暦通りの期間に有休1日を加え、9日体制となった今年の北海道。さらに某氏のご厚意で、なな何といきなり往復とも飛行機が導入されたのでした。ほぼ万全の準備で望んだ旅程、肝心の9日目は全道を覆った雨雲に捕まってほとんどパーに。でも、久しぶりの北太平洋シーサイドラインとオホーツク街道、近年曇り・雨続きだった根釧台地では晴天に恵まれ、更にに狙い定めた夕暮れの津別峠でもばっちりの夕焼け空に出会うことができました。のんびりした雰囲気の下居辺温泉、豊富温泉も楽しく、更に帰路の札幌ではわざわざ地元の友人に集まっていただけて、最高に充実した夏ツーリングになりました。
残念だったのは今年も上紋峠へ行けなかったことと、その後の下川→枝幸の道北縦貫道道へ行けなかったこと。それに、計画ミスで初日に占冠→新得の輪行を挟まざるを得なかったこと。
95年の訪問から、その愛らしい佇まいで、脇を通ると立ち寄って休憩させてもらっていた津別町の上里小学校。今年でついに廃校になってしまうことを、帰ってからのNHK朝のビデオ投稿コーナーで知りました。コーナーのオープニングで、真っ赤なイタヤカエデの葉っぱに埋まって、にこにこしていた子供たちの映像が胸に染みました。向かい風と高温に悩まされた北見市の若佐は、10月の竜巻で大きな被害を被り、脇で工事中だったトンネルも未だ工事再開に至っていないようです。また、初渡道の思い出の場所ニニウには、何と高速道路が建設中。旅先の出会いは一期一会、感覚を研ぎ澄まして一瞬一瞬を大切にしなくてはならないと、思い知らされました。
毎年毎年減り続ける北海道の旅行者たち。特に現象著しいのがライダーで、ぱっと見かつての1/5以下ぐらいかも。まあ母数が多いのでまだまだ路上では第一勢力なのですが、ところが今年、唯一自転車乗りが増加に転じていたように思います。それも学生ツーリストが増えているのが頼もしいところ。精一杯、今しかできない旅をしてもらいたいと思います。