北海道Tour16 #9
2016/8/19 浜頓別→仁宇布-2

浜頓別→(町道・農道他)ウソタン→(道道586)下頓別
→(国道275)中頓別→(道道120)兵知安
→(道道647)上頓別→(国道275)小頓別
(以上#9-1)
→(道道12)毛登別→(道道764)本幌別
→(道道220・道道12)歌登
(以下#9-3) →(道道120他)仁宇布  124km  ルートラボ

地形の縁を乗り越えたらあっけなく雨が上がった RICOH GR GR18.3mm1:2.8 小頓別からポールンベツ経由で本幌別へ 赤は本日の経路
 

 地図交換やらおにぎりやらで15分ぐらい経っても、雨はなかなか弱まらない。出発してしまおう。

 さっきの道道647同様地形の縁を乗り越えるような小さいピークを越え、山の向こう側へ出た途端、雨が面白いようにすっと上がった。というか、何とは無しに空が明るく、空気が明らかに乾き始めている。路面はまだ黒々ぬらぬらしているものの、もうこちら側では雨は上がりつつあるのであった。

山の向こうは雨が上がっていた RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 少し下った毛登別で、長年懸案の未済の道道764へ。

 70mの小さな峠というか丘越えは、ずっと地図で眺めて想像していた通り、丘陵横断にありがちな斜度やや厳しめの坂だ。

 しかし、途中の熊注意看板の、大変恐ろしいヒグマの表情は、ここまでヒグマにおびえながら毎日過ごしてきた私の恐怖を更に高める傑作だった。浜頓別のオホーツク自転車道ですら熊出没情報で立入禁止になるこの道北の、しかも山間。確かに、いつ熊が出ても不思議は無い。しかも出没日は8/2、わずか2週間前。交通量が極端に少ないこの道での目撃日が2週間前なのだから、毎日どこかに熊がいるという解釈が自然である。おとなしく音威子府に向かった方が良かったかな、と少し思った。

 どきどきしながら斜度やや厳しめの峠を越えると、ポールンベツの谷間が開けた。

ポールンベツを見下ろす RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 不思議な地名のやや狭い谷間には、穏やかな表情の牧草地と森が拡がっていた。谷間が少し拡がるに連れ、道端には牧場が点在し、人里の香りが漂い始めた。やはり晴れの日の風景を見てみたい気分になる。

 雨が再びぱらつき始めていたが、低い雲は動き始めていた。谷間の町道をこのまま下ると、歌登へ向かう道道12に合流するものの、もうあまり雨にも勢いは無さそうだ。くるっと折り返して道道764を継続、もうひとつ丘越え込みで本幌別へ向かうとする。
 ぐっと細くなった道端の、牧場が何とも愛らしい。本幌別を目指しつつ「ポールンベツ」の地名看板を見ると、「本幌別」と「ポールンベツ」の音が似ているように思えてきた。あるいは本幌別という地名は、ポールンベツに漢字を振ったものなのかもしれない。
 2つめの丘越えも40m程の小さな丘ながら、斜度はやはりぐいぐいっと厳しめだ。朝っぱらからギヤをインナーに落として汗だくになってしまった。

小頓別から本幌別経由で歌登へ 赤は本日の経路
 

 本幌別は歌登へ続く盆地の一番西側にある。牧草地が拡がる谷間の、集落はその南側山裾にかたまっている。本来集落の中を通っていた、咲来峠から歌登へ下ってゆく道道220は、数年前に集落の外側に経路変更されている。本幌別は大きな集落ではないし、今日は行程にかなり余裕があるので、懐かしい旧道へ脚を向けてみた。小学校の脇を通る旧道は、静かで優しく人なつこい表情である。そして森の中へ伸びてゆくペヤマン林道は、相変わらずダートのままだった。まあここが舗装される日は来ないのだろう。
 音威子府へ向かうなら、今ここ本幌別が潮時として区切りがいい。この先歌登へ向かってしまうと、音威子府に行くには小頓別か咲来のどっち経由にしても、浜頓別からここまでやってきた経路に対して何らか逆戻りが発生する。
 しかし、空は明らかに明るくなり始めている。今日はこのまま歌登まで行ってしまってもいいんじゃないか。

相変わらず雲は低い RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 期待に反して本幌別の先から再び雨が降り始め、約10kmの平地緩下りの間弱い雨が続いた。

そろそろ緩下りも一段落する辺り PENTAX K-1 smcPENTAX FA77mm1:1.8Limited

 時々渡る小さな川はことごとく、今にも川幅から溢れ出しそうに濁流が迸っていた。また、牧草地では草地の中に水たまりがみられた。大雨の影響はかなり大きいようだ。思えば一昨日宗谷本線も停まった程の大雨だ。近年、北海道への往復に飛行機を使っているので、特にツーリングの最中はあまり道内の鉄道状況は気にしていない。しかし、もしこれが鉄道頼りなら、走っていても気が気で仕方無いぐらいの事態なのだろうな。

牧草地に水たまり ここ数日の雨はかなりの大雨だったことが実感される RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 しかし雨にもう迫力は無かった。案の状、雨は歌登の手前ですっと止み、雲が開け始め、急に空が明るくなり始めた。

 
 

 空の明るさに、もうこれからは雨が止むのだろうという希望が持てた。これなら予報通りだし、今後も天気予報通り曇りで推移し、問題無く仁宇布まで行けるのかもしれない。

 10:50、歌登着。
 セイコーマート休憩中、空はどんどん晴れてきた。歌登が晴れでも、これから向かうのは無人の山中。この晴れは割り引いて考える必要はある。しかし、それでもこの先、午後の予報が雨になっている場所は無い。ここまでずっと考えてきたように、今が音威子府に向かう最後の分かれ道だが、もう撤退を考える必要は無いだろう。

 仁宇布まで道道120だけだとすると、時間の余裕はありすぎる。歌登15時発で普通に走って仁宇布着17時だった年もあったぐらいなのだ。しかし、もう少し何かできないかと思っても、仁宇布までは1本道。途中大技的な回り道は無い。まあこれぐらいが、余裕たっぷりでいいのかもしれないし、志美宇丹か上徳志別辺りで脇道の寄り道でもしてみるか。
 余裕がありすぎると思うと、ついついだらだらしてしまうのは毎度の話。セイコーマートには50分もいた。11:40、歌登発。

記 2017/2/20

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Last Update 2017/4/9
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