北海道Tour16 #2
2016/8/12 塘路→開陽-1

塘路→(道道221他)東阿歴内→(道道1128他)太田
(以下#2-2) →(道道813)高知
→(農道)茶内西→(道道123)上風連
(以下#2-3) →(道道123)別海→(道道831)豊原→(農道)緑町南
(以下#2-4) →(町道)開陽台→(町道)開陽

132km  ルートラボ

赤は本日の経路 濃い灰色は既済経路
  YHから眺める霧の湿原 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 目覚ましが鳴った。もう朝なのか。まだ2日目というのに、もっと寝ていたい。東京の暑さで疲れが溜まっているのかもしれない。明日は自動的に4時に目覚めることができるだろうか。朝が早い北海道、しかも道東とはいえ、4時では辺りは真っ暗だ。その真っ暗な窓の外に、霧が溜まっているのがよくわかる。
 4時半を過ぎて辺りが次第に明るくなると、霧の濃さもよくわかってきた。ただ、今日の天気予報は晴れ。いずれ朝のある時点でこの濃い霧も消えて晴れとなるのだろう。晴れで気温が上がった翌日によくあるパターンだ。そしてそういう現象が起こる場合は、晴れの周期もそろそろ後半に入っている場合が多い。

 5:30、塘路YH発。霧の塘路で自販機を探し、コーヒーを飲む。コーヒーがあるのならまずはコーヒーだ。コーヒーを飲まないと自分は何もできないのか、とも思う。甘えのようなものかもしれない。

塘路湿原YHから阿歴内経由で太田へ 赤は本日の経路

 森と牧草地が、100mぐらい向こうが見えないぐらいの霧に包まれている。以前森の中に少しは見えたはずの、塘路湖の湖面が殆ど見えない。

 薄暗い霞で風景は灰色で、霧の中からおもむろに現れる少々のちょい坂が、出発したばかりの身体にやや鬱陶しい。

 過去の訪問での、晴れの風景が思い出される。もう少し爽やかな1日の始まりであってほしい。

 せっかく実際の道を走っているのに過去の訪問に思考が向いてしまうのは、多分薄暗いからかもしれない。人間にはつくづく明るい朝の光が必要なのだと思う。

 今日の天気予報は晴れだったので、晴天への期待は高い。というか、昨日あれだけ晴れて今日の予報も晴れなのだから、晴れて当たり前だと思っていたのだ。

 しかし現実は空も辺りも薄暗いので、北側の農道経由ではなく、このまま道道221を継続して南側の阿歴内を経由することにした。北側の農道方面は、何となく茂みから熊が出てきそうで怖い。

 そして阿歴内経由の方が道が道道だけあって起伏が多少小さく、楽に通れる気がした。何より阿歴内にはしばらく行っていない。

 

 牧草地の霧とカーブの向こう、茂みに人里の雰囲気が漂い始め、民家が登場して阿歴内に到着。
 まだ早朝で人気は無いものの、以前何度か立ち寄った自販機で缶コーヒー休憩とする。自販機があると無いでは、脚の停めやすさが全然違う。しかしそれにしても、またもや缶コーヒー。薄暗くて出発せねばという気持ちとまだ何かと動きにくいような気もする身体が一致しない現状に対し、缶コーヒー休憩という大義名分に逃避しすぎているような気もしないでもない。
 ささっと出発しよう。根釧台地に入ったら晴れるかもしれないのだ。と思っていると、やや大粒の雨がぱらぱらっと降り始めた。雨かよ。話が違うな。雨具を着込む間、放し飼いっぽい小柄な犬が寄ってきたきたので、少し遠くの玄関先をうろついている風のおじさんに「何とかしてくれ」とお願いすると「それ、うちのじゃないんだ」と返事が返ってきた。まあそんな時間が過ぎてゆく、早朝の阿歴内なのだった。

霧はますます雨っぽい RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 台地上から国道272の谷間へ下り、東阿歴内の愛らしい「おはか→」看板を眺めてまた台地上へ登り返す。

阿歴内から太田経由で高知へ 赤は本日の経路

 道道1128では、以前経由した片無去経由の農道との分岐をのぞき込んでも、まあ事前の想像通りに霧が掛かっていた。片無去経由の農道は、距離もアップダウンも道道1128とそう変わらないのに、道道1128より細く静かで魅力的な道なのだが、以前、道道1128は晴れているのに農道区間だけ妙に雲が出てきたことがあった。このため、やはり道道の通る台地上の方がより天気は安定する傾向にあるのかもしれないと勝手に思っている。要するになんだか気分が乗らず、今日の所は道道1128へ。

 雨がほぼ上がって空が多少明るくなってきた。分岐の標識に自転車を立てかけ、ここで雨具を脱いでおにぎりを食べておく。
 初の経路となる高知→東円朱別あたりの地図を予習したり、もう1個おにぎりを腹に入れておく間、再び雨が降ってきた。小粒で密度が高く、いつのまにかじっとり服に浸みるタイプの嫌な雨だ。再び雨具を着込むのにまた時間を食う。
 小さな出来事のひとつひとつは必要なことなのだが、その積み重ねが何となくだらだらとけだるい時間となり、脚を重くしている。気が付くと7:20。ここまで1時間40分もかかってしまっている。せっかく宿を5時台に出発したのに。

薄暗い今朝の道道1128 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 案の状、走り始めると霧の水滴が上着に張り付いてくる。路面はぎりぎりで乾いていたり、所々水たまりにもなっている。

 しかし南片無去辺りから、今までそこそこ明るかった霧の中がやや薄暗く、雨粒も大きめに変わってきた。もう本格的な雨だ。

台地上に拡がる牧草地 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 霧と寒さのせいか、走っては停まってを繰り返していた。立ち止まってフロントバッグの脇ポケットに突っ込んでいるGR2を、水滴から避難させるためにフロントバッグの中に仕舞いつつ、どんよりと低い雲を見上げてみる。

 話が違う。今日は晴れじゃなかったのか。ペースも明らかに低調だ。全体的に低調になってしまっている。

少し先の路面が濡れ始めた なんか話が違う展開 RICOH GRU GR18.3mm1:2.8

 大回りの恵茶人で、太平洋を眺めるコースも望み薄な気がしてきた。ただでさえ、内陸部の根釧台地が晴天でもどんより曇りの場合が多い太平洋岸、今日の天気はますます望み薄だ。ならば、早めに民宿地平線に着いて、夕食前に町営温泉に連れて行ってもらおう。早く温泉に入ってビールでも呑んでゆっくりしよう。等と考えると、町営温泉の食堂の中札内地鶏唐揚げで頭が一杯になる。唐揚げのイメージで雨を耐えるのも悪くないな。

記 2016/12/19

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Last Update 2017/3/18
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