北海道Tour04 #3-1
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いつものように4:30起床。窓の外はまだ明るくなってきたばかりのようだったが、一目で雲一つ無い晴天だということがわかった。ここ2年ぐらい天気を理由に踏み込まなかった道東スーパー林道だが、今日は問答無用で突入だ。
この道東スーパー林道は、昭和40年代に全国のスーパー林道計画の中で、道北スーパー林道とともに北海道で2つのスーパー林道として作られた。また、四国の剣山スーパー林道と共に、日本最長級のダート林道として知られている。剣山スーパー林道は途中20kmの舗装区間と国道・町道との併用区間を挟んで全長80km、こっちはまるまるダートの併用区間無しで62.449km(一説には約70km)、ということのようだ。どっちが日本一、ということより、どっちも一度は訪れてみたい道である。
道北スーパー林道は、大まかに言って直線主体、真ん中の加須美峠へ登って下る道だったが、こちらはぐねぐねで8つの名無し峠と9つの谷をつなぐコースだ。幸いほぼ谷ごとに枝線林道が分岐していて、何かまずいことが起これば途中離脱が可能と言えば可能だ。問題は、自転車が全く使えなくなるような致命的メカトラが起こった場合だが…

本図はカシミール3D、国土地理院1/5万地形図、50mメッシュ数値地図により作製しています。
例年の北海道はこの時間だと寒いぐらいなのに、今日もこの山奥でもひたすら快適なくらいの気温である。きっとまた昼には昨日のように暑くなるのだろう。
昨日買っておいた1.5lと500mlのペットボトルに加え、宿の自販機で500mlのペットボトル2本を買っておく。合計3lの水を準備し、6:05、留真温泉発。

すでに空はまぶしいぐらいに明るいが、両側に迫る森に低山が陽射しを遮るため、まだ道には森の涼しさが漂っている。時々見える周囲の山が朝日に照らされてまぶしいのも、気分が盛り上がる。

道は最初からダートだが、砂利は非常に少なく穴ぼこも無く、過去のダートで最上級の通りやすい道だ。これなら補修の下手な舗装道路の方がよほど凸凹である。

留真川に沿って、いつ始まるかいつ始まるかという感じでだらだら登りが続く。留真川は時には森の中へ、時には道の脇までやって来る。昨日のダート峠で心配になったアブだが、昨日ほど多くはないようだ。

だらだら登りはそのまましばらく続き、少し斜度が上がってきたなと思うと、まもなく道が地図通りの線形を描き、そのまま最初の峠を超えた。
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下りだした道から、何とも特徴の無い、それだけにどこまでも果ての無さそうな低山と静かな森が拡がっているのが見える。針葉樹の植林、広葉樹などの自生林や原生林らしい森もみられ、それらが低山を覆い尽くしていた。

谷を遡って最後に稜線を越えた今までの登りとは違い、こちら側の道は山の斜面を巻きながら谷に降りて行く。法面はどうやら止めどない崩壊がゆっくり進んでいるようで、砂利よりは遙かに小さく砂よりは粗い岩の粒が道の山側に溜まり、またそれが道の表面も覆っている。

下ってくると谷間の広葉樹林となる。木漏れ陽と高い下草はなかなか雰囲気が良く、道の状態も相変わらず良好だ。

谷底まで下りきると、チャンベツ川を渡って次の登りが始まる。谷底の森を抜けて。斜面を巻きながら登ってゆくと、やはりさっきと同じように低山森林の展望が拡がる。道の状態はは相変わらず良好だが、剥き出しの岩や崩れっぱなしの山側法面など、さっきのアプローチ部分より多少ワイルドな雰囲気になる。

基本的には視界が通ってはいるが、多少入り組んだ山肌に張り付いて、道はまっすぐだったり曲がったりしながら高度を上げる。坂が厳しくなってふと気付いて振り向くと、改めてけっこうな斜度に驚いたりする。

2つめの峠を越え木々の中を下ると、谷底のチャンベツ林道とヌプキベツ川を横断。すぐにまた登り返しとなった。

すでに8時を過ぎ、気が付くとどうしようもなく暑くなってきている。ここまで水を飲まずに来たが、留真温泉で仕入れた500mlのうちの1本にここで手を付けることにした。気温が高くなって急に身体が水を欲しがりだしていた。貴重な水分、500mlのうち1/3ぐらいが一気に無くなった。
記 2004.8/21