北海道Tour16 #9
2016/8/19 浜頓別→仁宇布-1

浜頓別→(町道・農道他)ウソタン→(道道586)下頓別
→(国道275)中頓別→(道道120)兵知安
→(道道647)上頓別→(国道275)小頓別
(以下#9-2) →(道道12)毛登別→(道道764)本幌別
→(道道220・道道12)歌登
(以下#9-3) →(道道120他)仁宇布
 124km  ルートラボ

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
 

 4時の段階で天気予報は昨夜と変わらず。浜頓別町、中頓別町で9時だけ雨、降水量は0mm。そして夜明けの空は意外に明るい。これなら今日のコースだとあまり山奥には踏み込まないので、多少降っても雨具で凌ぎ切れる。
 5時に再び外を伺うと、予想以上に雲は厚くなっていた。雲は全体的にそれほど低くはないようでもある。どうせ行かない予定の知駒峠は、行ってもやはり霧の中か、山裾から雨になるだろう。やはり知駒峠が気になるのだと、我ながら思う。

 荷積みに外へ出ると、やはり雲は低い。まだ雨は降っていないものの、何時降り始めてもおかしくはない雰囲気だ。天気は雨に向かいつつあるのかもしれない。少なくとも、予定が劇的にいい方に変わることは無さそうだ。

 5:50、「トシカの宿」発。町中の自販機でコーヒーを飲み、何とは無しにセイコーマートにもう一度立ち寄っておく。国電区間各駅停車のようなあまりしゃきっとしない出発だ。

浜頓別からウソタン経由で中頓別へ 赤は本日の経路

 6:15、浜頓別発。まずは町の南、山裾の道道586を目指す。毎年のように訪れる浜頓別なれど、町中から直接南下するこのパターンは初めてだ。

町の外は牧草地 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 町から出て台地の縁の牧草地で、雨がほんの少しぱらつき始めた。9時から雨にしちゃ少し早い。雨はほんの少しで、まだ路面は乾いている。山々はまだクリアだ。しかし一昨昨日の滝上では、本降りが始まるときに急に山が霞み始めた。今山がクリアに見えても、気休めにしかならない。

丘から頓別川の谷間へ下る RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 台地から降り、頓別川の谷間を横切り、谷間の南端の山裾で道道586へ合流し、ウソタンから下頓別へ向かう。

 山裾なので片側は茂みのような森、もう片側は牧草地やら牧場やら茂みやらという風景が続く。

 浜頓別と言えば丘陵に波打つ牧草地や、クッチャロ湖の物寂しい湖岸の風景が印象的だ。ここ頓別川の谷間は、各方面からの主要アクセス国道から離れていることもあり、浜頓別という地名と紐付けられた風景としての印象はやや薄い。今日のような薄暗いどんより雲の下では、緑の彩度が下がって尚更だ。道道586そのものが、いつ通ったのかあまり覚えていない。以前何度か通っていることは確かである。比較的時間の余裕があるときだとは思う。

南側山裾の牧草地 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 今日もかなり余裕がある行程だ。時間があると思っていると、身体を動かすのがやや億劫だ。温泉ホテルが続いたので、或いは湯当たりなのかもしれない。とにかく天気が冴えなくてまだ薄暗く、訪問そのものとか土地の味わいに気持ちが向いていかない。

牧草ロールに謎のメッセージが RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 浜頓別から路面はずっと乾いているものの、雲はかなり低い。そして天気予報では9時には雨が降ることになっている。いずれ遅かれ早かれどこかで降り始めるのだろう。しかし、山裾でずっと感じられていた空気中の水滴は、道道586が山裾を離れるとすっと消え始め、下頓別で国道275に合流して集落を出ると完全に消えた。

 国道275は寿の山裾乗り上げ区間へ。何でこんな所で山裾へ乗り上げてまた下るのか、一見あまり意味が無い登りだ。自転車ではペースが落ちて気が急く程度の2〜30m程度の登り下りなのに、トンネルまである。実は昔ここで頓別川が時々氾濫していたとか、ちゃんとこんな経路を辿る理由はあるのかもしれない。

 何かとややネガティブな脳内活動が先行する、薄暗い朝なのだった。

 

 7:20、中頓別着。浜頓別から1時間強。ややだらだらしすぎかもしれない。しかし今日先を急ぐ必要は無い。どうせどこかで降られるんだし、ここには道北最大の私的拠点的セイコーマートがある。寄っていかねば。
 早朝に朝食済なので、またもやコーヒーに少々物資を仕入れる間、一度止んでいた雨がまたぱらつき始めた。これから山裾、そして狭い谷間を通過することになるし、今現在の段階で、かなり遠くの山々が霞み始めている。霞んでいるのはかなり遠くなので、まだ雨がすぐに降り始めることは無いとは思う。しかしそろそろ降られるのかもしれない。

