三股→(道道528)朱鞠内
→(国道275)北星
→(国道239)霧立
→(道道742 途中から#8-2)小平蘂湖
→(道道126)小平
→(国道232)留萌
→(国道231)元阿分
→(道道94)御料峠
(以下#8-3)
→(道道94)妹背牛
→(町道・市道)深川

153km

北海道Tour04 #8-1
2004.8/14 朱鞠内→深川

赤が本日の経路 灰色は昨日までの経路
赤が本日の経路 灰色は昨日までの経路

 翌日晴れの天気予報が信じられない大雨だった昨日だったが、朝目覚めて窓の外を見ると、すかっと透明な美しい夜明けの空が拡がっていた。一気に目が覚めた。

こっち側は雲は多いが明るい空にすがすがしい空気 いきなり切れているワイヤ 環付ダルマ、アーチワイヤの他にも後ろサイドバッグの骨が抜けてよれよれ

 5:30、輪行袋から自転車を出し、組立開始。組み立てる途中で、前泥除けステーの環付ダルマが根っこから折れているのに気付いた。のみならず、前ブレーキのアーチワイヤがボルト固定部分で折れ、ちぎれそうになっている。
 一瞬、ここで旅程終了か、と思ったが、一応いろいろスペアのパーツは持ってきている。落ち着け。

これぐらいでは不安定 ぐるぐる巻きにしてようやく安定 ワイヤも思い切って切断 両側のクランプでワイヤを固定

 結局根っこから折れた環付ダルマはとりあえずベルクロでステーごとフォークに固定。また、前ブレーキアーチワイヤをちぎってそのまま千鳥のクランプで固定、アーチワイヤの短縮分はブレーキレバーのクイックを開けて調整。何とか今日一日だけなら、全く問題無く走れるだろう。
 6:15、朱鞠内蕎麦の花YH発。

クイックは解放 ワイヤ取り回しを少し間違えたがとりあえず応急処置完了 出発 坂を越えて朱鞠内へ この道の下に新しい道を造っていた 湖畔から朱鞠内へは長らく登って下ってがあったがもうすぐそれも解消される 朱鞠内 朱鞠内トンネル 知る人ぞ知る心霊スポット

 しばらく低山の狭い谷間、畑や牧草地や林に下り基調が続く。雨上がり後の澄んだ空気と強烈な朝日で、風景のコントラストは強烈だ。しかし、今までの朝と違い、今朝はとても涼しい。さすがは道北。

広くもなく狭くもなく山も目立たないメリハリのない谷を進む 北星 まもなく国道239合流 周囲は一面ソバ畑

 7:00、添牛内発。これから向かう奥羽幌方面の山々を見渡しながら、添牛内の外れで国道239へ分岐。羽幌方面から道北中央部へ向かう場合、小平からの道道742が通行止めになっていることが多く、一般的にはこの霧立峠経由が唯一のルートとなっていた。

添牛内 まもなく国道275から分岐 国道239 緩い登りで山中へ 鬱蒼とした低山の広葉樹

 いつも美深峠や朱鞠内湖畔から眺める大樹海が広々としているだけあって、静けさの漂う森と、だらだら非常に緩い坂が川沿いに続く。これがダートだと、熊が出そうな林道そのものだが、日中の舗装国道ではさすがに熊の心配はあまり無い。

国道239・道道742・126 霧立峠・霧平峠・小平蘂湖 赤は本日の経路 川に沿って奥へ奥へ
ようやくちょっと斜度が増えてきた

 峠手前で坂が急になることもなく、7:50、意外とあっけなく霧立峠着。ピーク部分で尾根をくるっと巻くタイプの峠である。カーブの少し向こうには峠の碑がある展望所があったが、峠のあっちもこっちもだらだら坂と大樹海の眺めで似たような風景ではある。

霧立峠到着 峠の向こうから稜線を眺める 低いがごつごつで迫力 下側 果てることのない大森林

 振り返ると、稜線部周辺は急に岩山がごつごつと高くなっている。朽ちかけた大木や広葉樹、その間に見え隠れする岩山の地層断面は、なかなかの迫力だ。

下り始めるが… 山の姿はごつごつと迫力満点 ついつい足が止まる 気を取り直して下る

 峠の向こうにも、似たような表情の森とだらだら下りが延々と続いた。やがて現れた青い道路標識に従い、道道742、霧平峠へと向かう。

しばらく下る ようやく分岐の青看板登場 道道742に突入

 通行止めのために来る機会を作らなかったが、奥羽幌の山間というロケーション、霧立峠から小平という意外性、途中の小平蘂湖、しばらく目を付けていたこの道道742だった。分岐のごついゲート、周囲の高く鬱蒼とした茂みに、通行止め期間の長さが伺える。

道道742・126 霧平峠から小平蘂湖、小平へ 赤は本日の経路 再び登りが始まる むわっと蒸し暑い
道は密林のように鬱蒼とした森をゆく

 例によって8時を過ぎて太陽が鋭くなり始めていた。高い茂みの湿気が蒸し暑い。途中には大規模な路盤改修区間があり、これが通行止めの原因だったのかとも思わせられる。

人に止まって逃げない赤とんぼ ちょいと失礼して観察 CaplioG4wのマクロ機能はほんとにスゴイ 複眼の六角形まで写る しばらく逃げてくれなかった ちょっと長めの工事区間 霧平トンネル 上に旧道が見える トンネルを抜ける 相変わらず暑そう

 坂はやはりあいかわらずだらだらで、しかも標高差はたった120m。峠部分のトンネルはすぐに越えてしまった。同じような深い森、尾根まで続くだらだらの緩傾斜、これはこの辺の地形の特徴なのだろう。

下り始める 大した下りじゃないが、ブレーキ無しだとそれなりに速度は上がる 下りが一段落 谷間に降りてきた

記 2004.9/5

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Last Update 2004.10/10
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