チミケップ湖→(道道494)日の出
(以上#6-1)
→(町道・農道)相内→(国道38他)留辺蘂
→(国道242)仁田→(道道1032・244他)遠軽
(以上#6-2)
→(道道137他)立牛
(以上#6-3)
→(道道137)西興部
169km
RIDE WITH GPS
滝上まで最後の峠は西立牛トンネル越え。
標高差180m未満、地形図だと短い道なのだが、山腹1回折り返しで直線トラバース気味の登りは毎回意外にしんどく感じられる。
トンネル向こうの滝上側も、谷間に下りきって畑と集落が始まってが意外に長い。
しかしこちら側に降りてしまえば、もう濁川まで下ってしまえば滝上に着いたも同然なのだ。もうこっちのものだ。
15:15、濁川着。集落や道の駅の自販機はもうそのまま通過、15:25、滝上着。念願のセイコーマートで休憩とする。ここまで天気はまあまあ安定しているし、時間もたっぷりある。もう何があっても、今日は余裕を持って西興部まで行けるだろう。西興部にもセイコーマートはあるのだしここで休憩しなくても何の問題も無いのだが、まあ折角のセイコーマートだし。
15:40、滝上発。
出発すると町中で雨が少しぱらついて止んだ。ぱらっときたかなと思っていると、町外れを過ぎて再び雨が降り始め、意外にも次第に密度が濃い。これまでの水滴を感じるというようなものとは次元が違うかもしれない。大丈夫、すぐ止むはずだ。
と思って山方面を観ると、何と山々がいつの間にかかなり霞んでいる。いつの間にか路面もしっとりと色が変わり始めていた。結局、立ち止まって雨具を着込んだり道道137単独区間分岐までのあっという間に、本降りになってしまった。もう雲も遠くの遠景だけじゃなく、近くの山を霞ませるほどに低く降りている。あまりに急な展開に驚きつつ、思い返せば朝の天気予報では15時から雨マーク。順当に、天気予報がばっちり大当たりなだけなのである。
今日終点の西興部まで、あと20km余り。峠も小さいものだけだし、時間的には余裕を持って西興部まで行ける。焦るような出来事ではない。
標高299mの札久留峠へは、しばらく正面に稜線の凹みを眺めながら少しずつ登ってゆく。確か峠はあの凹みの辺のはず。意外な近さになんだあんなもんかとも思う。標高差はたったの130m、登りの少なさは計画時に物足りなく、実際に走ると毎回とても助かっているのが我ながら可笑しい。過去の訪問で逆方向から夕暮れ間近にこの峠を越え、サクルー荘到着と同時に辺りが真っ暗になったことを思い出す。
等と思っていると、路上の端の方に大きな泥みたいな塊を発見。ヒグマの糞だとすぐわかった。そして、これほどでかい糞も珍しい。うーん、やはりこの辺にはいるのだ、と思った。森があればヒグマがいて不思議じゃない北海道。いること自体には驚かないが、今は出てこないでくれ。
一喜一憂する間雨はいよいよ強くなり、路面はぬらぬらになってしまった。
峠の向こう側も、雨が止む気配は全く無い。西興部到着目前にして、ぬらぬらの路面で滑らないように気を付けながら慎重に脚を進めてゆく。幸い、下り一方の緩緩斜度は、楽にのんびり下るにはもってこいだ。
雨は瀬戸牛峠分岐手前でかなり弱くなり、峠に登るまでに完全に止んだ。まだ雲はかなり低く薄暗く、このまま晴れるという気はまったくしない。
しかし、今回も瀬戸牛峠から西興部を見下ろすことができて、感謝感動である。
17:05、西興部着。セイコーマート中に、またかなり強い雨が降り出し始めた。最後の最後で雨やどり、それでもホテル森夢着は17:15。夕食の前にお風呂に入って一息付ける、余裕の到着だ。
明日の天気予報予報は道内どこもかしこも1日じゅう雨、降水量は1時間1〜4mm。自転車にとってはしんどい、というよりやや危険なほどの大雨だ。予定コースの道北縦貫道道は山まっただ中、この天気じゃ走れない。天塩中川まで全区間運休の輪行で決まりだ。
乗り換え地点 | パターン1 | パターン2 | パターン3 | パターン4 |
西興部発
名士バス 名寄着 |
6:37
↓ ↓ ↓ 7:40 |
8:22
↓ ↓ ↓ 9:27 |
11:17
↓ ↓ ↓ 12:22 |
12:52
↓ ↓ ↓ 13:57 |
名寄発
JR宗谷本線 音威子府着 |
7:50
普通 稚内行 ↓ 8:52 |
10:08
特急 スーパー宗谷1 ↓ 10:52 |
12:33
普通 稚内行 ↓ 13:34 |
14:13
普通 稚内行 ↓ 15:09 |
音威子府発
JR宗谷本線 天塩中川着 |
9:20
普通 稚内行 ↓ 9:52 |
10:53
特急 スーパー宗谷1 ↓ 11:21 |
13:55
普通 稚内行 ↓ 14:28 |
16:31
普通 稚内行 ↓ 17:03 |
輪行経路は、西興部から名寄まで名士バス、名寄から天塩中川へはJRの一拓だ。バスの時刻は6時台、8時台、その次は11時。名寄での列車の連絡先は全て良好だ。11時に西興部を出ても天塩中川着は14時半だが、8時台発だと天塩中川着は11時21分。駅での自転車組立時間込みでお昼にホテルに着くことになる。これだと温泉に入って昼食が食べられるだろう。特急スーパー宗谷にも乗れるし。こっちで行こう。
とこの時は軽い気持ちで思ったが、この決定は間違っていなかったことを翌日思い知ることになる。2016年の北海道Tourは、とんでもない方向に進み始めていたのだ。
記 2017/2/5
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