北海道Tour04 #6-2
2004.8/12
陸別→かなやま湖

赤は本日の経路

陸別→(国道242)塩幌→(道道468・88)芽登
→(国道274)上士幌
(以上#6-1)
→(道道337)上音更→(国道274・道道85・593)岩松橋
→(道道718・町道)新内→(国道38)狩勝峠
(以下#6-3) →(国道38)落合→(町道)北落合
→(町道)幾寅→(道道465)かなやま湖畔

176km

狩勝峠 眼下に広がる十勝の大平原

 11:00、上士幌発。道道337で士幌の町とその手前、一昨年転倒した危険な国道274を避け、道道337へ向かう。

上士幌出発 まずは下って登って 上音更 道道337どこまでも一直線の道が続く 下り基調だがここでも向かい風

 緩やかに傾斜する台地を大きなジグザクで横切るので、勢い緩登り・緩下り・緩登りが続く。風景は終始、十勝特有のだだっ広い畑と防風林。少しずつ姿が変わって行く山、僅かなアップダウンや高低差、それに大雑把に変わって行く地名や時々現れる集落(と言っても農家が数軒だけ)が、風景の違いである。

中音更 相変わらず下りではあるが辺りは平原に 再び国道274へ どこまでも続く一直線とアップダウン 広々戸はしているが辺りは農地 無人地帯というわけではない

 上音更から再び国道274に合流。有名な16km信号無しの一直線道路には、道道との分岐にさえ信号がない。薄曇りの空の下、薄日で次第に温度は上がっていた。まあ退屈しない程度に変化がある山々を眺めながら、広くのどかな道をとぼとぼと進む。

山側は牧草地 周囲の風景は退屈しないが道の表情はあまり変わらない でも悪くない道 正面にようやく森が見えてきた あの辺で道が曲がって道道85と合流するはず 道道85 下り基調の道 牧草地に多いアカツメクサ 赤いクローバー 向かい風からも解放 一気にペースが上がる でも疲れ気味(笑)

 やがて国道274が直角に分かれ、然別湖から下ってきた道道85と合流し、登り基調が下りに変わる。上士幌から長い道のりだったが、十勝平野の北部を東西に横断して北西縁の山寄りに到達したのだ。

西瓜幕 山の麓に沿って進む 北の国からで有名になったオオハンゴンソウ 道ばたに群生 十勝から道北でよく見るように思う こんな花 あまありに普通に見られるので有り難みは無い 西上幌内の育成牧場 山の麓の牧草地 晴れると最高の風景 牧場の中の道

 今までの防風林と畑の1本道は、山裾のイレギュラーなカーブを描くアップダウンに変わった。育成牧場の鮮やかな緑の向こう、やはり緑の山が間近に迫る。

牧場は終わったが相変わらず牧草地が続く 今度は麦畑 畑がいろいろ変わるのは十勝の特徴 更にソバ畑 これも北海道には多く見られる 拡がるソバ畑 ちょっと盛りは過ぎたかも 新得町は蕎麦で有名 こんな花 同じくソバの花

 最後に標高差200m以上を一気に下り、十勝川を渡って道道718に合流。

周囲が森っぽくなってきた 下りが始まる 木々の間からちらちら十勝川の谷を見下ろす ダイナミックに一気に谷底へ 岩松橋を渡って道道718へ

 この道の上流はトムラウシ温泉である。トムラウシ温泉の評判は以前からよく聞くが、ひたすら良いという点で一致している。以前から一度訪問せねばと思っているのだが、すでに14時前。今日もとりあえずそちらへは向かえない。

屈足でT大生集団登場 あと1丘陵アップダウンがある 登り切ると上佐幌の牧草地

 狩勝峠への国道38に合流するまで、あと一つ丘がある。めぼしい丘越えの道を目指し、十勝川の谷の狭い平野を下ると、前方に学生ツーリスト集団を発見。10人以上となかなか大所帯である。話しかけると、この先国道38号で狩勝峠へ向かうとのこと。

上佐幌 ソバ畑と牧草地の丘 下りきって国道38に合流 次は狩勝峠 国道38 新内のだらだら登り

 その学生集団は、丘を越えたところで一旦別の方向へ消えていった。が、こちらがショートカットして、国道38道ばたのソフトクリームを仕入れている間に別経路を進んだらしく、果たして「狩勝峠1合目」の看板が始まる新内で、再び後方に登場。そのうち群を抜いて速いらしい2人が、突如ヒルクライムモードに突入。学生ツーリング仕様のてんこ盛り積載なのに、200mぐらい先行した私をあっと言う間に追い抜き、あっと言う間に前方へ消えていった。

上佐幌から狩勝峠へ 道道718・町道・国道38 赤は本日の経路 新得の牧草地への展望が広々
山に張り付いてトラバースでだらだら登る道

 狩勝峠への登りは、幅が広く、見通しのいいだらだら登りが続く。新内を過ぎた辺りで既に峠までの道が見渡せ、もう少し登ると更に新得西側の丘陵地も見渡せる。が、いかんせん道幅が広すぎて、全然峠という気分ではない。

交通量が多い 道も延々とだだっ広い 峠の雰囲気には欠ける 峠手前のスノーシェッド

 15:10、狩勝峠着。十勝方面へ見晴らしが良い展望台は混雑しているので、展望台の下で一休みする。こちらも十分十勝の見晴らしが良く、昔から人気の展望スポットである。

峠の看板 クリックで看板を拡大表示します 新得方面、その向こうの十勝の展望 国道38自体はイマイチな道だがこの風景は昔から変わらない 「ドライブインあくつ」、展望台が展開する峠の風景

 薄曇りの空に消えてゆく十勝の大平原を眺めたり、GPSログをカシオペアに移したりしながら、先の先着した学生さん2人と後続の本隊が到着するまで少しおしゃべり。某T大学の夏合宿ツーリングとのことで、明後日十勝岳温泉で解散らしい。今日はあと約40km、山部のキャンプ場を目指すとのこと。
 最近自転車も少なくなったが、こういう出会いも夏の北海道らしい。

記 2004.9/3

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Last Update 2004.10/10
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