北海道Tour24#4-0
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7月上旬に続いていた猛暑は、中下旬頃の数日間いったん収まったものの、その後再び復活してしまった。そしてその後は、私が憶えている限り、間違いなく過去最大級猛暑の夏が続いた。東京についてだけでも、昼も夜も何処に行っても、明らかに記録的猛暑とか言っていた去年を軽々上回る勢いの暑さだった。もう毎日くらくらになってしまった。
そんな最中の7月終盤、私は尾瀬に出かけた。以前自転車ツーリングで枝折峠から御池ロッジ泊、翌早朝4時発のシャトルバスで尾瀬沼を目指していた私の尾瀬ツアーは、コロナ禍以降に4時発のバスが廃止されてしまって以来、山小屋泊の非自転車旅行に変わっている。
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今年の尾瀬は曇りから雨の、むしろ寒さに凍えるぐらいの天気だったものの、帰路乗り換えの春日部や新越谷は38.9℃の猛暑に襲われた。
翌日の広島出張、更に続いた毎日の猛暑により、8月に入る頃には疲れが溜まり始めていたと思う。エアコンが効いている部屋で毎日を過ごしていても、北海道や尾瀬では身体から熱気が抜ける感覚が感じられる。それは東京でいかに暑さにストレスを感じているか、いかに暑さにやられているかを物語っている。エアコンが無い室内で、毎日大変な思いで暮らしている方もいらっしゃると思う。本当にお見舞い申し上げたい。
という猛暑による疲れと、釧路空港に着いても雨で運休にしちゃったり、走り始めたら雨だったという毎年の経験を鑑み、釧路空港行きで予約していた8/8(木)の航空券を7月下旬に中標津空港着に変更した。これで初日はほぼ民宿地平線に向かうだけの旅程になってしまった。しかし、この変更は正解だった。
8/3(土)、例年通り母の家への自転車回送の日。天気予報は晴れ、最高気温34℃。ここ数日、最高気温36℃以上の猛暑が続いていたにしちゃあなかなか条件は良い。
しかし日中、気温はごく普通に上がっていった。それは34℃の普通じゃなく、ここ数日の通りの普通なのであった。
構わずに13:30、普通にいつもの東京横断裏道コースへ出発。ゆっくりのんびり、務めてペースを上げずに進んでゆく。
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猛暑のためか多摩湖自転車歩道の茂みや木立の緑のボリュームが増えている気がする。そして、そういうところでは気温が少し下がることが感じられる。植物の力は凄いと思う。
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西東京市から武蔵野市、杉並に入ったところで15時、いったんコンビニ休憩。身体に何か自分が自分じゃないような違和感と、軽い筋肉痛みたいな感覚が感じられる。暑さにやられ始めている。アイスを食べると、身体と特に頭が冷やされるのがよくわかる。そのまま炭酸水500mlを飲むと、やはり驚く程すいすい身体に入ってゆく。
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気を付けて、毎度の裏道コースを中野区、渋谷区と脚を進めてゆく。
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2度目の休憩は港区赤坂、16時過ぎ。もう全体的に気温が下がり始めている時刻だ。台地上の青山から下手の赤坂に下り、新橋まで降りると、気温が下がるのを毎回感じる。海の影響が大きいのではないかと思っている。冬の朝は、逆に少し気温が上がるような気がするし。
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母の家には17時前に到着。気分が悪いということは無いものの、エアコンの冷気に当たると、いかに身体に熱が溜まっているかがよく理解できた。そしてエアコンに当たったぐらいじゃ身体の違和感は消えない。
一息付いてからシャワーを浴びている間、歯がガチガチいうほと悪寒が感じられ始めた。幸いお湯ですぐ収まってくれた。間違いなく、去年より熱気にやられている。
思えば今年は、7月中旬に涼しい北海道に行ってから下旬に尾瀬に行ってしまったので、猛暑の日に慣らし運転をしていなかった。今日で身体が暑さに慣れるといいんだが。
中標津の天気予報は雨か曇りで午後はずっと雨、降水確率40%以上。間違いなく空港から宿へ直行だ。つくづく、釧路空港から中標津空港に変更しといて良かったと思った。
7時半過ぎ、「天候調査のお知らせ」として運休の可能性があることのメールが来たが、夏にはほぼそんなことは起こらないと考えて間違いないことを私は知っている。ということにしておく。
中標津便は12:25発なので、空港へ向かうには母の家9時半発で十分、なはずだった。タクシーで空港に向かう途中、首都高がいつもの4時台よりは混雑し、ちょっとだけ渋滞に巻き込まれたのにはちょっと焦ったものの、それでも湾岸トンネルを抜けた後はもうすいすい。
ところが羽田空港到着後、第2ターミナルの出発ロビーがあまりに混雑しているのに驚いた。そして手荷物受付にできていた長い列には、明らかに機内持ち込み可能な小さい荷物の人が並んでいる。もしやと思って直接荷物カウンターの近くへ向かってみると、幸いにもこの長い列と本来の荷物受付は別の列だ。
結局手荷物は、並んでから10組以内で手続きとなった。私に関しては順調な進行なのだが、係の方に聞いてみると、件の列(というより混乱)は昨夜の落雷欠航により折り返し便も欠航となり、その影響を受けた方の列とのこと。中標津便の運航には問題無いようで、ひと安心。
搭乗口はサテライト48番。搭乗検査を終えて通路の表示を見ると、検査場から865m。かなり歩くぞと思っていると、矢印の行き先が階下に下っている。ということはバスラウンジだ。バス移動も含めての距離のようだ。
そしてバスラウンジでバスの列に並び、サテライト搭乗口についての看板を見ると、WCや売店もあるらしい。サテライトとは空港ビル本体から離れた本格的な搭乗施設なのだ。やっとサテライトの意味を理解したと思った。
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バスに乗ると、確か以前歩いて向かった搭乗口ブリッジの先端、或いはその先に進んでゆく。そして以前何度か使ったことがある搭乗ブリッジには、全体に枠組足場が掛けられていた。なるほど、通路まで塞いで大規模修繕工事中なのだ。
到着したサテライト搭乗施設は46〜48番搭乗口だ。ここがまた混雑している。待合室の表示を見ると、高松便が1時間遅れだ。今のところ中標津便は大丈夫っぽいが、何か起こるだろうとは思う。
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その後11時半には、中標津便条件付き運行のお知らせが来た。現地の視界次第では羽田に引き返すおそれがあるというもので、まあ、これはあまり心配していない。
しかし結局、出発30分前を少し過ぎた段階で、出発は45分遅れの13時10分となった。そして乗客の搭乗遅れにより飛行機が動き出したのは13時半。今回も1時間遅れだ。遅れた乗客の方は、乗り継ぐ前の便が遅れたのかもしれない。気を揉んだことと思う。お疲れ様でした。
記 2024/11/9