 7:45、中頓別発。

中頓別から小頓別経由で歌登へ 赤は本日の経路

 道道120への分岐には「開通」と表示された看板が建っていた。えっ、と思った。何故なら、今回コース計画の段階で、道道120の中頓別・歌登間兵知安峠は通行止めという情報を得ていたからだ。看板をよく見ると、「除雪情報」である。どちらにしても今日は雨だし歌登へ急ぐ必要は無いので、わざわざ雨が強まりそうで熊も出そうな兵知安峠へ向かう選択は無いと思うものの、兵知安の峠入口で情報収集はしておきたい。

 などと除雪情報の看板に惑わされる一方で、道道120へ曲がった途端、まるで空気中の湿度が高まるように水滴が空気中に漂い始めた。道が山裾方面へ向かっているからだ。ああ、こういう感じで雨に替わってゆくのか今日は、と思った。

 雨具を着込もうと思って適当な場所を探して進む少しの間に、雨は本降りに替わった。しかしまだ空は明るい。天気予報でも降水量は0mmだったし、まだ9時じゃないから、これから雨は更に強く降るのかもしれない。ならば、音威子府に向かう選択はあり得るのかも知れない。今年も音威子府から輪行なのか。

 道道120と道道647の分岐手前で、道路情報の電光掲示板が登場した。「通行止め」の文字がはっきり読める。やはり兵知安峠は通行止めなのだ。まあこれだと事前の情報通り。予定通りなので悔しくもない。

 兵知安峠へ向かう道道120から分かれて、道道647はやはりそう広くない谷間を遡ってゆく。

 谷間には牧場に森が断続、製材工場もある。中頓別から国道272の上頓別へは、美峰ピンネシリの西側を大きく回ってゆく国道272より、東回りの道道120・647経由の方が距離が短いのが面白い。

 こういう場合、途中にやや厳しい峠があるのが普通だ。しかし、道道647のピークは国道272との再合流地点上頓別のすぐ手前、標高差で30mほど高いだけだ。峠というより地形の縁を乗り越える、そんなイメージに近い。それなのにこちらがメインの国道にならないのは集落が少ないためだと思われる。集落が少ないのにも何か理由があるのだろう。或いは川の砂金の採れる量とか、そんな理由なのかもしれない。

 

 脳内活動も活発なのだが、緩い登りでは、ここまでなかなか動かなかった身体が意外に快調だった。もちろんペースはがくっと落ちているものの、緩い斜度で身体に掛かる負荷が不快ではない。静かな谷間を少し進むと、空が大分暗くなってきた。調子に乗って兵知安峠に進むような事態にならずに済んで良かった。まあ向こうへ行ったとしても、空がこれだけ暗いと引き返すだろう。

 上頓別で国道275へ合流。

 国道は秋田の集落上手を乗り越え、また集落の向こう側で谷間に下る。国道は自転車ツーリストのことを考えて造ってないのか。まあそうなんだろうな。交通量的にほぼ皆無の自転車に合わせて登り下りを少なく造ったら、税金の無駄遣いであると、わかってはいますよ。

 などととぼとぼと進む国道275区間はそう長くない。秋田を過ぎて畑が切れ、森と茂みが少し続いて、おもむろに小頓別の外れに到着。歌登へ向かう道道12の分岐も現れた。

 9:10、小頓別着。
 郵便局前に自販機を発見。少しというかまたもやここでコーヒー休憩、と、急に雨が強くなってきた。少しここで雨宿りすることにした。というより、雨の様子を伺いつつ身の振り方を考える場所に来ていた。
 音威子府へ向かうなら、このまま国道275で音威子府に向かうのが最短経路である。今まさに9時過ぎ。天気予報の雨の時間帯そのままだ。予報ではこの後雨が上がるし、このまま音威子府に向かうと、美深着が早すぎる。もし音威子府へ向かうとしても、決断を先延ばしにしても決して遅くはない。まあ今音威子府に行っちゃって、何年か前みたいに天塩川温泉に入ってもいいんだが。
 それより、今は目の前に未済経路がある。小頓別から歌登へ向かう道道12と、咲来峠から歌登へ向かう道道220の間を繋ぐ道道764だ。道道12・220とも天塩川・頓別川(というよりJR宗谷本線・元天北線)の谷間と歌登を効率良く結ぶ道であり、わざわざ道道764を通る機会が今まで無かったのだ。できれば晴れの日に通りたかった道だが、晴れの日は順調に効率の良い道で長距離コースで行くため、こういう道は通りにくい傾向がある。
 その道道764で、本幌別へ向かい、道道220で咲来峠を越えて音威子府に向かうかどうかを判断しても、音威子府着が遅すぎることは無い。もっと言えば、その先道道120で仁宇布に向かい始める歌登でも、まだ最後の判断は可能と言えば可能だ。それにこのまま道道12で歌登へ直行すると、歌登は多分10時前。いくらなんでも早すぎる。
 道道764経由本幌別は、今現在できることの選択としては悪くないように思われた。これでいこう。

記 2017/2/20

#9-2へ進む    #9-1へ戻る    北海道Tour16 indexへ    北海道Tour indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topへ

Last Update 2017/4/9
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-17 Daisuke Takachi All rights reserved.