北海道Tour04
#2-2
2004.8/8
様似→留真温泉

赤が本日の経路

様似→(国道336)えりも→
(道道34)庶野→(国道336)広尾
(以上#2-1)
→(道道1037・501・国道336)美成→(道道657)忠類
→(道道15)幕別→(国道242・道道73)池田
→(道道236・974・56)留真→(道道947)留真温泉
206km

百人浜 霧が急に晴れた 空の青と地面の緑 遠くには日高山脈

美幌 広尾間近 広尾の町中

 10:50、広尾着。セイコーマートで補給にする。涼しい海岸沿いから高台の広尾の町に上がると、もちろん霧は跡形もなく完全に晴れ、まあ予想通りに気温は恐ろしく上がっていた。
 あまり長居しないようにと思っても、すぐ時間が経ってしまい、11:20、広尾発。

セイコー^マートで休憩 国道336の工事現場 海でも陸地も工事中 道道1037

 町外れで国道336はまたもや通行止めになっていて、大規模に舗装工事を行っていた。今回は最初からここで道道1037に入り込む予定だったので、とりあえず関係は無い。

牧草地を抜けると海岸低木帯の1本道になる 野塚川 間近に太平洋が 野塚川 山側を望む 川原の表情は荒々しい カラマツ林の1本道 カラマツ 振り返ると日高山脈

 十勝平野の一番海寄りの道、道道1037では、今まで海と岩とコンクリートのスノーシェッドだけだった周囲が、一気に輝く緑に変わった。牧草地、森林、川、程良いアップダウンと風景がころころ変わって楽しく、ギーギーとエゾゼミの声も目新しい。前回広尾方面から十勝へ向かったのは98年春だったが、その時にはまだこの道道1037はできていなかったはずだ。

また牧草地 周囲はころころ変わる 基本的には海岸沿いの低地 拡がる樹木帯 1本道が続く 紋別川 太平洋が見える 紋別川 やはり石だらけの川原

 特に途中で野塚川、紋別川を河口近くで渡るが、鬱蒼とした川原の森に澄んだ水、去年の水害の痕跡も所々で見られ、なかなか見物だった。川で右側の森が切れると、かなり近くに今まで意識していなかった太平洋も見えて、改めて地図を思い出す。

道道501 国道336と再合流 十勝の一番海際の平野部をゆく 歴船川 大樹から流れてくる 芽武 湿地帯のアップダウンが始まる でも比較的緩やか

 国道336、通称ナウマン道路でも、芽武の牧草地、美成までの湿地帯と森林等、ナウマン道路のナウマン道路らしい雰囲気が集中的に入れ替わる区間で、短い経由だったがなかなか楽しめた。

美成から道道657へ 森の中の1本道が続く
次第に日陰も少なく、暑い道

 道道657も牧草地と森の丘陵を抜ける道だったが、そろそろ十勝の内陸に入りつつあり、ちょっとした日陰ぐらいではどうしようもないほど暑くなってきていた。

周囲は牧草地と森の中 ゆるめのアップダウンで登り基調 木陰が全くなくなる つらい 暑かろうと何だろうと牧草地が続く 台地を降りる 電線にカラスの大群が 北海道では時々見かける 忠類到着

 13:20、忠類着。そのまま今度は道道15で、一目散に北上、池田の少し西の幕別を目指す。

忠類から道道15へ 山際の谷間の道 集落が断続 集落が途切れると森 農耕重機回送中 だらだら坂を登り切ると十勝の典型的な風景が拡がる

 しばらく続く谷間の森林は涼しく、登り基調ではあったが随分助かったように思う。しかし、10kmほど進んだ駒畠手前でピークを過ぎてから十勝の農村風景が拡がると、再び暑くて仕方無くなった。まず確実に32、3℃ぐらいあるだろうと思っていたら、この日帯広では34℃を越えたとのこと。

様々な畑の間 1本道が続く 甜菜畑 時々集落が登場 広々 十勝の風景 牧草地 ロールが 台地端の傾斜地は森

 じりじりと暑くはあったが、十勝らしい防風林のグリッドに囲まれた小麦、ジャガイモ、甜菜、トウキビ等の野菜畑、そして牧草地と、ただでさえ風景は表情豊かで、強烈な太陽光線の中で強烈になった色彩のコントラストは高く、ぼんやりとした頭で印象的な風景の中をだらだらと下っていった。

少し森が続く 有り難い木陰の道 糠内 幕別まであと少し もう大分十勝平野の下手の雰囲気 幕別 国道38の交差点 国道238 まもなく利別

 前方に現れた幕別の町で国道38に合流。すぐに国道242に分岐し、十勝川を渡って15:50、利別着。池田にはセイコーマートが無いので、明日のおにぎりを仕入れ、いろいろ補給を行う。水を500ml程一気飲みしたら、汗が一気に吹き出てきた。まだ国道周辺は暑かったが、これでだいぶ頭がはっきりしてきたと思う。
 16:20、利別発。

池田到着 十勝川 道道236 畑の中の静かな道

 池田からは道道236に移り、そろそろ赤い光に染まり始めた畑の中を進む。あまり広くない谷間はもう涼しい風が吹き始めていて、だいぶ身体が楽になっていた。

谷間の畑の1本道 道道974へ分岐 少しずつ登り始める

 道道974へ入ると、留真へのダート峠越えになる。ダートに入ると、昨日の道道ダートと同じくしつっこいゴマフアブが大量に寄ってくる。

ダート区間突入 熊に注意の看板がシャレになってない アブが写真に写らないのが残念なぐらいアブが多い まもなくダート区間終了

 あまりに多いゴマフアブに、止まられたぐらいではあまり気にならなくなったぐらいのところでようやく峠を越え、あとはそのまま下りきる。

道道56に合流 留真温泉へ分岐 留真温泉到着

 2001年に浦幌から遡った道道56から看板の通りに道道947に入り込み、18:15、留真温泉着。前回通ったときには、まさかこんな山奥の温泉なんか泊まる機会はないだろうと考えたものだったが、何しろ明日は道東スーパー林道なのだ。留真温泉の入口から始まって奥へと続くダートと、「道東林道」の看板を眺めながら、ちょっと緊張した。

ここから道東スーパー林道 ダート区間開始 留真温泉 古びた建物だが地元では人気があるらしい 実は翌朝撮影

 汗で全身べとべとだったが、到着したらとりあえず食事にしてくれとのことで、まず夕食を先行。食事は骨付きソーセージ、野菜等、十勝オールスターズ。なかなかいける。有名らしいトマトのフライも食べることができた。
 温泉は湯加減程々、泉質は硫黄臭漂うぬるぬるで、洗い流しのお湯もぬるぬる。シャンプーが落ちたかどうか全くわからない。その後部屋で寝ようとしたが、このところの暑さのせいか室内がとにかくやたらと暑い。この辺は普段は夏でも寒いぐらいなので、あまり風通しのことなんか考えて建物を造っていないのだ。仕方ないので、一つだけ倉庫に残っていた埃だらけの扇風機を借りて寝た。

記 2004.8/21

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Last Update 2004.10/21
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