開陽→(町道北19)武佐→(道道775)東武佐→(農道)俵橋
→(道道994)中春別→(農道)別海温泉
(以上#3-1)
→(新酪農道)奥行→(道道930)上風連
→(道道121・813)奥別寒辺牛
(以上#3-2)
→(道道813)東円朱別→(道道928)上風連
→(農道・町道)西春別
(以上#3-3)
→(道道957)上多和原野→(道道13)萩野
→(農道・町道)虹別→(道道885)養老牛
(以下#3-5)
→(道道150他)俣落→(町道北19他)開陽台
→(町道北19他)開陽
208km
RIDE WITH GPS
14:00、西春別通過。というか西春別そのものではなく、何となく西春別の市街地っぽい気配を遠目に眺めつつ、町の外側を掠めてゆく。一応道周辺の地名も少し離れた町と同じ西春別なのが、話をややこしくしている。
コースは泉川へ、これまでの北西向きから概略南西へ90°変わり、平坦基調の地形は再びアップダウン連続に、そして道が屈曲しはじめた。根釧台地内側の高台上から次のエリア、縁部分の丘陵横断に移ってきたのだ。
標茶との境界部まっただ中の泉川は、旧国鉄標津線では標茶から気動車が100m登りを確か20分ぐらい掛けて辿り着く、根釧台地入口の駅だった。このコースでも後半のハイライトの一つとして、泉川を外す訳にはいかないのかもしれない。
朝からの距離はもう160km、お昼過ぎでそろそろ5時台スタートの疲れが感じられ始めているところに、この地形の変化は堪える。そしてここまでずっと距離感覚と方向感覚を保ってコースを辿っていたのが、道の屈曲で自分がどういう方向を向いて進んでいるのかわからなくなり、更に焦りが助長される。毎回泉川はこのコースの難所なのだ。
ペースはというと、今日はもう去年と一昨年より30分ぐらい遅れている。まあこの天気のお陰で、随所で写真を一杯撮っているからな。去年より時間が掛かったという落としどころで手を打つことにしよう。焦らない焦らない。
と気を許し、泉川の一番奥で、ちょっと興味があった農道へ踏み込んでみた。風景はそれなり以上に良かったものの、アップダウンを伴う回り道に、またもや時間を喰ってしまった。
道は再び台地上へ。根釧台地上縁の比較的安定した面上を北西へ、淡々と次第に標高を上げてゆく。
そして風景も牧草地と防風林が規則正しく断続する根釧台地北部らしいものに変わった。
今日のような晴れの日に、ここを通ってみたいと思ってからもう4年目。雲が出始めてやや薄曇り気味だが、日差しが現れると眩しく輝くような日なたの牧草地を眺めることができる。最後まで落ち着いて風景を楽しまねば。
道道13に合流すると標高はいよいよ150m以上に移行、最高地点180m台のスノーシェッドまでちょい坂がしんどい。
スノーシェッドから先は、地形全体の傾斜なりに道道13が下り始める。牧草地から遠景の山裾へ開けた平面を見渡しながら下ってゆく風景のためだけに、標茶からのルートにこの道を選ぶこともあるほどだ。
▼動画30秒 道道13の展望区間
今日はその平面から立ち上がる北側の山々の中腹から上が、雲に覆われているのがよく見えた。
標高170mの虹別から再び220mまで登り返す萩野の高台からも、虹別から養老牛への山裾に雲が掛かっているのが見えた。ここまで晴れだったのに、最後の区間の道道885・150と開陽台は今年も曇りかもしれない。
15:00、虹別の国道243クランクから道道885へ。民宿地平線まであと30km未満。そんな距離より早くも帰ってきたという気すらする、大好きないつもの道である。
中虹別から中標津町界、西別岳登山口を過ぎて養老牛へと、楽しみな風景が続くはずなのだが。北側の山々はやはり雲に隠れているか、上空の重い雲であまり景色がすっきりしない。
つくづく昨日の晴れの機会に訪れたかったが、近年の訪問中では雨が降っていなくて風景が見えるのはむしろ上々だ。
記 2017/1/2
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