登りにつきあって下さった橘さんも、さすがに夏の繁忙期、もうお仕事に戻らないといけない。再会を誓い、下ってゆく橘さんを見送ってから更に水など飲んで一息着いて、14:00、津別峠発。
津別峠から展望台への2kmは林道区間。舗装ではあるが、斜度も道の雰囲気もここまでより更に険しくなる。開陽台と並んで、私の毎回の北海道ツーリングの最急勾配区間だ。しかし斜面が険しいだけあって、まばらになった道の周囲の木々の間に、周囲の山々の稜線と、その向こうの阿寒・北見の大樹海が広がりはじめる。吹いてくる風も涼しく、折れそうな心を立ち直らせてくれる。
密な原生林の中、道は途中から直登気味になって更に斜度が厳しくなるが、ここは時間を掛けてじっくりじりじり登ってゆく。斜度が厳しいほど、登り量も大きいのだ。
記 2012/12/9
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