様似→(国道336)えりも
→(道道34)庶野
→(国道336)広尾(以下#2-2)
→(道道1037・501・国道336)美成
→(道道657)忠類
→(道道15)幕別→
(国道242・道道73)池田
→(道道236・974・56)留真→
(道道947)留真温泉
206km

北海道Tour04 #2-1
2004.8/8 様似→留真温泉

赤が本日の経路 灰色は昨日までの経路
赤が本日の経路 灰色は昨日までの経路

早朝の宿の前 港町から様似市街へ様 様似市街

 6:00、様似の民宿「藤」発。
 宿のある港町から、去年の執着点様似駅のある町中を抜け、岩場の漁村を抜ける国道336へと足を進める。南下する道には、時々山の低い部分からすでに高く昇った太陽がまぶしい。

国道336 朝日がまぶしい 太陽が台地に隠れるとまだ薄暗い 漁村が断続

 太陽に照らされた山の緑が鮮やかだ。思ったほど涼しくないのは相変わらずだが、それでもまだ暑いということもなく、朝の海風、岩場に溜まった冷やっとした空気が助かる。

漁村が断続 岩場の漁村が続く 幌満 山は険しく緑は濃い 幌満の漁港を抜ける 大きな湊を過ぎても延々と漁村が続く 昆布干しの人々 運動会状態

 漁村は昆布干しで大忙しのようで、どの家も家族総出でその辺の広場や海岸に昆布を敷き詰めていた。今年は昆布が豊漁なのだろう、きっと。そういえば昨日見た野菜畑も勢いが良かった。

赤は本日の経路 太陽が山に隠れてひんやりした空気が快適
えりも市街近し

 町外れの丘を登って下って、7:15、えりも着。
 セイコーマートで休憩にする。店の前には4サイドのエンペラーが停まっていた。寝袋、テントらしい包みなど、私よりもはるかに重装備である。店の中に目を移したところでその主と目が合った。
 福岡のサイクリストらしい顔中髭と日焼けで真っ黒のその青年と、店の前で補給しながらお互いの行程を報告し合う。と、その途中で、
「ちょっと待った。この先黄金道路の庶野のすぐ向こうで自転車通行止めがあるそうなんです」
とのこと。何でも自動車だけ通れるが、歩行者と自転車はダメらしい。十勝に出るには、今から幌別まで引き返して、昨日分かれた国道235で大樹へ抜ける必要があるとのこと。彼もその話を人に聞いて、十勝への行程を断念して引き返すところらしかった。
 地元の人にも聞いて話を総合すると、どうやら崩落かなんかで通行可能区間の幅が狭く、信号で自動車のみ通行可としているようだ。去年通った黄金道路の切り立った岩、片側通行状況を考えても、それなら納得できる。
 いくら何でも、この期に及んで幌別引き返しは無い。一瞬ひるむが、この区間にはJRバスが走っている。襟裳岬で時間の当たりを付けて、庶野かその手前から輪行してしまえばいいのだ。
 地元のおじさんが、「漁師さんの軽トラでも来たら、信号待ちの間にちょっと乗せてもらえば良いんだよ。そんなの」と教えてくれたのにも気が楽になった。まあ何とかなるだろう。
 7:30、えりも発。

えりもを出ると歌別 歌別 高台に漁村が続く ちょっとわかりにくいがところどころで昆布干し

 海岸沿いの高台、歌別の漁村でも、あちこちの砂利が敷かれた昆布干し用の空き地で、まるで運動会のように老若男女総出で昆布を干していた。この辺りの昆布干しの風景は何度か話に聞いていたが、昼は昆布干し、夜は盆踊りという、盛り上がりの時期なのかもしれない。

歌別を抜けると油駒 霧っぽいアップダウン 下ると少し霧が晴れ、道ばたの漁村が見える 視界50m以下

 高台を進むうち、えりもを出るときから遠くに見えてはいたが、ある箇所から周囲が霧に包まれはじめ、高台から岬前の何度かのアップダウンの辺りで一気に濃くなった。もはや視界50m程度、道が登っているのか下っているのかしかわからない。下りが緩くなると、霧の中からうっすらと漁村が現れ、それはそれで夢のようなヴィジュアル体験ではある。
 8:10、襟裳岬着。少し休憩後、出発。

襟裳岬駐車場 何も見えない 岬を回っても霧はましになったり濃くなったり 昆布乾し場 一面昆布

 百人浜の途中で、再び急に霧は晴れ出した。海側に灌木帯と明るい藍色の太平洋、山側に緑の牧草地と日高山脈の外れの山々。強い太陽光線で黄緑も濃い緑も輝くように鮮やかになっている。

百人浜 何となく見通しが良くなってきた いきなり晴れた!正面に日高の山々 周囲が低木帯から開けた牧草地になる辺り 草、木々、海、遠くの山々 陽射しもかなり厳しい とりあえず下り基調で助かる 草の緑に山の緑、木々の緑が鮮やか

 岬からわずかに下り基調のこの道からは、緩く起伏する丘と海、庶野の奥の岩場や日高山脈の見通しが素晴らしい。昨年を含め過去2回走ったときはすべて今回とは逆回りで、昨年もここで素晴らしい体験をしたが、反時計周りの今回も、晴れると本当に素晴らしい風景が拡がる道だと思った。
 9:30、庶野着。

海岸近くの湿地帯 海には霧が溜まってまぶしい 庶野到着 町はずれの昆布干場

 小さな町をそのまま通過すると、半信半疑だった噂の通行止め箇所が登場。噂通り庶野を出てすぐの所だった。

庶野の町はずれ 黄金道路 基本的には同じ風景が延々50km以上 工事区間登場

 通行可能区間は、崩落した旧道の内側に掘られていた新しいトンネルに設けられていた。そういえば、去年もこの辺りでは、片側通行の崩落復旧工事が絶えなかった。 通行止め信号待ちの列の中に、いかにも地元っぽいおばさんの運転する2t車を運良く見つけた。お願いしようと思っていると、警備員の方が、ちょうど点検用車が向こうまで行くところだから乗せていってくれるとのこと。

道路脇で工事車両の出発待ち 自転車は荷台に横倒し 3km以上のトンネルを抜け、工事区間終了 先の工事車は、折り返しでママチャリ2台を載せて帰って行った ご苦労様である トンネル部分で信号通行規制があるので、来ないときは全く車がいない

 少し待ってから出発した車の中で、今年はじめに旧道にかなり大規模な崩落が起きたこと、応急対策として工事中のトンネルを急遽舗装し、自動車だけは通行可能にしたこと、等を聞いた。トンネルは3.2kmと、この辺りではダントツの長さだった。

青い海 青い空 遠くの岸には霧が 目黒 目黒川 川原では昆布干し

 その先、約50kmの黄金道路では、晴れたり霧が出たり。晴れると、ほとんど垂直に切り立った、ど迫力の巨大な岸壁が荒々しくたくましい。

行く手に霧が迫る でも海上から道まで来ないみたい ニューサイ写真中 海の色は再び切ないほどの紺色に ひたすら巨岩と海、青空が続く 音調津 覆道区間も長い いつか全区間覆道とトンネルになるのか たまに現れる川では昆布干し中

 海の色はいつの間にかエメラルドグリーンに変わっていた。昨日の民宿「藤」のご主人が、「この辺りは暖流と寒流がぶつかる場所なんですよ」と言っていたのを思い出す。

霧と晴れの微妙な均衡 しかし本当に険しい岩が続く 覆道内から海を見る

記 2004.8/21

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Last Update 2004.10/20
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