北海道Tour24#11
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自転車の解体は落ちついて粛々着々と進み、6:37、鬼志別ターミナル発。今年も、いや昨日に続いて今日も、雨の国道237をバスは黙々と進んでいった。宗谷岬までバス車内に乗客は数名。一見少ないようにも思えるものの、鬼志別から稚内高校へ通う学生さんもいらっしゃる。私みたいな物見遊山の観光客が、どうのこうの言うべきではない役割を担っているのだ、バスも鉄道も。
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宗谷岬で乗ってきた乗客は数名。昨日降りた客より明らかに少ない。ということは、昨日の乗客の多くが昨日のうちに折り返しでどこかへ、多分稚内へ戻っていったことになる。
窓の外には、宗谷湾のオホーツク海と砂浜と番屋と熊笹の土手が曇り空の下に続くだけだった。それが新建材の住宅とロードサイド系鉄骨建屋が現れ始め、一気に声問の市街地に入った。実はここからが結構時間がかかる。稚内高校辺りからトイレを必死に我慢する羽目になり、ぶつぶつ「早く早く早く」などとうわごとのようにつぶやきながら真面目に額から汗を出して耐えるという状況に陥った。
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8:26稚内着。ターミナルの軒先に荷物を投げ出すように置いて、何をさておきまずはトイレへ。
要を足してひと安心、次は1時間半待合室で待機する。観光客のメンバーと行動を去年の記憶と比べながら、今年は、いや今日は、もうただじっとして列車を待つことにした。何しろ昨日来ているのだ。時々セイコーマートで買い食いする以外に目新しいものは無い。
10:05ちょっと過ぎ。そろそろ行っとこうと思って改札に並び始めると、途端にワタクシの後ろに列ができてしまった。みんな並び始めるタイミングを伺っていたのだった。
10:15頃キハ54が入線、10:20に改札開始。美深で降りるのに問題無さそうな場所に陣取り、ワンマンの運転手さんに自転車の置き場所を相談しておく。お客さんが多いので、今回は運転台隣の開放スペースに置かせていただく事になった。
稚内10:28発。市街を出た辺りから、空は何と真っ青に晴れてしまった。見渡す日本海も見事に真っ青だ。こうなると陽差しはかなり厳しい。しかし、列車の窓から入る風がありがたいぐらいの気温に留まっているのは有り難い。まあそれも、上勇知辺りからかなり暑くなってしまった。窓を開けて笹原と森の宗谷丘陵、続いてサロベツ原野に目を輝かせる年配のご夫婦を眺めながら、90年代、宗谷丘陵からサロベツは晴れるとすごく暑い、雨だと寒いと思っていたことを思い出す。それは今も変わらないのだと思った。ただ、天気の不安定さは増しているとは思う。今日の晴れは、昔を思い出させるような、大変思い切りのいい晴れだ。
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普通列車は途中幌延の段階で10分遅れたものの、その先のダッシュと音威子府の8分停車の分で取り返した。一方、晴れていた空が、佐久を過ぎるとものの見事に曇り始めた。厚い雲の下、谷間の天塩川は泥水が溢れそうに満水である。そして美深手前で山間を見上げると、もう200mぐらい上は天気予報の降水確率30%が納得できるぐらいに暗い雲に覆われているのだった。全体的に人里離れた山間で眺めたくないものばかりであり、安定感というよりは不穏さしか感じられない。
やはり、今日の輪行は間違っていなかったと思える。私にも学習能力というものがあるのだ。
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13:48美深着。次は仁宇布へのデマンドバスだ。乗り換え時間は比較的短く、14:01美深発。
仁宇布手前ではもうすっかり雲が低い。フーレップ川の谷間では小雨か通り雨ぐらい降っても全然不思議じゃない感じだ。
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ファームイントントは14:30着。ここまでと同じく雲は低くどんより気味だが、明日は晴れるらしい。ということは、久しぶりに美瑛まで自走で到達できるかもしれない。チェックインの15時まで時間があるので、その間自転車を組み立てておく。
美瑛までの経路は2つ。獲得標高差が200mぐらい多く距離は20km少ない下川・岩尾内湖・愛別経由と、獲得標高差が200mぐらい少なく距離は20km多い美深・朱鞠内湖・幌加内経由だ。どっちに行こうか迷うものの、現在の天気予報で見る限り、下川・士別方面は幌加内方面よりちょっとだけ降水確率が高いし、去年山深い行く手の通行止めを用心した結果、安全策で撤退している。幌加内方面にしても途中の狭い谷間で意外に土砂崩落が多かったり、幌加内で大雨に捕まって行程打ち切りにしたことはあったものの、何と言ってもこちらは美深から幌加内まで曲がりなりにも国道だ。天気予報や道路情報などが事前に問題無ければ、幌内越峠とか於鬼登峠とかより安定感はある。とりあえず、今年は安全策も込みで幌加内経由の国道276で背水の陣を取る、という策があるつもりでいることにした。
何にしても明日は行くぞ、美瑛まで自走で。行けるといいな。
等と思いながら夕食までのんびりした。どうせプライベート牧草地は曇りなのだ。
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夕食は楽しみにしていた佐藤シェフの美深フルコース。たっぷり美味しく楽しめ、とてもいい夜になった。
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記 2025/2/1