北海道Tour24#12
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4時の天気予報では下川方面・幌加内方面とも晴れか曇り。今のところどっちへ向かっても雨の予報じゃない。美瑛へは自走で出発しても大丈夫だろう。下川・幌加内のどっちを経由するかといえば、やはり昨日の雨による道への影響は気にならないことはない。何と言っても去年は下川方面に向かって、安全策ではあるものの撤退しているからだ。
万全を期すなら、やはり幌加内経由とするべきだ。仁宇布から幌加内方面へ向かうのは2014年以来。近年(と言っても直近で2017年)よく使う印象がある下川経由に比べ、標高差は200m少ないものの距離は20km多い。今日は5時出発の体制を組んでいるので、それぐらい全く問題は無いだろう。
問題は最高気温で、幌加内28℃、旭川31℃。ちょうどコース最大の登り区間江丹別峠とお昼の時間帯がもろ被りだ。まあコース最大とは言え所詮約300m。いざとなってもどうにでもなるし、下ってしまえば旭川には待避場所はいくらでもある。
荷造りを終え食堂に降り、夜明けのプライベート牧草地を眺めてみる。頭上には濃霧みたいな雲が垂れ込め、いつまでも薄暗い。これなら尚更延々無人の山間が続く下川方面ではなく、美深へ降りて幌加内経由で行く方がいいだろう。それでも仁宇布市街から美深の盆地まで15km位無人の森ではあるが。
この段階で、やっと今日のコースが決まった。何年か前まで去年あっちだったから今年はこっち、程度で決めていた仁宇布→旭川。近年異常気象が多発するようになり、特に豪雨の後はここに限らず慎重な検討が必要と思われるようになってしまったなと思う。
外に出ると、曇りのせいか空気がひんやりとやや重い気がするので、ポロを着てみた。気温については何とか行けそうだ。美深まで下ってしまえば、天気予報に近い展開があることだろう。
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4:55、ファームイントント発。
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霧で薄暗い早朝の仁宇布を、畑や牧草地の向こうの森に熊が現れないかおそるおそる下る。
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交差点で5時ちょっと過ぎ。相変わらず雲は低く空は暗い。行く手の美深方面はあまり霧っぽくない気がする。もし美深で雨っぽくなったら躊躇無く行程を取り止めることはできる。そしてまだ美深8時過ぎのサロベツに全然間に合う。この自由さが有り難い。
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天気予報を一応信じ、引き続き道道70で美深へ黙々と下り続ける。
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高広で一瞬辺りが明るくなり、陽が出たと思ったらまた暗くなった。
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しかし辺りは仁宇布より明るくなっているし、行く手の空は振り返って眺める空より何だか明るい。
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谷間から美深の盆地に降りると、思惑通り確実に空と辺りは陽差し成分と共に明るくなってきた。空や周りの山々のところどころはガスっぽくとろんとしているような気もするが、深刻な雨が降りそうな気配はもう感じられない。
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盆地に降りてからも、意外に勢いよく下れていた。開けた周囲だけ見ていると、下っている印象は無い。確かに去年の秋もその前も、逆方向から仁宇布に向かったとき、がくっとペースが落ちて自分が情け無くなったものだった。
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見えるより斜度があるこの道は、要注意だなと思った。
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5:55、美深セイコーマート着。ファームイントントから普通に下って美深市街までほぼ1時間。いつも通りで良かった。
美深では空は全く問題無い。国道275で幌加内を目指すことに決め、ホットシェフでクロワッサンを2つ、今朝は未だ食べていないヨーグルト、そしてペットボトル羊蹄山コーヒーを仕入れておく。今は先に進もう。
記 2025/2/1