北海道Tour16 #1
釧路空港→塘路-3

釧路空港→(道道66・952)山花
→(道道835他)阿寒町仲町 (以上#1-1)
→(道道222)雄別→(道道667)徹別
(以上#1-2)
→(農道)上徹別→(国道274)上幌呂
→(道道1093他)鶴居
(以下#1-4) →(農道他)下久著呂→(道道1052他)塘路
91km  RIDE WITH GPS

天下の国道274も釧路市内は静かで楽しいツーリング向きの道 RICOH GR GR18.3mm1:2.8 徹別から上幌呂経由で鶴居へ 赤は本日の経路

 谷底で国道238を横切り、そのまま西側の丘へ。ここからコッタロ湿原手前の中久著呂まで、しばしこの辺り毎度の丘陵横断が続く。道道885としての区間は国道238に突き当たって終り、道としてはそのまま国道238の反対側へ市道っぽい細道が続いている。その市道沿いに建つ赤い屋根の畜舎に見覚えがあった。地形図で細道として描かれたこの市道っぽい道は、2010年に確かに一度通っている。計画時には気付かなかった。ようやく今思い出すことができた。

2010年の牧場 向こうの建物は建て替えられていた RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 低い丘なのですぐ終わる坂ではあるものの、細道のためか登り斜度が厳しい。そして途中まで牧草地に面するため、日陰が無く、路面の照り返しが暑い。この辺りで近年感じたことが無い暑さである。

徹別の谷間から丘越え区間へ RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 水をがぶ飲みしながら、さっきセイコーマートで目一杯入れといて良かったと思った。

 もうひとつ丘を越えて下った上徹別で、さっき布伏内で交差した国道274に北側から合流。交通量はほぼ皆無だ。道東自動車道が阿寒まで開通してしまった現在でも、ほとんどの車は釧路へ向かってしまうのかもしれない。

 しかしやはり曲がりなりにも比較的新しめの国道、何だか埃っぽい表情が漂う。

 丘陵連続アップダウンのひとつひとつは40〜80m程度。以前2度以上通っていて、同じような道ではあるが時々見覚えがある程度に、何となく勝手はわかっている。

 PENTAX K-1 smc PENTAX FA77mm1:1.8Limited

 そういうものだと思っていて、時間もあるので、あまり焦る気にならない。やはり初日は余裕を持つべきである。

アップダウンと牧場を抜けてゆく国道274 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8
ここも前回は大雨の中 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 そして14時半を過ぎた頃から、風は明らかに涼しくなり始めていた。

上幌呂から鶴居経由で下幌呂へ 赤は本日の経路

 気が付くと上幌呂。ここでまだしばらく丘陵横断を続ける国道274を下車し、道道1093へ。明日の朝食と昼過ぎまでの補給食を入手するため、鶴居のセイコーマートに寄っておかなければならない。久著呂へ向かうのにアップダウン込みの3角形の2辺ではなく、谷間・ショートカット・未済経路とメリットが三拍子揃ったこちらに経路を選んでいる。

 GPSが無いとこれらをアドリブ込みの地図読みで選んでゆくことになるが、GPSトラックツーリングは景色だけ眺めていても分岐を間違えにくい。こういう時に大変便利である。

 15:25、鶴居着。新建材の住宅に拡幅道路、新しい道路舗装や構成材など、北海道の町はどこもかしこも10年以上前とは雰囲気ががらっと変わっていて、面影は道の方向や周囲の景色ぐらいに残るだけだ。そういう意味では、北海道は意外に旅情を拒むような裁けた土地であると言える。今日の鶴居について言えば、確か2004年に立ち寄ったセイコーマートの看板も、近年のロゴに替わっていた。そして店内で、セイコーマートのPB商品のロゴが、「SECOMA」に替わっていることに、今気が付いた。
 とりあえず北海道の地方市街らしいぱりっとした雰囲気の町並み、目の前の山のような物資に安心感がある。しかし今、ここで明日の朝食を買っておく必要がある。数年前、鶴居を経由して今日と同じ塘路泊、翌日根釧台地に向かって失敗しかけたことがあったのだ。そう思わないと、物資を買い込む行動になかなか進むことができない。早くツーリングに感覚を合わせないといけないね。
 店内の空調空気を振り切って外に出ると、まだまだ身体は汗べとべとで気持ち悪いものの、夕方の風を感じることができる。日なたはまだ暑いが、日陰は大分涼しくなってきた。野菜、ヨーグルトなどを集中的になどを食べてちょっと長居。

記 2016/11/25

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Last Update 2020/3/18
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