2016年8月、北海道には3つの台風が上陸。接近台風や熱帯低気圧も含め、被害総額は過去最大規模となりました。私の北海道Tourもこの影響を受け、運休や輪行ぶつ切りが連発。近年は毎年大雨やら不調ツーリングの話など目新しくもありませんが、今回は台風から変わった熱帯低気圧に遭遇したり、輪行中の列車運休や代行バスなど、過去体験したことが無い展開となりました。
これら台風の影響は未だに続く根室本線東鹿越・上落合間の運休をはじめ、道内各地のインフラ被害、2017年4月現在でもポテトチップス販売中止など、深い傷跡を残していますが、頑張れ負けるな北海道!と心から思います。
私のツーリング行程も台風と熱帯低気圧の影響を受け、輪行3回というかなりさんざんな内容になりました。ただ、道内のJRがことごとく運休になっていたほどの台風直撃にも係わらず、たったこれだけの影響で済んだとも言えます。それはちょうど台風が上陸していた間、私は道北にいたからなのでした。
一方で意外にもツーリング全体の印象がそれほど悪いものではなかったのは、前半の道東と#8の道北での晴天、そして4年振りの道道137の上原峠・狐沢橋・西立牛トンネルなどが効いていると思います。 また、道北縦貫道道こと道道120では、去年と今年で通れた区間・通れなかった区間が表裏の関係に。不運中の幸いでした。
連日の雨により、メインカメラのGRUは帰宅後に背面ボタンの動作不良が発生。露出補正ボタンだからとたかを括っていたら浸水が意外に多かったようで、入院後に有償新品交換扱いになってしまいました。それでも毎日ツーリングの思い出を、きっちり残してくれていました。
一方、遂にサブ系統のデジイチに念願のフルサイズ機、PENTAX K-1が登場。画質自体はAPS-Cで何の不足も無いのですが、フルサイズと言うよりNewF-1以来の35mm判。ファインダーを覗いたときから、大きなファインダー像、大きなボケによる空間感覚が、やはりたまらなく懐かしく愛おしく、なんだか我が家に帰ってきたような安心感。
ただ、今までのK-5と比べてシステム全体、特にレンズの肥大化は深刻です。2017年のツーリングに向け、代わりに私自身の減量に着手はしていますが。
記 2017/4/16