塘路→(道道221他)東阿歴内→(道道1128他)太田
(以上#2-1)
→(道道813)高知→(農道)茶内西
→(道道123)上風連
(以上#2-2)
→(道道123)別海→(道道831)豊原→(農道)緑町南
(以上#2-3)
→(町道)開陽台→(町道)開陽
132km
RIDE WITH GPS
15:05、中標津発。
やっと木陰が涼しくなり始めた俣落直交の町道を北上してゆく。
夕方っぽい日差しに牧草地の緑が鮮やかになっている。時刻も上々、今日は開陽台でゆっくりしよう。
15:50、俣落着。意外に早く着けた。
しかし、町道北19と開陽台入口道路の登りはやはり汗だくである。
16:10、開陽台着。前回が何時だったか忘れてしまったほど久しぶり(2011年以来だった)の、晴れの開陽台だ。
駐車場の定位置に自転車を停め、そそくさと展望台へ階段を登る。まずは売店でサンドイッチにソフトを瞬殺。いつもこの売店では、いい歳をして自分でも可笑しくなるぐらいに食べ物がすいすい腹に入ってしまう。食べる物を食べてから、おもむろに展望台屋上へ。
空に多少雲はあるものの、根釧台地のはるか地平線まで、というより360°上空に開けた空間と、相対する台地の存在感。これこそ近年出会えていなかった、北海道第一級展望スポットの実力だ。いやー、やはり開陽台は素晴らしい。素晴らしいとしか言いようが無い。裏手のキャンプ場にはバイクも多い。今日はここで極上の一夜を過ごすのだろう。少し、というかかなり羨ましい。
この時間、どんどん日が傾いてゆく。そして今日は雲の動きが早い。根釧台地を照らす日差しは雲に遮られ、大きな影が次第に動き、また明るい日差しに照らされてゆく。僅か5分ぐらいの間に、風景のニュアンスがどんどん変わってゆく。
今日は間違い無く当たりの開陽台である。
思えば朝はどんより暗く霧と雨に挫けそうだったが、途中からぐんぐん晴れ始めて暑くなり、印象としては暑かったことしか残っていないほど晴れてしまった。前半の余韻か東京での暑さ疲れのせいか、何となくだれた行程だったものの、最終的にはいい時間に開陽台に着けて、近年全く遭うことが出来なかった晴れの根釧台地に臨めている。曇りの日も、霧の日ですらそれぞれ味わい深い表情を見せてくれる開陽台ではあるが、この晴れの日の風景こそ開陽台にやって来る理由となっている風景とその体験なのである。
こういう日も来るのだ、と思った。
16:55、開陽台発。
町道北19号から少し脇道に入り、1987年から私的な定点撮影地となっているダートで夕方の風景を少し眺めた後、17:20、民宿地平線着。
宿に着いてすぐに町営温泉へ。早めの到着が効いて、午前中からの目論見通り夕食前に風呂に入れたのはいいが、町営温泉の私的名物中札内の地鶏唐揚げを生ビールと共に味わう望みは叶えられなかった。地鶏唐揚げはボリュームたっぷり過ぎて、夕食前に食べてしまうと夕食を残しそうでどうしても食べることができないのだ(しかし今考えたら、残して持ち帰りにすればいいだけかもしれない)。
夕食時には、宿主の石川さんに2年前から構想を伺っていた新コースの根釧台地100kmの完成版を見せていただいた。明日は晴れ予報なので、問答無用で初の晴天202kmだが、100kmコースもきっと素晴らしいコースに違いない。何と言っても石川さんが満を持して組み上げた第2作。いずれ辿ってみたい。
一方、天気については「明日は大丈夫でしょうけど明後日はまた嘘みたいに雨でしょうね。台風も心配ですし、今年の夏はこれで終わりでしょう」と石川さん。長年の実績と経験で、総合的に見て間違い無いらしい。ならば明日は心置きなく202kmコースを楽しみ、明後日の弟子屈までの屈曲コースをどうするかは明日の予報で考えよう。
記 2016/12/19
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