今年の7・8月、日本全国は記録的な猛暑に襲われました。
例年だと7月上中旬は暑くても、下旬から8月に入ると朝晩は多少涼しくなってくるのですが、今年は夜明けすら暑い日が際限無く続きました。最高気温、月間平均気温、連続真夏日/熱帯夜など、各地で観測史上の各最高値は軒並み更新。東京でも40日間連の真夏日や最高39.5℃、連日35℃オーバーなど、数々の記録が残りました。たまに32、3℃ぐらいの日だと、過ごしやすく感じるくらい。
北海道も例外ではなく、8月に入って札幌他各地で30℃を超す日が続きました。2002年、2003年が寒くて雨が多かったのとは対照的です。8/7に千歳から走り始めた行程前半、晴れの平野部では、30℃以上の気温と容赦のない直射日光、路面からの照り返しに、連日随分悩まされました。初日などは5l水を飲んだぐらいです。
一方、4日目の道東から、天気の狭間に入り込んでしまったように雨が断続。その度に輪行で移動した結果、行程はずたずたに分断されてしまいました。行程期間中の輪行3回は近年の最高値です。出発前から続いた道内の晴天で、少なくとも雨の心配は無いと思いこんでいましたが、まさかこんなに雨に悩まされるとは。
両極端の天候条件でしたが、道東スーパー林道を何のトラブルも無く完走できたのは、ラッキーなことでした。長い間行きたかったこの日本最長のダート林道は、ここ2年程天候のためにすぐ手前で撤退というパターンが続いていたのです。
ただ、道東スーパー林道を含む8/9の獲得標高差は1900m以上。その前後も獲得標高差1500m程度の日がありました。今にして思えば、行程の分断は、天候のせいだけではなく「疲れが溜まって休みたい」自分の気持ちも後押ししていたようには思います。これは今回の行程計画上の反省点でしょう。
毎年少しずつ変わりつつある北海道ツーリングシーンですが、バイクの減少がますます進行中。一昨年よりがくっと減った去年より、更にがくっと減りました。路上でも休憩ポイントでも、全盛期の1/4から1/5ぐらい。自転車も少し減ったような気はしますが、顕著なバイク減少の陰に隠れて、印象としてはあまり減った気がしません。でも、一時期流行ったおやじチャリダーは、今年は見かけませんでした。