北海道Tour04 #8-3
2004.8/14
朱鞠内→深川

赤は本日の経路

三股→(道道528)朱鞠内→(国道275)北星
→(国道239)霧立→(道道742 
途中まで#8-1)小平蘂湖
→(道道126)小平→(国道232)留萌
→(国道231)元阿分→(道道94)御料峠
(以上#8-2)
→(道道94)妹背牛→(町道・市道)深川
153km

雨竜川を渡って妹背牛町へ 遠くには幌加内の山々

 御料峠で道はくるっと折り返す。意外にも峠下りは今までよりも斜度が急である。谷も狭く、地形の表情からして全く違う。急斜面に張り付くトラバースで下り続けると、地図通りに恵岱別ダムを過ぎて竜西に下りきる。

延々と続いた超だらだら斜面の後ようやく御料峠が近づいた…はずだが、峠手前は平原 あまりそういう雰囲気はない 御料峠の折り返し 標識は物々しい 意外にも今までより急な下り

 今までより急だっただけにあっと言う間の下りだったが、もうすっかり周囲は田圃。そしてひまわりで有名な北竜町らしくひまわり畑が目立つ。

干上がりつつある恵岱別ダム ダムを渡る橋 北竜町の谷へ下る
田圃が拡がる ひまわり畑

 追い風と微下りに便乗してどんどん下るに連れ、広くなった谷間の平地は田圃で一杯になり、やがて正面に石狩平野が拡がり、平野を挟んで反対側、深川や旭川の山々が見えてきた。車も集落ごとに増え、山間の道だった道道94は、次第に石狩平野の田舎道に変わっていった。

谷間は一面の田圃 竜西 次第に拡がる谷 石狩平野が見えてきた

 14:00、和着。
 国道275との交差点には、「滝川23km 深川16km」という看板が出ていた。ここでちょっとこの先の行く手について考察する。一応今日の終着地は滝川だと決めていたが、今まで深川も滝川もあまり前向きに訪れたことが無く、「どっちでも同じじゃん」ぐらいにしか考えていなかったのである。滝川に向かうとすると、目の前の国道275を23km。石狩川沿いには、滝川の手前までサイクリングロードもある。
 しかし、朝から静かな道が多かったせいか、比較的栄えている石狩平野を前向きに走る気持ちは無く、わずか7kmだが距離の近い深川に向かいたくなっていた。それに何より、深川の手前、妹背牛町には公営の温泉施設がある。滝川にも風呂屋ぐらいあるかもしれないが、深川方面だと確実に今日の汗を流せるのだ。
 そろそろ強くなっている南風も、滝川へ向かうと強向かい風だ。考えれば考えるほど深川である。

和を出発して妹背牛へ向かう 雨竜川 妹背牛町に入る 広々とした田圃、青空 田圃の向こうに青い山々

 広々とした田圃の中、道道94も直線基調で石狩平野を横断してゆく。途中では朝添牛内まで道沿いだった雨竜川と再会。橋の上からはくねくねした流れや岸の低木が表情豊かな川と、その上流方面、遠くにに幌加内方面の山々が見えた。朝はあの向こう、道北エリアにいたのだ。
 14:30、妹背牛温泉ペペル着。何と町役場の隣が温泉施設である。

妹背牛温泉ペペル ポーチに自転車を置かせてもらう 町道をのんびり深川へ

 風呂から上がってすっきりして、もう後は深川へ向かうだけだ。辺りは一面の田圃、風呂に入っている間に多少日差しは弱く、赤みが混じり始めていた。誰もいない町道の1本道をゆっくりのんびりてれてれと流すと、ちょっと離れて平行する函館本線をスーパーホワイトアローやライラックが爆走して通過してゆく。
 もともとのんびりゆっくりな上に、7km強、しかももろに向かい風。意外に時間が掛かり、15:25、深川着。

深川の街中をのんびり流す 深川駅到着 名物ウロコダンゴを横目にのんびり解体開始 スーパーホワイトアロー到着

 この辺りは日中には普通列車が無くなるので、16:18のスーパーホワイトアローで札幌に向かう。途中の岩見沢で普通列車に乗り換え、札幌着は17:35。
 ここ何年か、札幌はほとんど通過するだけだったので、初めて駅の外から眺めるJRタワーには驚愕&唖然。20年前、札幌駅はまだ地平駅、北口も無かったのである。

 久しぶりに大通公園でぼうっと休んだり、懐かしのラーメン横町へ行ってみたりした。
 大通り公園は夏祭り中。かつては随分賑やかな年もあったと思う。それに較べると一時の賑わいは無いにせよ、やはりどことなく華やいだ雰囲気が楽しい。観光協会のトウキビにジャガイモも懐かしく、噴水脇のベンチでトウキビをぼりぼり食べると、初めて札幌を訪れた20年前を思い出す。
 ラーメン横町も「観光客向けだよ」等と言う人もいるが、その通りで、手っ取り早く懐かしい「札幌ラーメン」を食べるのに便利である。

何故か岩見沢で乗り換え 隣は特急ライラック 夜の札幌駅 ライラックと普通電車 はまなす発車 窓の向こうで手を振るすがたに夫妻(写ってない、すいません ストロボが敗因)

 最後は22:00、毎年お馴染み急行「はまなす」。今年もすがたにさん、こあきさんのお見送りを受け、差し入れのサッポロクラシックに枝豆&おつまみでありがたく気分良くなり、千歳到着を待たずに意識が無くなってしまった。
 夜中に目が覚めると函館到着直前。いよいよ北海道とお別れの最終局面だ。でも、じたばたしても始まらないので大人しく2度寝。

記 2004.9/5

#8-2へ    北海道Tour04indexへ    北海道Tour indexへ    自転車ツーリングの記録へ    Topに戻る

Last Update 2004.10/10
ご意見などございましたら、E-Mailにてお寄せ下さい。
Copyright(c) 2002-4 Daisuke Takachi All rights reserved.